【思い出の一局】渋川の裸単騎withNAGA

2022年10月12日 11:53

何年、何十年と麻雀をやっていると皆さん思い出の一局の1つや２つあるんじゃないでしょうか？

私はありません。

フリーで役満アガっても「ラッキ～」ぐらいの気持ちで終わる男です。冷たい人間です。

他の人が役満上がったときなんて、なおさら思い出には残りません。
それどころか単なる怒りを覚えるだけです。

つい最近も仲間の一人（３０代男性）がサンマで天和をアガったんですが、まじでウザいだけで本当にこんな感じの顔してました。

さらにそいつは、アガッたときはカメラ目線で

「ツモ！！４０００オールの２枚　大好き！！！」
「一発ツモ！！６０００オールの３枚！あ～～もう大好き！！」

と瑞原さんを真似してくるんですが、実際は単なる中年が僕に告白してくるだけなんで本当にキモイです。

さて、話がそれましたが、
Mリーグを日々観戦していると「お～～おもしれ～～～」といった局がたまにあります。

それを「思い出の一局」として書き残しておくか～～といった気持ちで始めたのがこの日記のようなブログのような、つまり例のアレです。

記念すべき第１回目は渋川難波さんの裸単騎のアガリを紹介しようと思います。

今回これを選んだ理由は、渋川さんの手順がおもしろかったというのもありますが、
一番の理由は仲間内のアレで僕が仲林さんにオールベットしているのにもかかわらず、先制リーチの仲林さんが渋川さんに放銃してキレそうだったからです。

一応何切る形式で紹介しますので、最後まで渋川さんと同じ選択ができた人は、見事明日から魔神の姓を名乗ってください。

では、参ります。
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【本記事の概要】
・独断と偏見で基本「おもろ～～」や「お見事！」な１局を紹介するだけの記事です。
・記事に深みを持たせるためにNAGAの意見も紹介します。
※本記事は敬称略です。
※NAGAはMリーグルール想定で作られていません

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仲林のリーチ判断

まずこの局の主人公ではない仲林のリーチ判断から。

南１局北家。３巡目ドラ８m。
点棒状況は大きくは動いていない状況。
ここで仲林は９pを引いてカン３pのテンパイ、ただ宣言牌がドラの８mが出ていくのでリーのみになってしまう。

このとき自分は渋でリーチかなぁと思って見てました。

NAGAは

結構リーチ。

仲林の判断は

仲林は２pでテンパイ外し。
ドラを使い切っての打点上昇を見てます。
浅い巡目と上家がヤル気なさそうなのも後押ししてそうです。
リーチドラは勝負手になりますからね、リーのみはいらないという判断でしょう。

そして数巡後

よくわからん９pをツモってきてカン７mでリーチ。
この時オールベットしていた僕は「ナイス仲林！！絶対裏のっけろ！！」と勝ち確の気分で見てました。

そしてこの記事の主人公の登場です。

鳴くか鳴かないか

仲林のリーチ宣言牌６mのシーンで主人公渋川視点。

南１局、親番５巡目。現状ラス目ですが、ドラ８mで赤１枚の手牌。非常にやる気ムンムンのなか、残念ながら上家の仲林からリーチが飛んできました。渋川はイーシャンテンですが、この６mは鳴きますか？鳴きませんか？

自分は鳴かないだろな～～と思ってました。

NAGAさんはどうでしょう。

NAGAは結構大差でスルーしてます。
というかマジョリティはスルーじゃないでしょうか？
他のMリーガーでも鳴く人はいない気がします。

ちなみにハギ―は絶対スルーです。
ハギ―が後ろ見してるときにコレ鳴いたら多分頭ひっぱたかれます。

しかし、渋川の選択は

チー。打1m

かなりオリジナルチーに見えましたが、理由は以下のようなところでしょうか。
６sにくっつけての456の３色。鳴きタンヤオ。一発消し。
上家がリーチしているという理由も大きいでしょう。
仲林と二人で有効牌をツモっているようなものなのでスピードアップ。

ただこの鳴きは１２mの無筋プッシュしなくてはいけないのと、４s５sを引くなら３ｍ６m引くのと変わらないので個人的には「う～～ん…？」といった気持ちでした。あと面前なら6000オールまで見えますし。

個人的には微妙な選択のように見えましたが、とはいえそもそも鳴く発想がない人がほとんどだと思うので、良いか悪いかはさておき、渋川さんの雀力ポテンシャルが出たチーでした。強くないとこの選択はないと思います。

その後、