来人喜人はぎ原 Again
2024/4/13 再来訪
前回、1月後半にランチで初めて訪れた際にご主人と女将さんにいろいろなお話を聞かせて頂き、心もお腹も大満足だったので、今回はディナーで伺った。
お店に入るとご主人も女将さんも一目見て、覚えてくれていることが分かる微笑みを頂いた。身を委ねて、料理を味わえる安心感がとても嬉しい。
前回、ご主人に富山のベストシーズンを聞いた際、3月のホタルイカ、4月の白エビ、山菜が同時に味わえる4月中旬をお勧めされたので、2ヶ月以上前からポケットコンシェルジュで予約していたのだ。
山菜が食べたいとリクエストまで、していたので、どんな山菜に出会えるか、ワクワクする。
まずはさくら湯を頂く。満開の桜にも出会えた奇跡を褒めてくれるかのような優しい香りに包まれる。
食前酒の幻の瀧 薄濁りは殆ど濁りはないが、爽やかな春を感じるさせる酸味とキレで、素晴らしい酒。写真に収めた時には殆ど飲んでしまっていたわ〜
前菜盛り合わせは見た目と季節感が満載で酒が進む。いろいろと食べ進めて、はたと気がついた。食材によって食べ頃の温度を変えている。この細やかさが一つ一つの料理に深みを出している。敬愛する脇屋シェフと一緒だった😊
ここからは酒が止まらなくなってしまい、ペアリングをお願いした。金沢の大学に通っているご主人の娘さんにサーブして頂く。エライ美人さんでビックリした‼️たまたま帰省したから、店に出たらしい。またまた、ラッキー🤞
お店の名物のサクラマス寿司 醤油のムースは刻印が鮮やかな一品。サクラマスはさっぱりとした味付けで、醤油のムースでコクと旨味を加えて行く。
季節感溢れる見事なお椀は見た目だけでなく、あいなめ、桜餅という旬な素材で春を表現する味付けで感動で、身が震えたのを覚えている。
白エビとホタルイカのお造りは甘さと全く雑味がなく、これは富山でしか味わえないことが分かる。ホタルイカの肝は生で食べられないため、サッと火を通したものを頂く。旨味が詰まっていて、お気に入りのホタルイカの一夜干しとは別の味わい。
なんでも今年はホタルイカが大量発生で、地元民はバケツを片手に近くの海で自由に取ってきてるって羨まし過ぎる🥺
黒河の筍 味噌で炊いた若竹煮、サワラと野蒜焼きも春を体現している。幸せが止まらないってこのことか。
能登の八尾のタラの芽、こごみ、まふぐの白子の天ぷらはもはや言葉を失うレベル。特にタラの芽、こごみは食べたことない味わいで、近くの山菜取り名人に頼んでくれたという。今年は山菜が取れるのが遅くて、ようやく出て来たばかりでシーズンも短くなるそうだ。本当にこの時期に再訪出来てラッキー過ぎる。
今から活ホタルイカを持ってくるので、動画撮影しますかと聞かれ、もちろんと直ぐにカメラを構える。店内の照明を落とし、ピクピクと動くホタルイカにご主人が箸で刺激を与えると青い光を発する。
夜の海で大量のホタルイカだと圧巻の景色になるそうで、自然に恵まれた富山という場所は愛おしいこと、この上ない。
のぜりの力強い生命を感じるほのかな苦味とホタルイカの旨味が詰まった出汁に氷見うどんを投入。うどんというよりも素麺よりの細麺はツルッと食べれる。お土産で買って行こう。
鯛めしは薬味が効いた安定した美味しさ。まずそのまま、次にお茶漬けで頂く。お代わりしまくり、釜をペロリと平らげた。デザートは勝駒の酒粕とブランドイチゴ2種でどちらも邪魔しない。怒涛の春を感じて大満足です〜
最後に1月の地震で屋根が壊れた茶室に通される。ご主人自らの手で抹茶を立てて頂き、和菓子とゆっくり寛いでくださいと立ち去って行く。
なんて素敵なお店なんや〜でもなんでオレ1人なんや〜
素敵な女性と来なきゃいかんなぁ🥸
次は7月初旬が良いとのことで、再訪を誓った夜でした。
いつも感動をありがとう🥺
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