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2020.9.11: HAMA/aloft TOKYO GINZA オンライン内覧会イベント

ホテルでは初めて?のオンライン内覧会

今年の10月1日に開業するaloft TOKYO GINZA (https://www.marriott.co.jp/hotels/travel/tyoal-aloft-tokyo-ginza/)のオンライン内覧会イベントが無事終了。今回はマリオットさんからのお誘いを受けてHAMAと共催。最終登録数はなんと343名。3月末からはじめたHAMA Webinarシリーズでは最多。マリオットさんには↓みたいなプレスリリースを打ってもらったり、今日のためだけに動画を作っていただいたり、と多大にサポートしてもらいました。当初話をしていた内容よりもだいぶ大掛かりになったのですが、終わってみれば先方とHAMAの運営メンバーと一緒に文化祭みたいなノリで進めることができました。単に「登壇者の話を聞く」というオンラインセミナーは、運営者としても、受講者としてもやや食傷気味になっていたので、そういう意味でも新鮮で良かったです。

アジェンダの方向転換

イベントの構成としては、下記の通り(全90分)

①イントロダクション:開業チーム(GM・Sales&Marketing)よりaloft TOKYO GINZAのブランドコンセプト、開業の狙い等

②ホテル紹介動画

③各エリアからの実況中継:1Fロビー・2Fレストラン・客室・ルーフトップバー

④トークセッション・Q&A

最初は③が入っていなくて、単純にホテルの説明をして、動画を流して、という感じだったのだけど、「これって内覧会?」という素朴な意見が(;^_^A ということで、単純に新しいホテルの情報を提供する、のではなく、より臨場感、ライブ感をもって「これを観たら実際に行かねば!」というものにしようと方向転換。

最初は完全に自前で、ツールとしては各自のPC, スマホしかなかったのだけど、上記の方向性を実現するには「こりゃ無理。。。。」となり、助っ人を頼むことに。この時点で1週間切っていて、池尾の知り合いに声掛けをしたのが開催日2日前、そして発注が前日、その日のうちに搬入、というバタバタに。。。

※GLROWSの竹中くん、本当に、本当にありがとう! (もともと教育関連のプログラムや移動教室のときに一緒にやろう!と言っていたのだけど、まさかの急展開で一緒にやることに。本当にありがとう。)

というわけでアマチュア企画・運営が一気にプロ仕様へ↓

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カメラ、照明はもちろんスイッチャーやピンマイクの準備、そして細かな運営の進行も竹中くんの登場で一気に違う次元に。。。ほんとうに「神」でした。

こうして映像・照明・音響プロデューサーが入ってきてくれたことで、スピーカーや現地中継メンバーも自分のことに専念できることに。お陰様でいつものバタバタ、zoomのコントロールや、PC環境、wifi環境などの心配もせずに無事終了。冒頭の方に「文化祭のように和気あいあい楽しかった~」というのは、つまりは役割分担(竹中くん頼みだけど(;^_^A)をすることで苦手分野に気を取られることなく、得意なところ、専門分野に集中できた、というのが実情なのでした。これは今後にもつながっていく話で、ホテルのオンライン内覧会の可能性ももちろん感じたのだけど、プロジェクトマネジメントという観点でも、得意分野、苦手分野をお互いが補完するような相互扶助的なチームアップの重要性をより実感したのでした。個人的には「人に頼ること」がやや苦手なのだけど、最近は意識的に頼りまくってますw

マリオットブランドの変遷

あと余談ではあるのだけど、④Q&Aで一番多かったが「Moxyとの違いは?」というもの。日本でいうとMoxyが東京の錦糸町と大阪に同時にできてそれなりに認知度もあがっていて、且つ当初のキャッチコピーで「日本初のライフスタイルブランド」(全然違うけど。。。)を謳っていたのでややその影響もあるのかな、と(;^_^A

これにはGMにお答えいただいて、W、Aloft、Moxyなどはライフスタイルの分類(対極にはパフォーマンスというカテゴリー:意訳すると「機能性」を持つブランド群)、そしてセグメントとしてはWがラグジュアリーで、Aloft、Moxyとカジュアルになっていく、という住み分け。

その場では特に補足しなかったのだけど、そもそもAloftとMoxyは出自が結構違う。元スターウッドブランドだったW、Sheraton、Westin。ある時期にブランドポートフォリオの拡大を企図して、各ブランドに紐づくような派生兄弟ブランド(基本的にカジュアル化ブランド)を拡張。

W -> aloft

Sheraton -> Fourpoints by Sheraton

Westin -> Elements

というライン(家系図)があるのです。なので、端的にいうとaloftはWのカジュアル版。もちろんこれはスターウッド時代の話で、マリオットが吸収後は合計30ブランド!にもなってしまったポートフォリオを再構築していくことになるでしょう。aloftのラウンジバーがwxyzという名前だったり、Wの名残はすこしありますが、今後は独立したブランドにしていくのは?と個人的に思ってます(もしくは30ブランドの整理整頓があるかもしれませn)。

対してMoxy。これはもともと↓のとおり、IKEAとのパートナーシップで展開していく予定だったブランドです。IKEAはあの家具のです。最初はヨーロッパから展開していったMoxy。けれど実際はあんまりうまくいっておらず、北米展開のときに、Moxy New Orleansがプチブレイクして、いまは結構音楽寄りのブランドになってきています。New Orleansはいわずとしれた音楽(Jazz)の街、その影響をMoxyが受けた、もしくは上手く市場にフィットしたのだと思います。ホテルHPにも、Jazz up your stay at our boutique New Orleans hotel、という一文から紹介が始まります。Ace Hotelの発祥をポートランドと捉えている人が多いように(ほんとはシアトル)、ホテルブランドも国や街へのフィット感や認知というもので、だいぶイメージが変わってきます。

※これも余談ですが、ホテルブランドがなぜ増殖していくか、これはすでに出店しているホテルの近く(極端には隣)にもグループのブランドを冠したホテルを展開したいがため(規模の追求としては致し方ない)。aloftの隣にaloftをもし作ったら、最初のaloftの関係者(特にオーナー)は怒ってしまうわけです。ブランドの希少性もそうだし、何よりカニバリ(食い合い)してパフォーマンスも影響を受ける可能性があるから。それでも出店していきたいホテルオペレーターが考えたのが「セグメントやコンセプトが違うブランドがあるので、同グループでも食い合いをせずにいけますよ」という論法。というわけでブランドが増殖していくわけですが、今日のaloft TOKYO GINZAの隣には同グループのACホテルとCourtyard by Marriottが並んでいたりします(銀座マリオット三兄弟w)。

というわけで、

最後までバタバタが続いたオンラインのホテル内覧会ですが、無事に盛況に、そして運営サイドとしても非常に楽しく開催することができました。オンラインとオフライン(対面、もしくは実際のヒトとの関わり合い)のハイブリッドについて最近話がでてきますが、個人的には良いヒントとなりました。今後もHAMAだけではなく、教育フォーマット(大学のプログラム、移動教室など)でもやっていきたいな、と思っていますのでパートナーシップ組んでも良いよ~!という方は是非お声がけください。よろしくお願いいたします。




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