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真綿のように相手を包み込む攻めとは

「最高の攻めは、真綿まわたのようにふわぁとして包み込むような……」

と言われたそうです。真綿のような攻めって、打たれる方も気持ちが良さそうですね。

ところで、あなたは知っていましたか?真綿と木綿が全く違うものだということを。木綿は文字のとおり、アオイ科の植物「ワタ」からとれる繊維です。

木綿の剣道着・木綿の袴は剣道愛好家にとって愛着のある必須アイテムではないでしょうか。最近は化繊に心移りしている私も、いざというときには木綿でキメます。

真綿のような攻め……
綿袴のような、ずっしりとした???いやいや、ふわぁとした攻め?どういうこと?ってなりますよね。


ところで、真綿って何?

真綿も植物からとれるものだと思っていたのですが、じつは動物性、かいこまゆからつくる繊維でした。つまり、絹です。

「あれ?真綿って絹なの?」

驚きました。
絹といえば誰もが憧れる高級素材、シルクです。上質でエレガント。誰もがその肌触りと美しさにうっとりすることでしょう。

高段者の先生方の攻めは確かに上質でエレガント。一方、自分の攻めはどうでしょうか。ちょっと下品かもしれません。いかにも「ココ打ってよ!」と言わんばかりの演技をしてしまいます。

もう、大根役者そのもの。ここは、原点に還りかいこの気持ちを考えた方が良いかもしれません。

外敵から身を守る繭

繭玉イメージ

蚕がどうして繭を作るのでしょうか。繭は外敵から身を守る護身のための小さな部屋です。自分の城を作っていると考えればわかりやすいでしょうか。

繭を織りなす絹糸の直径は約0.02mm。1本の絹糸は数百本のフィブリル繊維でできているそうです。繊細さの中にも力強さを感じる理由がうかがえます。

蚕は幾重にも重なったフィブリル繊維をさらに幾重にも重ねて自分の城を作るのです。モスラの強さにも納得させられます。じつは、モスラをよく知らないのですが、昭和の怪獣なので強いに違いありません。

真綿のような攻めとは

モスラの攻撃方法は、口から吐いた糸で敵をがんじがらめにするというもの。粘着力も強力らしいと、Yahoo知恵袋で知りました。

さらに、成虫となったモスラは羽を動かすことで、風速70mの風を起こせるらしいのです。近年は台風被害が多く報告されていますが、大型台風でも風速50mとのこと。70mは恐らくキン肉マンでも耐えられないレベルでしょう。

風速70mは時速に換算すると252kmです。もうすぐ北陸新幹線が敦賀駅まで開通しますが、北陸新幹線の最高速度が260kmと知り驚愕。モスラの攻撃は北陸新幹線並みの突進力ということになります。

北陸新幹線のイメージ

それだけではありません。モスラの最終兵器は毒鱗粉攻撃。

なぬっ!そんな卑怯な技まで隠し持ってたんか!?

一般人なら、鱗粉を喰らう前にぐるぐる巻きにされ、宇宙まで吹き飛ばされていることでしょう。恐るべし、真綿のような攻め……

真綿の攻めは繊細さが重要

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