皮肉が効いた新語やブラックユーモア溢れた悪口が発明され続けていく
景気の悪化や政府による国民に対する容赦ない実質増税が続いている。
かなり苦しい人が多い状況も伺える。
物価は上がるが、賃金は上がらない。
今はスタグフレーション状態であり、それに対する対策においてものらりくらりとした政府と官僚。
少子化対策が気がついたら少子化政策に。
多くの問題に対しても真正面からあえて向き合わず、枝葉の部分を全力で取り上げ続ける。
不都合な事実からは出来るだけ目を逸らそうとする。
そのことに対して、ネット上の匿名社会においては容赦なく批判する人が溢れている。
そしてその度に出て来る言葉の種類が秀逸であるなと毎回ものすごさを感じる。
時には悪口としての言葉も溢れているが、クスッと笑う事が出来るような見事な言葉も多い。
実際に笑い事にならないような状況になっているものの、そのことを様々な人に幅広く伝えるという観点でも、ユーモア溢れた言葉を発明することに凄さを感じている。
それらがいつでもXのトレンドを賑わせている。
保育園落ちた日本死ねというストレートな不満がバズる。
「増税メガネ」をはじめとする岸田総理に対する数々のあだ名が流行る。
「デマ太郎」をはじめとする河野大臣へのあだ名がXのお茶の間の話題になる。
他にもドリルやエッフェルなど一部の言葉で人がわかるように、数多くの偉い立場にいる人たちが少しでもやらかすと、切り取られて様々な揚げ足を取られてバズる。
ワクチンという言葉を回避するために発明される様々な言葉たちで溢れる。
ドル円で1ドル158円迎えたことによる「ジンバブ円」。
不満がとても強い悪口としてのトレンドとして、どこまでも新語が続いていく。
面と向かっては絶対に発信されることはない、悪口含むユーモアの効いた言葉の数々。
過去のどんな時代に於いても、不満のある物事に対して様々な言葉が発明されてきた。
これらは止まることを知らないし、これからもさらに増えていくに違いない。
皮肉の効いた言葉、直接的な悪口、危機すらユーモア溢れた言葉。
言葉が様々な世界を作り出していき、その方向に物事が固定化されていく。
時にはそれがあまりにも強すぎて、心を病むこともあるかもしれない。
行き過ぎたものに対して、言論統制が入って来る。
そしてそれを回避する形で言葉が変化する。
本来意味していたはずの言葉が気がついたら変化していること、暗に意味する言葉が、気がついたらメインの意味になっていることもある。
言葉の良い悪いは解釈次第であるし、人によって捉え方は様々。
過剰に心に重くのしかからないように、うまくコントロールすることも必要。
言葉はいつでも新しく発明され続けるからこそ、それについていくのは大変。
そして時には全く気にせずにいるという工夫も必要。
新しく発明される言葉に対する向き合い方についても、ますます大切になって来るに違いない。
ありがとうございました。
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