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【2023年JCSシニア6-2完走】チオンジェン入りロストギラティナ〈スノーハザード/クレイバースト環境〉

初めまして。ケンです。今回はJCSで6-2という結果を出すことができた珍横浜育成委員会式ロスギラについて書こうと思います。全文無料にするので、是非最後まで見ていってください!初めてのnoteで至らない点などあると思いますが、ご了承ください。

https://twitter.com/Keeeeeen_pokeca/status/1667486242806845446?s=20


1、環境考察とデッキ選択理由

直近の分布図はこちらです。おすぎさんのものを参考にさせていただきました。

※マッチング的にはサーナイトに2回、ロストに2回、ルギアに1回、その他に3回くらいの割合かなと勝手に思っていました。

(シニア環境はなぜかミュウやロストカイオーガが多いイメージがあります)

多種多様なデッキが活躍してる環境ですよね。この環境ではどのデッキにも不利を取らないデッキというのは中々限られてくると思います。そこで、白ルギア以外は五分以上は取れているだろうと考えていたロストギラティナを使おうと思いました。

2、当日の使用リスト

こちらが今回の使用リストです。

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3、採用カード解説

ギラティナvstar 3枚
このデッキのメインアタッカーです。2体使う試合が多いことと、ロストデッキであり、ハイパーボールを入れていないため素引きしなければいけないので3枚採用です。

ギラティナv  3枚
ネストボールに枠を譲り3枚。詳しくはネストボールの方に書きます。

チオンジェンex  1枚

逃げエネ重すぎだろ

白ルギア戦で活躍するカードです。イメージとしてはお手軽強化版手裏剣マインです。白ルギア戦、相手はカビゴンを複数体押し付けてきて、そいつをロストインパクトで倒しているとエネが足りなくて負けてしまいます。ひきさくで倒してもいいのですが、そうすると返しにルギアvstarでギラティナを取られてしまうので安定した勝率は確保出来ないと考えました。そこで、チオンジェンを入れることによって、エネを減らさずにそれなりのダメージを与えることができ、ストームダイブを耐えることができます。ボスを使わずにイキリンコやネオラントを取れます。また、ミュウ戦では最終ターンにvmaxを押しつけられながら手札干渉をされた時に、チオンジェンを育てておけばベンチにダメージを飛ばして勝てたりもします。また、前がやられてもチオンジェンが擬似ギラティナになれる点や、たねポケモンでそれなりのダメージを飛ばせる点も魅力です。ミュウやルギア戦以外でも使う場面がたまーにあるので選択肢として頭に入れておきましょう。ルギアへの対策として他にあるのはライコウvなどですが、その他の対面で役割が持てないことや、雷エネを採用しなくてはいけないことから今回はチオンジェンを選択しました。エンテイvは諸説あります。もう少し試してみる価値はありそうです。チオンジェン入れてると話のネタになります。

キュワワー  4枚
一般的な採用枚数だと思います。3枚でも足りるっちゃ足りますが、スタートしたいので4枚です。

ウッウ  1枚
序盤に1回使えればいいということで、1枚採用です。ロストバレットなどの対面では2枚欲しいなと思うことはあります。

ヤミラミ  2枚
これ以上は減らせませんが、3枚はいらないので、2枚採用です。こちらも一般的な採用枚数だと思います。

ミカルゲ  1枚
白ルギア戦のアヤシシを止めるための1枚です。フロンティアロードを止めさえすれば、必ずチオンジェンが耐えてくれるので、チオンジェンで技を2回打つことができます。このカードがなければチオンジェンが輝きません。チオンジェンの引き立て役です。また、ミュウ対面でもかなりの活躍をしてくれます。

マナフィ  1枚
必須枠です。キュワワーをベンチ狙撃から守ってくれます。パオジアンやロスバレ対面で重宝します。

ゲッコウガ  1枚
隠し札最強です。単純にドロー枚数を増やしてくれます。エネルギーを捨てていいかどうかはその都度考えないといけません。一応月光手裏剣を打つこともできますが、今回は水エネを2枚採用に留めていますので、あまり現実的ではないと思っています。

バトルvipパス  4枚
最初のターンにかなりドロー枚数を増やすことができるデッキなので、かなり高確率でバトルvipパスを宣言することができます。また、使わなかったvipパスは花選びやアクロマの実験でロストすることができるので、相性いいです。最初の番にキュワワーを置いたり、ギラティナを置いたりするために使います。4枚必須だと思っています。

ネストボール  4枚
一般のギラティナより気持ち多めの採用枚数です。主な採用理由はギラティナvの4枚目の代わりです。ギラティナvの4枚目を入れたとしても結局ロストに送ってしまうことや、トラッシュにいったギラティナvを釣竿で戻すことができることからネストボール4枚目を採用しました。また、ロストミラーでヤミラミをベンチに出すことが楽になったり、1ターン目の盤面がより強くしやすくしたりもできます。キュワワースタートの確率も上がります。

ミラージュゲート  4枚
この枚数しかないです。絶対に減らせません。

入れ替えカート  3枚
ロストミラーで重宝するカードです。キュワワーを回してロストゾーンを増やしたり、キュワワーに乗ったダメカンを取り除いたりすることができます。

穴抜けのひも 2枚
前のギラティナvstarを下げたり、相手の前の高耐久ポケモンをどかしたりと何気に便利なカードです。もちろん花選びの試行回数を増やすこともできます。入れ替え札をこれ以上削るのはやめた方がいいと思っています。

すごい釣竿 2枚
エネルギーが枯渇するのを防いでくれる1枚です。ギラティナvstarを戻すことで引ける確率を上げたり、ロストマインやおとぼけスピットを繰り返し使えるようにしたりすることもできます。

アクロマの実験 4枚
このカードのおかげでデッキが成り立ってます。ロストゾーンを1枚で2枚肥やせるので、超強力なカードです。妥協せずに4枚入れましょう。

ナンジャモ 2枚
手札干渉ができる札です。色々な場面で活躍します。特にロストミラーでは、1歩早めに手札干渉できる札(ツツジと比べて)として使ったりもできます。また、後攻1ターン目の展開やアビスシークの再現性を上げてくれるカードでもあります。

ツツジ 1枚
ナンジャモと同じく手札干渉できる札です。このカードは自分の手札も増やせるので終盤に使えるとめちゃくちゃ強いです。序盤でも使えるナンジャモに枠を譲って1枚採用にしました。

頂への雪道 2枚
サーナイト戦やミュウ戦で活躍するカードです。本当は3枚目が欲しいんですが、枠がないため妥協して2枚です。

ジェットエネルギー 3枚
キュワワーを前に出して花選び→逃げるまで1枚でできる有能カードです。ギラティナに手張りしながら前に出したりもできて、シンプルにめちゃくちゃ強いカードなので3枚採用です。

基本超エネルギー 4枚
これくらいないとダメです。ロストマイン打たないといけないので。

基本草エネルギー 4枚
一般的なロストギラティナには3枚しか入ってないことが多いんですが、今回のデッキではチオンジェンを起動させないといけず、再現性確保のために4枚採用にしました。

基本水エネルギー 2枚
結局ロストだと知られた時点でマナフィを置いてくるので、月光手裏剣を打てるようにする重要性はあまり高くないと考えました。マナフィを置き損ねたデッキに対して手裏剣を打てると強いのですが、それよりはデッキ自体の再現性を高めようという方向です。また、エネルギーが2色だとミラージュゲートとの噛み合いが悪いので、2枚は採用しました。手裏剣狙えるなら狙ってもいいと思います。

4、不採用カードの解説

ポケギア3.0
枠がなかったというのが一番大きな理由ですが、今の環境だとアビスシークを打たせてもらえる対面が多く、アクロマを毎ターン打つのではなくナンジャモを打ってもロストが間に合うことが多かったので不採用としました。あれば強いカードです。

ヒスイのヘビーボール 
強いカードではあるんですが、拾えるかわからない点や、狙ったものを拾えないところから、今回はネストボール4枚目にしました。サイド落ちで著しく勝率が下がるカード(主にマナフィ、ミカルゲ)は使わない対面がほとんどで、無視していい確率だと考えました。ギラティナv2落ちも流石にしないだろって感じでした。

こだわりベルト
今の環境で役割があるのはミュウvmaxとルギアとアルセウスだと思っていて、ルギアはチオンジェンで、残りの2デッキは元からそれなりの勝率は確保されていると考え、今回は不採用にしました。ルギア対面はベルトよりもチオンジェンの方が勝率アップに貢献できると思っています。結局ベルトは引くハードルも高いので。

ロストスイーパー
ロストを肥やすのを加速してくれたり、相手の道具を破壊したり、手札が山に戻る前に圧縮したりなど様々な役割があるカードですが、結局引けなきゃ意味がないということでご都合主義的なカードと考え、他に枠を回しました。あると強いカードNo.1だと思います。

5、当日のマッチング

1戦目vsサーナイト 2-6負け(後攻)

超事故りました。そして後2アビスシーク+ナンジャモの返しにキルリア2体進化されてアルカナシャインサーナイトで返されました。雪道ツツジは決まったんですが、作業員で解決され、流石に間に合わず負けました。プレミは特になかったと思います。

2戦目vs白ルギア 6-1勝ち(後攻)

相手の事故と自分のぶん回りが相まって楽に勝つことができました。後1で前のカビゴン+ルギアvしか出してこなかったので、キュワワー3枚目を出してあな抜けロストインパクトでルギアvを取って、ズルズル勝ちました。白ルギアのためにチオンジェンを採用したんですが、使うまでもなかったです。

3戦目vsパオジアン 6-5勝ち(後攻)

相手のセグレイブが2枚サイド落ちしていていました。僕目線それはわからなかったのですが、相手がセグレイブ1体しか立ててこなかったので、ギラティナをワンパンされることを嫌ってボスでセグレイブを取りました。その動きによりめちゃくちゃギラティナが耐え、余裕を持って勝ちました。

4戦目vsミュウvmax 6-1勝ち(後攻)

超有利対面です。後1の動きがかなり強く、アクロマを打ちながらミカルゲを出し、ロスト4枚まで溜まっていました。チオンジェンが白ルギア戦以外で唯一活躍する可能性のある対面でしたが、ミカルゲで上手いこと止まってくれたので使わずに勝てました。盤面には出してました。ミカルゲ強い

5戦目vsインテラオス 3-6負け(先攻)

ギラティナvが2枚サイド落ちしました。ヒスイのヘビーボールやギラティナv4枚目を採用していない構築で、サイドを取った時にすぐにギラティナvを拾える確証がなかったので、アビスシークをせずに、渋々キュワワーを複数体並べてロストを増やしていったんですが、そこを上手いことヨガループされ、巨大連撃され、という風に試合が進んでいき、間に合わずに負けました。本当に勝ち筋皆無の状態で負けたので、もうちょっとやりようはあったかなーって試合後に思いましたが、、。仕方のない負けだったと思います。この対面は全く練習していなかったので、手探りでプレイしてしまったのも負けの原因かもしれません。

6戦目vsサーナイト 6-4勝ち(先攻)

捲って勝ちました。終盤の雪道の刺さりがめちゃくちゃよくて、数ターン貰えたのが大きかったです。初動はあまり強くなかったので、雪道のおかげで勝てたと言っても過言ではないです。特に言うことはありません。

7戦目vsロストギラティナ 6-4勝ち(先攻)

こっちが相手より先にボスが打てたので、そこでサイド差をつけることができて、順当に殴って勝てました。なぜかバグってツツジもこっちが先に打てました。結構余裕持って勝ちました。

8戦目vsミュウvmax 6-5勝ち(先攻)

今回のjcsで一番事故りました。相手がミュウだというのはスタートのポケモンでわかってたのですが、先1で前ゲッコウガ、裏にギラティナ1体しか置けず、そのギラティナを後1穴抜けメロディアスエコー(ベルト付き)でぶっ飛ばされ、その次にかろうじてアクロマから多少展開できたのですがその展開も十分ではなく、雪道も出したんですが解決され、1体しか出せなかったギラティナvをボスで食われました。ミュウってつえーってなりました。ですが後ろのミュウは進化できていなかったので次のターンにスピットでメロエッタを飛ばしながら雪道ナンジャモをしました。そしたらめちゃくちゃ止まってもらえて、なんとか5-3まで(vstarパワー残った状態で)巻き返すことができました。そこで、前のギラティナが落ちるor裏を呼ばれたら負け、落とされなければボスで勝ちの盤面になったんですが、穴抜けを打たれ、絶望しながらチオンジェンを差し出しました。ですが、そのチオンジェンがタブレット+ダブルターボ込みのテクノバスターを1発耐えてくれた(ギラティナvだと耐えれなかった)ので勝ちました。チオンジェンが今回のjcsで唯一活躍しました。

結果的に今回のJCSでチオンジェンだから勝てたという試合はありませんでしたが、縛りながらのベンチ狙撃で爆速でサイドを進められる(マインと比べ速い)ことから、勝率0%の盤面から勝ち筋を追えるという点でも強いカードだと思っています。構築段階でどこに重きを置くかによって変わってくると思います。

6、各対面の戦い方

①サーナイト 微有利

雪道手札干渉で勝負します。序盤は全力でロストを肥やして、ロストマインでキルリアやアルカナシャインサーナイトなどのシステムポケモンを倒しておきます。サーナイトexは結局スターレクイエムで倒すのでロストインパクトで取れるようにはしなくて大丈夫です。ボススターレクイエムでサーナイトexを倒し、あとは雪道ツツジ(orナンジャモ)をして止まるかどうかです。結構1ターンくらいは止まってもらえることが多いです。止まらなかったら相手の回りが強かったと割り切りましょう。

②ロストギラティナ(ミラー) 五分

先にボスを打てた方が有利です。ボスは必ずキープしましょう。先にボスを打たれてしまった場合は、ツツジやナンジャモで止まってくれることを祈りましょう。また、それは相手も狙ってくるので、手札干渉を打たれてもいい盤面作りをしておくことが大事です。それをした上で止まることもありますが、それはしょうがないです。

③白ルギア 微有利〜五分

チオンジェンのおかげで微有利くらいまでは取れてるかなーと思います。先攻2ターン目に雪道を出して、後2のアッセンブルスターの妨害を狙います。ミカルゲはネオラントも止められるので、かなり妨害に貢献してくれます。手札干渉を喰らう可能性もあるため、なるべく早く出した方がいいです。先3でルギアをボスインパクトで取ることを目指せるなら目指します。一番強いです。また、相手のだいたいのルギアはカビゴンがら入り、ルギアは2体立てるものとして考えています。そのため、構築段階からそれを前提としたプランニングをしています。噛み合いやエネの総数によってルギアから入ることも多々あると思うので、そちらの場合の戦い方も書いておくことにします。

この対面はいくつかのパターンに分けて解説します。

⑴ルギア側がイキリンコまたはネオラントを使い、カビゴンから入った時
この場合はチオンジェンが大活躍します。目指すのは、ロストインパクトで1枚(カビゴン)、スターレクイエムで2枚(ルギアvstar)、チオンジェンで3枚(カビゴンorアーケオス+ネオラントorイキリンコ)のプランです。チオンジェンのプランがバレて2ターン目にルギアで殴ってこられたりすると渋いのでカビゴンで殴られてからチオンジェンは見せましょう。

⑵イキリンコまたはネオラントを使い、ルギアから入った時
前のルギアvstarをロストインパクトで落とすこともできず、スターレクイエムもできないという状況になります。その場合は、おとぼけスピットで一回刻みます。次のターンのロストインパクトで倒していきましょう。前が逃げなかった場合のサイドプランは、⑴と同じです。逃げられた場合はカビゴンにレクイエムが当てられないので少し面倒になります。エネの総数と相談してどれだけインパクトを打つ余裕があるかを考えます。エネが足りなそうであれば、ここでボスが要求されたりもします。一応ボスは残しておくようにしましょう。ここを乗り越えたなら後はおとぼけスピットを打ったルギアvstarとネオラントorイキリンコにチオンジェンを当ててサイド4枚取りましょう。崩スタはめちゃくちゃキツいです。うまく使われたら負けレベル。

⑶イキリンコまたはネオラントを使われなかった場合
この場合はギラティナを2回使います。まずギラティナvstarでサイドを3枚取ります。ここまでは同じです。ここから、チオンジェンでサイドを2枚、ギラティナ2体目で1枚という流れで取っていきます。この戦い方エネルギーに余裕がなく、特に草エネルギーは普通に足りなくなるのですごい釣竿をしっかり使えるプレイングを心がけましょう。また、相手のサイドが5枚になってから手札干渉してチオンジェンを突っ込むのもプランの1つです。ルギアvstarを取れるので"ボスを打たれなければ勝ち"という盤面を作れます。JCS終わった後ですが、水エネ2枚目より、草エネ5枚目の方が重要度高かったかなーって思いました。もちろん一長一短ではあるんですが。

⑷チオンジェン無双プラン
ギラティナでサイド2を取り(カビゴン2体)、ロストマインでルギアvstarに4点ずつ撒いておきます。その2体は相手のサイドが2枚の状況の時であればチオンジェンの狙撃で倒せるので、その方法で取り切りましょう。チオンジェンが先殴りされると厳しいため、裏のギラティナは一応置いておくようにしましょう。この場合もエネが余裕ではないのでエネルギー管理を怠らないようにしましょう。

⑸相手が下振れた時のプラン
相手が2ターン目のアッセンブルを宣言できずに風読みしてきた場合(ドッスングースカが打てず)、そのルギアをインパクトで飛ばすことができればエネが枯渇することなく勝てます。チオンジェンは強いカードなので出しといて損はないです。チオンジェンの弱いところは序盤の火力不足ですが、ギラティナを取られればチオンジェンが十分な火力が出ますし、チオンジェンが呼ばれた場合はギラティナが生き残るのでそれはそれでという感じです。どっすんグースカが打てているなら2ターン目のアッセンブルとなんら変わりありません。

この対面は相手が100%で戦えないことが結構多いので、意外と余裕を持って勝てる時があります。相手がしっかり回っても、適宜雪道などで妨害しながら、チオンジェンで1ターン耐えたりし、こっちは遅れないようにしっかり攻撃していけるようにすれば捲ることも十分狙えます。相手の動きによってプレイを変える必要があるので、型に囚われず、勝ち筋を追い続けるようにしましょう。

④ロストバレット 五分

普通のロストギラティナと戦い方は同じです。ロストバレットにギラティナの選択肢が増えたと考えましょう。入れ替えカートで2枚取りを防いだり、アビスシークとロストインパクトでロストを爆速で肥やして最速マインしたりします。このデッキはナンジャモ×2+ツツジ×1で入っているので、相手のサイドが4枚の状態から手札干渉を狙うこともできます。ヤミラミはいつでも使える盤面ベンチ枠やネストボールの数など)にしておかないと、ロストマインで撒かれ続けて手札干渉すら打てずに負けてしまうことがあるので、ヤミラミの分のベンチ枠は空けておくようにしましょう。また、中盤は相手にツツジやヤミラミを使わせないためにあえてサイドを取らないように撒いたり、もう使うことがないであろう相手のポケモンを生き残らせたりもします。

⑤アルセウスギラティナ 微有利

雪道ジャッジを乗り越えられるかの勝負です。乗り越えれば勝ち、止まれば負け濃厚です。先2の雪道で妨害して相手の手札干渉をしょぼくしましょう。もし、サイドレースで負けてしまっても、ボスビーダル縛りからのチオンジェンというプランが取れたりもします(止まる前提ですが)。なんだかんだ微有利くらいはあると思います。アルセウスギラティナは雪道を破壊する手段があまり入っていなく、雪道を出してスターバースを止めるだけで1ターン貰えたりします。貰えないにしてもジャッジまで打てないことが多くなるので雪道は積極的に出すようにしましょう。この構築はツツジ2ではなく、ナンジャモを2枚入れているのでジャッジ後の当たり札はそれなりに多いです。

⑥ミュウvmax 有利

超有利対面だと思っています。ミカルゲで上手い具合に妨害しながら戦いましょう。雪道まで出せるとよりいいです。チオンジェンがいるので、序盤にボスで無理にゲノセクトvを取る必要はありません。基本的なプランは1-3-2です。ミュウvmaxにレクイエムを当てます。ロストインパクト→ロストマインでミュウvmaxを取ったりと、取れるプランを取れば大丈夫です。JCS前の練習と本番で10戦くらいやりましたが、まだ1回も負けていません。

コラム:先手後手問題について

僕はJCS本番、先攻を取ることにしました。ですが、直前までめちゃくちゃ迷ってました。ここでは、先攻を取ることにした理由と、双方のメリット・デメリットについて話そうと思います。

アッセンブルスターへの妨害
相手に後攻を取らせてしまうと、相手目線2ターン目に殴り出すハードルがかなり低くなります。後1でサポートが使えるという点や、こちら側が先1でミカルゲを置きにいきずらいという点からです。これを見ると、後攻を取りにいった方がいいような気もします。

後2インパクトの再現性
後攻を取ることの1番の魅力は、2ターン目にロストインパクトが打てるという点です。試合全体のこちら側のスピードを高めることができます。しかし、ロストスイーパーが入っていない今の構築での後2インパクトの要求は、アクロマ×2+キュワワー×3のようにロストを肥やしながら、ミラージュゲートやギラティナvstarまでアクセスしなければなりません。はっきり言って全く簡単ではありません。アクロマを2ターン連続で使えてる時点でめちゃくちゃ上振れてます。あと、普通に先3で着実にロストインパクトを打っても強いです。このことから、後2でのロストインパクト狙いで後攻を取るのは得策ではないと考えました。

アルセウスの多さ
アルセウスは後攻だと弱い!は確かなんですが、今回はそこじゃないです。こっちが先攻を取ることで、相手の殴り出しまでに2ターンもらうことができます。この2ターンで雪道を引ければ相手の2ターン目の妨害の質が著しく下がるのです。雪道を2ターン目までに出すハードルも言うほど高くなく、出せた時が強いのでこの点では先攻を取るべきかなと思いました

アビスシークの価値
1ターン目のアビスシークも後攻ならではです。しかし、今の環境アビスシークが打ちやすくなったとはいえ、まだまだ打てない対面もたくさんあります。そして、アビスシークは花選び2回とほぼ同じことをしています。つまり、先攻でキュワワー前にして返せば、実質アビスシークしたようなロストの枚数になるのです。この点から後1アビスシークの価値はそれほど高くないと考えました。

先攻では種切れしてしまうのではないか問題
確率はそんなに高くないですが、確かに2体目のポケモンが置けないことはあります。しかし、後1で前を倒される対面が少なく、ミュウとロストくらいしかないです。“2体目のポケモンを置けず、かつミュウやロストに当たり、じゃんけんに勝って先攻を取れる”という確率は、無視していいレベルだと思うので、今回はそこまでは考慮しませんでした。

7、最後に

最後まで読んでいただき、ありがとうございます。正直僕自身デッキに対する理解度があまり高くなくて、ミスなどあるかもしれないので、あったらDMで教えて頂けるとありがたいです。投げ銭してくれると僕が喜びます。ちなみに僕がもう1回JCS出るとしたらチオンジェンは入れないと思います。

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