見出し画像

【間取りコラム】せっかくの新居の壁ポスっと事件

マイホームが無事完成、引越ししてやっと片付いてくると、次は飾り付けをしたくなってくる。

「絵を飾ろう♬」
「可愛い壁掛けの身長計をつけて子供の成長を記録しよう!」

飾り棚に置くだけでなく、壁に直接飾りたくなってくる
ただ、綺麗な壁紙に穴を開けるのって緊張するのは私だけでしょうか!?

沢山穴を開けたくない
ちゃんと真ん中かな…?真っ直ぐかな…?

特に、アクセントウォール(色付きの壁紙)だった場合、穴を開けると白い石膏ボードが目立ってしまう。
でもアクセントウォールに飾ると映える事は分かっている。
失敗しないように慎重に慎重に。画鋲を刺す場所を決める。

ここだ!!よし、さすぞー!!

ポスっ

!?

穴は空いたものの、画鋲がスカスカグラグラしてちゃんと止まらない…これでは画鋲がすぐ落ちてしまう…泣

じゃあ少しずらしてここだっ!

えいっ!

ポスっ

えーまた失敗泣

3度目の正直…えいっ!!

グサっ

おお!!ちゃんと刺さった!

3回目にもなると、もう穴を開ける事に対する抵抗と緊張はだいぶなくなってきた。
家に対する美意識が減ってくる悪い傾向である。

このポスっグサっの違いを理解して画鋲を刺せる人は木造マスターである。

今日は壁に無駄なポスっと穴を開ける被害者が1人でも減るように、記事を書きたいと思う。


木造の間仕切り壁は、50cm程度の間隔で間柱があり、それに石膏ボードをビスでくっつけて壁紙を貼っています。
『木造 間仕切り壁』で検索すると間仕切り壁の構成が簡単に出てきますが、著作権を考えると簡単に載せられなさそうなので、少し分かりにくいけれど我が家の写真を。

クレーン車に吊られているのが間仕切り壁。
50㎝程度ごとに間柱がたっているのがわかる。
これに石膏ボードをはっていく。
外壁の屋外側や耐震壁には木の板が全面にはられている。


石膏ボードは、防火、耐火、遮音、施工性などが高く、壁や天井の下地によく使われます。
ただ、石膏ってチョークにも使われるような材料(石膏ボードがチョーク程柔らかいかというとそうではありませんが。)。力に弱いのです。

画鋲や釘を刺しても僅かな力にしか抵抗してくれず、グラグラします。これがポスっとです。
写真1枚などの軽いものだったら支えられるかもしれませんが、少し重みのある物は支えられないな、と感じると思います。

では、どうすればグサっと刺せるのか。

木材に刺せばOKです。
木材はDIYで釘を刺して加工していますよね。ある程度の強度があります。

私が3度目の正直でグサっと刺す事が出来たのは、50㎝刻みの間柱にちょうどあたったのでしょう。

間柱の位置なんて見えないじゃない!

私もそう思います。
図面に書いてある事もあるかと思いますが、我が家が受け取った図面には間柱の位置情報は書かれていませんでした。
調べると壁を叩いて音で分かるという情報が出てきました。が、私含む一般人にはなかなか分からないと思います。

設計中に画鋲や釘を刺す事になりそうな壁が分かっていれば、あらかじめ合板(木の板)を貼っておいて貰う(補強しておく)事ができます。

絵を飾りたい!以外にも、タオル掛けをつけたい!とか、壁付けの飾り棚をつけたい!壁掛けテレビにしたい!と、案外壁に何かを刺したい機会は多いものです。
設計中に業者さんにその旨を伝える事をおすすめします。

設計中に間に合わなかった&想定外にここの壁に画鋲を刺したい!

が私のように出てくると思います。

調べると、石膏ボードに穴を開けて補強するものがあるそうです。結構大掛かりそうですが…

他にも、壁の端や、ドア周り、壁が曲がる所は必ず間柱が立っているので、グサっと刺せるでしょう。

それ以外は…私のように何度かポスっを経験しなくてはいけないのかな…悲しい現実ですね。
知っていてポスっと、知らなくてポスっは違うと思うので、頭の片隅にでも覚えていてくれたら嬉しいです。

この記事が参加している募集

振り返りnote

この経験に学べ

予算内でハッピーにお家作りを進める方法をもっと広めて皆様に還元していきたいと思います☺️ 宜しければサポートお願いします!