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パスのスピードは限りなく速くする。

 今回のテーマは「パスのスピードは限りなく速くする」です。以前の記事で、「パスはどこに出せばよいのか」を書かせていただいたときに、「パススピード」についても説明しました。その時にも書きましたが、サッカーのフィールドの中で、最も速いのは「ボール」です。ボールの速さには、誰も追いつけません。あのウサイン・ボルト選手や、ジャスティン・ガトリン選手といった短距離選手でもボールの速さには勝てません。 

 パスというのは、「人から人へ、ボールを速く移動」することができる手段です。パスによって、フィールド内のどこへでもボールを移動することができます。つまり、守備陣形を崩しやすいです。守備の準備が間に合わないからです。

 パスは、速ければパスの効果が一番発揮されます。「パスの良さ」は、「最も速くボールを移動させる」ことであると、以前の記事でお伝えしました。

 「パススピード」を速くすることは、自分たちの「攻撃」にも良い影響を与えます。ですが、良い影響は「攻撃」だけではありません。

 「速いパス」は、例え相手にインターセプトされても、相手ボールになる可能性は低いです。相手選手がボールコントロールしにくいからです。速いパスによって、相手ボールにされる確率を下げることができます。パスカットされても、ルーズボールになる確率が高いです。こちらがずっと速いパスで攻撃していれば、相手はパスカットによって、守備から攻撃につなぎにくくなります。そもそも、速いパスはカットされにくいです。

 速いパスによって生まれる「良い影響」は、他にもあります。速いパスであれば、パスを受ける側の選手には「自由な時間」が生まれます。相手の守備が遅れるからです。

 遅いパスだと、パスが成功したとしても、相手は守備陣形を整えやすいです。また、遅いパスを受けた選手は、すぐに相手選手からのプレッシャーを受けることになります。ボールロスト率は、実はパススピードが速い方が低くなると試合分析データで出ています。パスが速いと「時間」が生まれるのです。逆に、パスが遅いと、ボールを受け取った時には、相手の守備陣形に囲まれて、手詰まりになりやすいです。

 「パスのスピードは限りなく速くする」というテーマで、書かせていただきました。パスを速くすることのメリットは、「最も速くボールを移動させることができる」「例え相手にインターセプトされても、相手ボールになる可能性は低い」「パスを受ける側の選手には『自由な時間』が生まれる」です。


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