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注文住宅、どこまで安くなるかの考察⑦〜建築工事費について考える〜

前回の投稿から長らく時間が経ってしまいました。
⑥までは単価or数量をいかに落として材料費を安くするかについて考察をしました。

今回の投稿、⑦からは建築工事費をどう安くするか、考えたいと思います。
簡単に言うと、いかに大工さんに支払うお金を安くするか、です。


工事の難易度が高い工事

工期の長さや、工事に関わる人数(つまり工事をするのべ人数)、工事の難易度によってお金が変わります。

例えば、吹き抜けがある家は天井高さが高いですよね。高所の天井を貼るのは危険が伴い大変です。そういった項目については、一般的に吹抜の有無でプラス⚪︎万円、更にそれが何平米かで面積当たりの金額が追加されます
(少なくとも私が相談に乗って貰った2社はそうでした。絶対にこのようなルールではないかもしれませんが、普通の工事費+αの金額がかかるのは絶対でしょう。)

同様にして、勾配天井(斜めの天井)や、折り上げ天井なども同様です。

こういった工事の難易度が高い項目って家の印象を大きく変える大事なポイントですよね。
全部が全部を盛り込む必要はないと思いますが、そういった贅沢な項目の1つや2つ、盛り込まないと満足度の高い家にならない(気がします)。

因みに

私は吹抜けと勾配天井は採用しました。
折り上げ天井も物凄く興味ありましたが断念しました。

(折り上げ天井+間接照明の組み合わせって素敵ですよね、憧れでした。それが叶わなかった結果、代わりに勾配屋根+拘りのペンダントライトを買ってしまったのだから、結局どっちが安かったのか分からないですね。笑 満足してるから後悔はしていない…です。)

そこで、
工事費をゼロにするのが1番安いのではないか?

工事をしなければお金はかからない。
という極論を思いつきます。

ハウスメーカーや工務店で工事をするからお金がかかるのです。全ての工事をお任せせずに、もっと単価の安い所に直接依頼すれば安くなるはずです。

施主支給にする

よく施主支給というワードを聞いた事があると思います。普通は施工会社の方で商品を手配し、工事まで終わらせるものを、施主である私達の方で手配する事を言います。

施工業者の方で手配する事による中間マージンが抑えられ、安くなります。

施主支給のデメリットは保証がつきにくい点です。トラブルになった時に施工側が悪いのか?商品が悪いのか?責任逃れをする事が可能になってしまいます

アフターメンテナンスまで面倒をしっかり見てくれるお堅い責任感のある業者だと、社内ルールが厳しく、なかなか施主支給に協力的に出来ません。

三井ホームもそうでした。

特に、建築基準法上や、安全上必要な機能の物は社内基準でなかなか施主支給を認めにくいのです。

「弊社の基準を満たした安全なお家をお客様に渡したいのです。」

そう言われると受け入れるしかない。

階段の手摺について、
「⚪︎⚪︎という手摺を使いたいのだけど…」
と相談したら、

「階段手摺は安全上必要な物なので、とりあえず弊社の標準手摺を付けていただいて、引き渡し後にお客様の方で付け替えて頂く形なら大丈夫です!」
と言われた。

…それでは金額が二重にかかって安くならない。

では、何なら安くなるし、施主支給可能なのか。

業者毎にルールが異なるため、予め依頼している業者に相談する必要がありますが、私が施主支給した物を例に書こうと思います。

エアコン

エアコンは家電量販店(ビックカメラ)で購入、家を引き渡し後に工事をして貰いました。

5台一気に購入した為、色々サービスして貰えたし、ポイントもつきました。
(このポイントでBistroを買いました❤️)
エアコンの保証はビックカメラ、その他は三井ホーム、と線引きがしやすかったので安心でした。

具体的に覚えていませんが…数十万円は安くなったし三井ホームで提案された物よりもランクの高い物を買う事が出来たのを覚えています。

カーテン

カーテンも施主支給にしようか迷いました。
三井ホーム(ハウスメーカー)にお願いすると、提携しているメーカーの物は安く仕入れる事ができます。
ただ、そういった商品は元値が高い上質なもの。

高い物を少し安く買うか、安い物を定価通りに買うか

迷った結果、我が家はマイホームハイになっていたのと、お得感から三井ホームにお願いしたのですが、予算が合わなかった場合は施主支給にするとガクッと値段は下がるな、という印象はありました。

造作家具

モデルルームに行くと、ワークスペースや玄関、洗面台などにオリジナリティあるおしゃれな造作家具があって、『我が家にもこんなオシャレなもの作りたい〜』と心弾む事があると思います。

実際我が家も、本当は書斎の作業台と洗面台は造作にしたかったです。
けれども、値段がめちゃくちゃ高い…
板1枚つけるだけですーぐに10万円オーバー。

という事で、洗面台はメーカーの物で我慢し、書斎はDIYしました!
1万円とちょっとで満足する書斎が出来上がりました

初めはこんな何もない細長いお部屋でした。
DIY得意な友達を呼んで。
机の足はIKEAの物。数千円。
机にコンセント用の穴があるの、流石でしょ。
出来た!裏側に本棚も作りました。

その他にも

その他にも、照明クローゼットの中(棒とか板とかつけておくか。あれ地味に高いんです。案外棚買った方が安かったりして。)保証の責任範囲が明解なためオススメです。

逆に、壁に穴を開けるような物はオススメできません。(タオル掛けや手摺、トイレットペーパースタンドなど。そもそも小物なので施主支給する事でそこまで安くはならないでしょう。)
もし壁が壊れてしまったら?もしそれが取れてしまったら?誰の保証範囲なの?となってしまうからです。
恐らく自己責任になってしまうでしょう。


今回も長文を読んでくださりありがとうございました。
いよいよこのシリーズも後1回です!(多分)
終わってしまうのが寂しいので、番外編のネタを検討中です☺️

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