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課題が全てを教えてくれる

今回は「課題」についてです。何をすれば良いかわからない、やりたい事が分からない、という方にも読んでいただきたい内容です。




1. 課題を出発点にする

このテーマはいくつか参考書籍があると思います。ですが、自分の言葉で書いていきます。

課題から始める。課題とは「誰の」課題か。自分の課題の場合、自分だけで解決可能です。では組織の課題はどうでしょう。他者を巻き込み推進していく必要があります。その場合、全メンバーが「共通の課題」として受け止めている状態であるべきです。

他者に動いてもらう(時間を割いてもらう)必要がある。そのためには目線が揃ってなければならない。想いが1つになっている状態、同じゴールを描けている状態です。それらが実現したとき、初めてスタートラインに立てます。


2. やりたい事か、課題か

極論ですが「やりたい事は無くても良い」と考えます。なぜなら、課題がやるべき事を教えてくれるからです。

課題から提示されたやるべき事を遂行する。それだけです。「解決したい」と、誰もが願っていることを実現します。

やりたい事がある場合は、なぜそれをやりたいのか。やるべきなのか。タイミングは今なのか。深く考える必要があります。なぜなら、課題から出発していない思考だからです。


3. 課題の相対性と優先度

では「課題であれば何でも良いのか」というと少し違います。複数の課題を把握できている状態が望ましいです。

1つだけしか課題発見できてない状態だと、早急に取り掛かるべきか否かの判断ができません。課題を相対的に確認できて初めて、今どのレバーをひくべきかが判断可能になります。

「課題が沢山ある」という状態は、良いと感じます。その中で優先度の高いものに実際着手できているか。今はこの課題に取り組むべきだ、と全員が納得感を持てているかが重要です。


4. トップダウンか、ボトムアップか

トップダウン or ボトムアップ。受動的 or 能動的。これらの論はあまり意味を成さないと考えます。顧客起点で考えれば、どちらでも良いのではないでしょうか。顧客の願いは「最高の体験を提供して欲しい」の1点のみです。

我々デザイナーは、ゼロから価値を生み出します。よって他部署からの依頼が発生します。依頼を完璧に遂行する事も素晴らしい事です。

誰が主であるかは論点ではない。依頼者と実行者の関係ではなく、お互いが「伴走者」になるべきだと思います。


まとめ

課題から議論を始めると「何が問題なのか」「何を解決すべきなのか」という視点を他者と共有することが可能です。そもそもこれは今やるべき課題なのか。常に論点の探索を先行させます。

やりたい事がある。これも素晴らしい事です。しかし、それはHOWでありアウトプットの1つに過ぎない。一度立ち止まるべきでしょう。

課題は?論点は?分からない点は?

「?」から出発する。そうすれば自ずと道が開かれ、強い軸を持つ最高のアウトプットに辿り着くと思います。




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