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トレーニング効率と運動量を上げる方法!!

 今回のテーマは「上手い人とトレーニングすると効果も運動量も3倍になる」です。サッカーのチームトレーニングにおいて、2人組でトレーニングをすることはよくあります。トレーニングが始まる前のウォーミングアップからそうかもしれません。2人組でストレッチをして、2人組で基礎トレーニング、例えば対面パスなどをしますよね。この2人組を、何気なく仲の良い友達と組んだり、「空いているチームメイトなら誰でもいいや」と適当に組んだりしていませんか?実は、この2人組って、とても大切なんです。
上手い選手とトレーニングをすると、トレーニング効率も高まり、運動量も増えて、さらにお手本となるプレーも見ることができるので、自然と成長する環境が出来上がるんです。

 トレーニングの効率が上がるってどういうことかと思った人もいるかと思いますが、例えば、対面パスをしていたとします。自分がトラップしてパスを出し、相手がトラップしてパスを出す・・・というトレーニングをしていたとして、仮に相手が初心者でトラップもキックもままならない選手だったとしたら、「トラップしてパスを出す」という動きに、時間がかかるのがわかると思います。パスがちゃんと自分のところに届くのかもわかりません。もし変なところにずれたパスが来ると、ボールを取りに行ってまた時間がかかります。パスのスピードも遅いと、さらに時間がかかります。
 一方で、対面パスをする相手が上手い選手だったなら、トラップしてパスを出すというプレーは速く、正確です。パススピードも速く、すぐに自分の足元にボールが来ます。つまり、初心者と一緒に対面パスをするのと、上手い選手と対面パスをするのとでは、自分が「トラップしてパスを出す」というプレーをする回数が変わってくるということです。初心者と一緒に対面パスをしていると、経験できるプレーの質も下がり、自分がトレーニングできる回数も圧倒的に減る、ということです。

 ここまでの話でわかると思うのですが、トレーニングのメニューと同じように、「誰とトレーニングするか」というのは、トレーニング環境に直接かかわっていて、上手い選手とトレーニングする方が、良い環境でのトレーニングになっているということなんです。

 上手い選手とトレーニングをしていて運動量が増えるのは、単純に「速さ」も「質」もレベルが高いので、トレーニングできる回数が増えますよね?そうなると、チームで5分間対面パスのトレーニングをしたときに、パスの回数やトラップの回数は2人組を組んだ選手のレベルで全く違う回数になります。つまり、同じ時間トレーニングしても、上手い選手とやる方が、回数が増えて運動量が増えるということなんです。

 下手な選手という言い方はあまりしたくないですが、そういった選手とトレーニングをしていると、やっぱり「無駄」が多くなるんですね。ボールを取りに行く時間、ミスを修正する時間・・・動きの遅さもさることながら、無駄な時間がたくさん出てきて、トレーニング効率はどんどん落ちてしまいます。これだと、上手い選手2人組がやってきたトレーニングの回数や運動量を稼ごうとすると、トレーニングには2倍、3倍の時間が必要になるのです。

 誰かとトレーニングするときは、「誰とトレーニングするべきか」をよく考えてやった方がいいと思います。例え厳しいコーチや、気まずい先輩選手であっても、上手い選手であれば絶対にそっちの方が自分の成長につながるということです。

 多くの選手が、自分にストレスのない環境を選んでしまいがちですが、ちゃんと自分の成長のことを考えるのであれば、自分にも厳しくするべきことから逃げてはいけないよ、というお話でした。

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VORAZ FUTBOL CLUB(ボラスフットボールクラブ)は、スペイン産ポゼッションフットボールを体現する、滋賀県大津市のサッカークラブです。現在は、日本サッカー協会にチーム登録し、滋賀県・社会人サッカー連盟に加盟しています。活動の場は、主に日本サッカー協会主催の関西社会人サッカー・滋賀県社会人サッカーリーグ戦です。

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