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2019年九州1周クルージング

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2019年4月18日(木)~5月17日(金) 九州/種子島/五島列島/壱岐島/姫島 大幅に拡大されたGWを利用して、2019年4月18日(木)ホームポートである「仁尾マリーナ」… もっと読む
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2019年6月の記事一覧

5月3日 牛深観光~2019年春クルーズ(九州)

「牛深港(うしぶか海の駅)」の桟橋は、この地で有名な「牛深海中公園グラスボート」の発着桟橋と同じ所にあり、船長に敬意を示して朝9時30分の便に乗って見た。 これが想定外に楽しかったので紹介しておく。先ずは写真をご覧あれ。 午後は再度予約してあるレンタカーに乗って、「天草キリシタン館」に向かった。潜伏キリシタンをより良く、さらに理解したかったからである。 所謂、島原・天草一揆に関して非常に良くまとまっており、決してこれが潜伏キリシタンによる宗教的決起ではなく、過大な年貢と

5月2日 牛深「うしぶか海の駅」~2019年春クルーズ(九州)

「牛深港」を寄港地の1つに入れたのは「長崎と天草地方の潜伏キリシタン関連遺産」が2018年に日本22番目の世界遺産に認定されたことにある。 去年の夏クルーズで長崎出島を訪ね、実際に認定された世界遺産に対峙し、合わせて関連資料を読んで「何故、日本人、とりわけ当時の農民がキリスト教に改宗したのか」が、腹落ちしないまま今日に至っている。 平戸(生月島),長崎(大浦天主堂等)に加えて、天草にも出向くことにして「牛深港」を選んだのである。 <牛深港> ・陸電:× ・給水:×

5月1日野間池~2019年春クルーズ(九州)5月1日野間池

今日から「令和」の5月1日、昨日に続き雨、それも西の風7mの風を伴っている。「野間池」は西に向かって開いているので、ストレートに風が入ってくる。 寒い。 泊まっているこのホテル「笠沙 恵比寿」は街振興のために造られた市営の施設と聞いた。かなりオシャレな造りで、働く職員も役所的な匂いが無く、大変に親切、民間ごころも宿している。 結果として、「山川港」に続きこの桟橋でも一緒になった「Tumbleweed」(バリアント42)も何故か「野間池」を知っていた。きっと日本をクルーズ

4月30日 野間池~2019年春クルーズ(九州)

山川港で2日を過ごす予定だったが、出港予定日に強風波浪注意が出た為、安全を期して1日海況回復待ちして、本日、4月30日 8時20分に「野間池」に向けて出港した。 昨日の波浪の名残は無かったが、潮流による妙なうねりが発生しており 風が強くなれば、潮波と風波が合わさって難所になるであろう事は、容易に想像できた。 野間岬を交わしてからは追い波に変わった事もあって、2時間で到着した。幸いに予約していた「笠沙 恵比寿」の目の前浮桟橋が空いていた。 「山川港」で、会った「Tumbl

4月29日山川港強風波浪~2019年春クルーズ(九州)

今日は「枕崎港」に向かう予定であった。前夜私が頼りにしている風サイト「Windy.com」を見れば、朝早くなら南東8m、追風、追波で一気に走り抜けるかなと考えていた。 実際に朝6時に起きて、チェックすれば予想通りの表示。しかしながら、「強風波浪」が早々と出されていた。この地に来る時、「大隅海峡の潮流」、「佐多岬」沖の潮波の大きさに「荒れたら怖そうな海域になりそう」と直感していたので、迷う事なく出港を取りやめた。 雨も降り出し、艇についた塩を落としてくれるだろう。持ってきた

4月28日山川港観光~2019年春クルーズ(九州)

同じ桟橋に着けていたクルージングヨット(バリアント42)の人達と話す機会があった。 彼等は米国ワシントン州シアトルから南太平洋経由で日本に来たそうで最初に小笠原島に入り、その後鹿児島を目指して、ここ「山川港」に入ったと言う。同地に約1週間滞在して周辺を観光、今朝次の目的地である「枕崎港」に向け出港して行った。 私も明日、給油もあるので「枕崎港」に入るが、彼等をして何か惹きつけるものが枕崎にあるのだろうか、まさか鰹節でもあるまいし…。何れにしても、五島列島、長崎と九州を時計

4月27日山川港~2019年春クルーズ(九州)

空が段々と白み始めてから、徐々に風が落ち、6時の天気予報では強風注意報が解除され、8時には波浪注意報も解除された。 写真は8時30分の港入り口の様子。この海況なら予定通り、屋久島宮浦港に行く事ができるが、出港予定の29日(月)、30日(火)が10m超予報。 西之表港に続き宮浦港岸壁で、強風波浪下連続4日岸壁泊では疲れる。今回は40日を超える長丁場、最後まで疲れをためず、楽しみたいからだ。 という事で、目的地を変更して山川港(指宿港の手前、浮き桟橋が有る。予約は出来ない)

4月26日種子島観光~2019年春クルーズ(九州)

昨日、西之表港漁港岸壁に艇を着けてから、北西の風が強くなってきて、1晩中、そして今日も終日吹き続けている(強風波浪注意報)。 この港は名前通り西に開いている港で、沖合には長く頑丈な堤防が配され、漁港自体も新たな堤防で囲まれているが、やはり西に開いているのでまともに風が当たり、港内は風による三角波でバタバタしている。 俵フェンダー4本に加え、白フェンダー2本を入れているが、フェンダーそれぞれも苦しそうだ。そんなこともあり、今日は大いに睡眠不足で朝を迎えた。 11時の「種子島

4月25日種子島~2019年春クルーズ(九州)

2019年4月25日(木)10時、種子島「西之表港」に到着した。「油津港」は予定通り霧雨の中7時に出港したが、海上は昨日の強風波浪注意報の名残もあってうねり0.5m~1mを残していた。想定外だったのは「大隅海峡」の強い潮で、向かい潮3~5ノット位が長らく続いた。 西之表港は大型フェリーが使用する新港と旧港に分かれるが、プレジャーボートが着けられるのは旧港(漁港)である。あらかじめ、漁協に連絡を取っていたのでスムーズ、かつ、岸壁で作業していた漁師の人がロープまで取ってくれた。

4月24日油津観光~2019年春クルーズ(九州)

昨夜から雨が降り続き、風も強かった。朝一で天気予報をチェックすれば、強風波浪注意報が出ていたので、早々に種子島に向けての出港は取りやめた。これを予期していたので、昨日買い出しのついでに観光協会を訪ね、油津周辺の観光情報を集めておいた。停泊岸壁横で受け取りができる「オートフィールド」からレンタカーを受け取り、先ずは「鵜戸神宮」をめざした。その後は日帰り温泉を探して、陸路青島まで行き「神話の湯」で濃厚アルカリ温泉を堪能、帰りがけに地元スーパー「トムラ」の油津でとれたアジ、メジマグ

4月23日 油津港~2019年春クルーズ(九州)

2019年4月23日(火)11時20分に油津港に給油も兼ねて寄港した。「宮崎サンマリーナ」出港が9時40分なので1時間40分の航程と短いが、宮崎では給油出来なかった為、仕方がない。出港時はほぼ満潮だったので入港航跡に従い誘導無し、水深も3mが確保出来、入港とは違い安心の出港であった。 宮崎県油津港湾事務所には事前に断りを入れておいた。「プレジャーボートの受け入れをしているので、入港に問題はありません。港内に入ったら電話頂ければ係留場所を指示します」という回答を得ていたので、

4月22日宮崎観光~2019年春クルーズ(九州)

「宮崎サンマリーナ」2日目、今日は午前中に管理事務所の人に教えてもらったコインランドリーに行って洗濯を済ませ(タクシー往復約2千5百円)、午後は青島、宮崎県庁、駅前大通り散策、そしてこのクルーズ初めての居酒屋訪問をしてきた。サンマリーナはバス便も無く、街に出るにも全てタクシーを利用しなければならない。という事で宮崎駅まで行き、そこからJRで青島駅まで行った。小学校の社会科で習った「鬼の洗濯板」をこの目で見るためである。 宮崎県庁にも足を運んだ。我々観光客でも自由に中に入って

4月21日宮崎「サンマリーナ」 ~2019年春クルーズ(九州)

2019年4月21日(土)8時20分に佐伯「さいき・おおにゅうじま海の駅」を出港、第3番目の寄港地である「サンマリーナ宮崎」を目指す。 朝からのベタ凪、今回もあまりにも海況宜しく、この状況が到着まで続く。 1250到着する。このレグのハイライトは何と言っても「宮崎サンマリーナ」の入港であろう。事前の情報収集、寄港経験のあるヨットマンの話を総合すると港入り口から桟橋に至る水路水深が極めて浅く、座礁事故が絶えないとの事。桟橋ゲートには、その日の水路水深が掲示されている。 入港

4月20日佐伯 観光~2019年春クルーズ(九州)

今日は佐伯市に通船で渡って観光する事にした。渡った桟橋前には大きな海産物センターがあり、かなり賑わっていた。寂れた漁港が多い中で立派なものと感心した。 歴史博物館に行ってわかった事だが、この地は元々佐伯氏が支配者であったが、その後豊前の大伴氏に攻められ、その大伴氏は豊臣秀吉に滅ぼされた後、関ヶ原の戦いに西軍についた毛利氏が領地替えにより移封されて、初代佐伯藩当主となったと解説されていた。