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腱引きに使う武術的な身体操作。

…………と書くとなんか凄そうだけど、個人的には武術のと言うより、身体の構造的にこういう動きをしたらいいんじゃないか? 位に考えてます。
一番は頭が前のめりにならないようにする事。
過剰に前のめりになると脳みそは身体が倒れないように身体の色んな箇所を緊張させてしまいます。
全体的に身体の態勢に丸みがあればそんなに問題はないですが、大概は腕股関節や腰から折れ曲がり、動物で言う所の前足、すなわち両腕で身体を支えようとします。(実際に地面に着かなくても)
腕に身体を支えるように持っていきたい姿勢をコントロールする脳みその部分と、相手を操作するのに使いたい脳みその部分がせめぎ合います。
結論から言うと姿勢をコントロールする側が勝ちます。身体を緊張させるのが勝ちます。
その状態で施術してもやる側受ける側両方にデメリットが生まれます。

よく腕を脱力してとか言いますけど、頭が前のめりだと自分の実感ほど脱力はしません。姿勢保持のために裏で緊張をしています。
頭を立たせるのに必要なのが胸郭のポジションというか使い方になります。
これがおかしいとどんだけ頭の位置を意識して調整しても前に倒れてきます。
この前もYouTubeでこの手のくだりがあって、頭を持ってポジション直されてるのを見たけど、頭よりも胸郭でやらないと中々定着はしないと思う。そもそも胸郭の形との釣り合いで頭は立つわけですから。頭から立てても胸郭が変だとキープ出来ない。
よく武術でうなじ伸ばせとか頭を高くとかやるんだけど、胸郭の操作がありきだという部分をおろそかにしてはならないと思います。構造的に三角なんで←これでわかる人はガチで変態だと思う。
ちゃんとよい位置にあって、そこから伸ばす訳なので。

とりあえず施術の時、頭がいい位置に乗っかてる状態が作れるかどうかが割とキモ。
自分も元々かなり首が悪く位置キープが出来ずに苦労したのでこれに気づいた時の落胆といったら。

なので腱引きが武術由来なのでその操作が必要かと言われると、まずその武術以前の部分を考える必要があるというオチ。
手の使い方、足の使い方なども姿勢制御に出力を持っていかれないようにするのが大事だと思っています。
手は細々と書いてますが、足もその内書こうかなとは思います。

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