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レビュー「わたしの好きなアルバム10作品」 第三回 初期のRCサクセション

「初期のRCサクセション」

色々な事を歌っていますが、付随して、それを示すように、いくつもの遊び心やアイデアが散りばめられたRCサクセションのファーストアルバムです。先ず、RCサクセションというバンド名、忌野清志郎という名前、初めてキヨシローを見た際の派手なメイクやカラフルな衣装、そして、歌声等、何から何まで、普通ではありませんでしたが、本作はRCサクセションやキヨシローが他とは明らかに異なっているという先入観を裏切らないアルバムでした。とは言え、この頃は三人編成でアコースティック・サウンド、コラージュな感触等は新鮮でした。また、「い・け・な・いルージュマジック」でキヨシローのことを知りましたが、「国王ワノン一世の歌」はまさに、い・け・な・い曲でもありました。ある意味、好き勝手に歌っていますが、後の「カバーズ」の騒動、「言論の自由」を関連付けずにはいられません。また、エレファントカシマシのファンでもある立場からすると「この世は金さ」と「寝床の中で」はエレファントカシマシと関連付けずにはいられません。

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