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コーヒー豆の生産国と味の特徴の話


赤道から南北に25度のエリアが、俗に”コーヒーベルト”と言われていて、コーヒー生産国が特に多い地帯となります。
基本的に、アフリカ、中南米、東南アジアの3エリアに大別できます。

コーヒーノキはアラビカ種、カネフォラ(ロブスタ)種の2種しかないのですが、コーヒーの生産国や、精製方法によって実に様々な味わいを生み出します。
今回は代表的なコーヒー生産国と精製方法の違いによる味わいの違いを記事にしました。

コロンビア


コロンビアといえばナイスバディ


 ・ 精製方法: ウォッシュド
 ・ 味の特徴: コロンビアのコーヒーは豊かで均衡のとれた味わいで、酸味が高く、甘みとナッツの風味があります。


エチオピア


スレンダーで整った顔立ち


 ・ 精製方法: ナチュラルとウォッシュド
 ・ 味の特徴: エチオピアのコーヒーは花の香りとジャスミンのようなフローラルなノートがあり、酸味が高く、果実の甘味を感じることが多いです。


ケニア


手足が長く目鼻立ちくっきり!


 ・精製方法: ウォッシドプロセス 厳格な品質管理。
 ・ 味の特徴: ケニアのコーヒーは鮮やかな酸味とブラックカラントのようなフルーティな味わいが特徴的で、コーヒー好きに人気です。


ブラジル


超絶スタイルで情熱的

コーヒー生産量堂々の第1位
コーヒーと言えばブラジルをイメージする方が多いのでは?

 ・ 精製方法: ナチュラル
 ・ 味の特徴: 濃厚で、チョコレートやナッツの風味があり、酸味は比較的穏やか。

インドネシア


家族思いで包容力豊か

・品種:インドネシアでは、最も有名なコーヒー品種はスマトラ産のアラビカ種。また、スマトラコーヒーの中でもメランギやリントンなどの特定の地域のコーヒーが評価されています。

・ 精製方法:セミウォッシュド(スマトラ式)
・味の特徴: 低い酸味と穏やかな味わい。濃厚なボディ感があり、しばしばシロップのような質感、タバコ、地衣類、土、および木の香り
特にスマトラコーヒーはその独特な香りで評価が高い

ベトナム


明るくて尽くしてくれる

実はコーヒー生産量第2位!

・品種: ベトナムでは、ロブスタ種(Coffea canephora)が最も一般的に栽培されています。
・精製方法:ナチュラル
・ 味の特徴: 般的に濃厚で、力強い味わいを持っています。ロブスタ種はアラビカ種に比べて酸味が低く、比較的滑らかな口当たり。
濃厚で、ボディ感があり穀物や麦茶玄米茶のフレグランスとアロマ
トーストした穀物などの風味
ブレンドコーヒーの原料にしたり、味にアクセントをつけたい時に使用される。


パナマ


陽気で思いやりがある

スペシャルティコーヒー人気の火付け役

・品種:特に、エスメラルダ農園のゲシャ(Geisha)という品種は国際的に有名で、高値で取引される。

・ 精製方法:ウォッシュド
・味の特徴:鮮やかで高い酸味があり、シトラスや花のようなノート。フルーティーで、複雑なフレーバープロファイルを持ち、ジャスミン、レモン、ストーンフルーツの風味。また、香りが非常に豊かで、花の香りや香辛料のニュアンスが感じられる。

ゲシャ(Geisha)品種は特に高評価で、その複雑な風味と魅力的なアロマで知られています。パナマのコーヒーは国際的なコーヒーコンペティションで高得点を獲得することが多い。

代表的な産地を上げましたが、世界約70ヶ国で生産されており、多くの品種や微妙な違いが存在するそう。コーヒーの風味は産地だけでなく、栽培条件、標高、精製方法、焙煎度など多くの要因に影響されるので、本当に多くのバリエーションが存在することになります。

マニアックな生産国もいつか紹介したいと想います。


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