【マーケット考察】2022.3.29

米国株式相場は、3営業日続伸。優良株で構成するダウ工業株30種平均は一時300ドル超下落したものの、前営業日終値比94.65ドル高の3万4955.89ドルで終了。ハイテク株中心のナスダック総合指数は185.60ポイント高の1万4354.90で引けました。テスラの株式分割を好感したナスダックが相場を牽引しました。ニューヨーク証券取引所の出来高は前営業日比1477万株減の9億0235万株。

新型コロナウイルスの感染が広がる中国・上海市の東半分で28日、事実上のロックダウン(都市封鎖)が導入されたのを受け、原油需要が減退するとの警戒感が広がり、原油相場が約7%急落しました。

エネルギー株が売り込まれ、相場全体の重しとなったほか、ウクライナとロシアの停戦交渉をめぐる不透明感も根強く、朝方からダウは軟調に推移。ほぼ終日マイナス圏で推移しましたが、長期金利の上昇一服を眺めてハイテク株が買われる中、引け際にプラス圏に浮上しました。

昨日発表された経済指標は影響力のある指標ではないですが、卸売在庫は予想以上に増し、製造業指数は予想より鈍化している点から経済状況が必ずしも良くない兆候を表しているような数字でした。
・2月 #卸売在庫速報値 :前月比+2.1%(予想:+1.0%、1月:+1.1%←+0.8%)
・3月 #ダラス連銀製造業景況指数 :8.7(予想:10.0、2月:14.0)

米国債相場は上昇し、10年物米国債利回りは2.42%まで低下したことからドルは軟調。ドル・円は123円65-70銭でもみ合い。ユーロ・ドルは1.0946ドルから1.0973ドルまで反発しました。昨日の焦点はなんと言ってもドル円の急騰。しかし昨日の日銀オペレーションを見る限り、10%の円安効果がGDPを1%押し上げるという日銀のスタンスに揺らぎはなさそうです。但し、このスピード感での円安は政治問題化しやすいと言えます。インフレという切り口で円安が現政権の支持率にマイナス影響を与え始める可能性があるからです。それらを狙った直近の投機筋主導の動きからの円安スピード加熱がそれを証明しています。

市場ではFRBの積極利上げへの期待が高まっており、5月、6月に2回、0.50%の大幅利上げを実施するとの見方も出ています。但し、株式市場はすでにそれを織り込んでおり、最近の米国債利回りの上昇もそれを反映していると言えます。一方、景気への影響を不安視する動きが出ているものの、足元の米経済は健全な兆候が示されていることで、現状は安心感があると思われているのが優勢です。

米国債市場で、3年債や5年債と10年債利回りが逆転しています。一時30年債との利回りが逆転する場面も見られました。長短の #逆イールドカーブ ですが、景気後退( #リセッション ) を示唆する動きとも捉えられています。

つまり、短期的には高インフレ対策としてFRBは金融引き締めに躍起になっていますが、長期的に見た場合、、、、、、、、

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