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夕方の17時まで仕事をして木山から今日の仕事の内容をあらかたをチェックしてもらってからタイムカードを押して渋谷にあるデジカムのオフィスを退社してぼくは駅へと向かう。宮益坂を登り切って小さな映画館を右に曲がり左に折れて、三件目の雑居ビルは時間的に同じような勤務時間のサラリーマンの顔がちらほらと見える。ぼくは少しだけ居た堪れない気持ちになり、羽織ってきたジッパー式のパーカーのフードを被ってまるで何か悪いことでもしでかしたような気持ちで青山通りへ向かう。なんとなく嫌な予感が消えてくれないので、Number Nineのグレーパーカーのポケットからスマートフォンを取り出してTwiterを開いてタイムラインを流れてくる情報に目を向ける。何処かで誰かがぼくの言葉を呟いているような気がしているのだろう。画面をスライドさせ140文字の感情の切れ端と現在時刻を確かめる。金王坂を降りて六本木通りに合流する直前で歩道橋を渡り、玉川通りへと抜けるあたりでLineの着信があり、アプリを立ち上げてメッセージを読む。
「悠亜@この間はどうも。忘れ物を取りに行きたいんだけど、時間取れるかな? それと、ちょっと面倒なことになってさ。相談に乗って」
 大谷悠亜。三月半ばの金曜日の夜に新宿のWarpというクラブで偶然知り合い、なんとなく意気投合して酔った勢いもあってLISTOってホテルに連れ込んだ。そんなことに早々巡り合う訳でもないし、派手な生活を送っているつもりもない。ただその日は無性に部屋に一人でいるのが苦しくなり、知っている名前のDJが出ているフライヤーを見つけると、そのまま下高井戸駅から電車に乗った。車内は人影がまばらでぼくは雑音が気にならないようにBluetoothのイヤホンをして耳を塞いでしまった。逃避なのかもしれない。向かいの席の派手な格好の二十代後半の女二人組の笑い方が妙に気に触ったのを覚えている。彼女からのメールにどうやって返事をしていいのか分からず、そのまま金王坂を降りて行きつけの本屋へと向かう。店内ではこの時間であれば、まだコーヒーが呑めるはずだし片付けておきたい問題に関する書籍を見つけるのにはちょうどいいのかもしれないと考える。『空飛ぶ本屋』は仕事帰りによく立ち寄る機会があり、小さいけれど、品揃えが珍しく他にはないので利用している。欲しいのはエドワードゴーリー『おぞましい二人』。村はずれに住んでいる殺人鬼夫婦が村の子供達を招いて、次々に残酷な方法で殺害していくという実話を基にした絵本だ。確か、店内に一冊だけ残っていたことを思い出してガード下を潜り抜けたところで玉川通りを左に曲がり、十字路の蕎麦屋とラーメン屋の向かいにある雑居ビルの二階へと階段を上がる。お目当ての本は入り口から一番遠い場所の本棚にあり、灰色の模様で縁取りされた正方形に近い形の表紙の中央に背の高い女性が両手で女の子と男の子と手を繋いで立っている。疑いのない子供の目と感情を失くした女の表情。ゆっくりと時間を掛けて夫婦は子供達を殺していく。夫婦は酷く不幸な生い立ちだ。誰もが同情するが、助ける手立てもない。だからこそ、二人は感情の赴くまま本能に基づいて人間らしく生きようとする。今、目の前にある環境がぼくを作っていく。物や音や光、そして色彩に影響をされて自分自身になろうとする。残酷な話のはずなのにどことなくユーモラスな作家の絵本を開く。どうにもならなかった二人の願望が叶えられていく様子を確認する。大谷悠亜からのメールのことを思い出してまずはエドワードゴーリー『おぞましい二人』を購入して、ホットコーヒーを一つ注文する。窓際に備え付けられた木製のカウンター席でコーヒーを呑みながら大谷悠亜のメールに返信する。『空飛ぶ本屋』は一般的な中古書籍の販売店だけれど、簡易的なカフェが併設されていて購入した本を読みながら時間を潰すことが出来る。
「波玲@わかった。木曜日の19時ごろなら大丈夫。ついでに欲しがっていた絵本をプレゼントするよ。相談? 前に話していたことかな」
彼女と最後に会った時のことを思い出して少しだけ憂鬱な気分になり、綺麗に取り除かれた時間だけを追うようにしてLineの返信をする。あまり間を置かず返事が帰ってきて彼女がすぐ近くにいることを伝えてくる。
「悠亜@そう。あのさ、君が言っていたメリーゴーランドファンタジーって奴のこと。私にも思い当たる節があって。光の階段ってやつ」
 メールにちょっとだけ不安が湧き上がり、三ヶ月前の金曜日の夜、意識に立ち現れた不可思議な現象を思い返して夢が叶えられた瞬間に起きていた奇妙な出来事を共有していた事実にちょっとだけ胸が苦しくなる。ぼくが伝えようとしていた感情や思惑が見えない声になってちゃんと届いていたんだってことをもしかしたら手に入れられるかもしれないと取り乱してしまうけれど、冷静に呼吸を整えてコーヒーに口をつける。繋がっているという感覚ももしかしたら存在しているのかもしれないという疑念すらも受け入れている嫌悪感を覚えて黒い液体の苦味が覚醒させる意識にだけ嘘が入り込んでいることに苛立ちを感じてしまう。
「波玲@誰にも打ち明けられずにいたからあの夜、君にだけ話したことだけど、一人きりで部屋にいる時に感じていた啓示のことなら聞き流して欲しい。過去の何処かで叶えられた夢が誰かの夢に寄生して意識の海に溢れ出してしまう。古い知り合いから聞いた話だけど、信じられないって時が何度もあったんだ」
「悠亜@あはは。天才ってやつなのかな、君は。まぁ、私も女の子ではあるから違いが分からない訳じゃない。快楽の問題じゃなくてフィーリングの話だしなんていうかね。けど、そういうのって比べるものでもないんじゃない?」
「波玲@あーあー。耳がいたい。すごく久しぶりだったせいもあるから震えてたこともきっとバレてるんだろうね」
「悠亜@うん。ほんとだね。本がいっぱいある家だなぁって思ったよ。印象とは全然違うからよく覚えてる。それに──朝まで手を離さないで欲しいなんて初めて言われたと思う」
 素直な気持ちをテキストに変えて伝え合っていると、いつの間にか消えている感情がどうしても気になってメールを打ち返す手を止めてしまう。悠亜と会ったのは確かにあの一度きりで差し当たって用事もなければ、予定を合わせる必要もなかった。けれど、たまたま彼女がホテルにおき忘れた私物の件でこうやって連絡を取り合っている。アンティーク調の手帳。スマートフォンがあるのに今時とても珍しい。当然ながら中身を見たりはしていないけれど、本革の使い古された感じがとても大切にしている物なんだという印象を持った。開けてみたいという欲求がない訳じゃない。けれど──
「波玲@そうだね。寂しいってベッドで抱き合っていたはずなのにそう感じていて。あの時はうまく言葉に出来なかったから。うん、本を読むのは好きなんだ。言葉に溺れている感じがして。とても」
 白いマグカップのコーヒーを呑み終わって青いビニール袋に絵本を戻して彼女にプレゼントをするのならもう一度ラッピングした方がいいのかもしれないと不慣れなことを思いつき、『空飛ぶ本屋』を後にする。今日は火曜日で、会う約束は木曜日だ。アルバイトは明日が休みで今日の夜はこれ以上予定もない。真っ直ぐ家に帰れば、他に話す相手もいない。年齢は42歳。独身。最後に誰かを好きになったのはどのくらい前のことだろう。愛おしいと感じて、片時も離れたくないと想う夜を過ごして、また会えたって喜びに満ちた朝を迎えた毎日がいつの間にか消えてしまってからもう随分と長い時間が経っている。今、何を考えているんだろうって強い思いだけが苦い味のまま喉に残っていてやっぱり言いたいことが何も言えない。けれど、今ならもしかしたら伝えられるのかもしれないと幾つかの欠片を拾い集めるようにして京王渋谷駅へ向かう。
「悠亜@そっか。まあ、だいたい把握。とりあえず、後のことは木曜日ね。また」
 京王線のエスカレーターの前で偶然に以前の職場の同僚だった高鷺洸と出会う。随分と久しぶりだったせいか一瞬だけ向こうはぼくのことがわからなかったらしいが、こちらは見間違える訳もなく思わずこちらから声をかけてしまう。
「あ。お久しぶりです。仕事帰りですか?」
三秒間の沈黙の後にとても驚いた表情でぼくの顔を見つめて高鷺は深呼吸をしてからぼくの肩に親しげに手を置く。彼なりの距離感の取り方であんなことがあった後でも態度を変えないところがとても彼らしい。もしかしたら、ぼくのことなんて忘れてしまっていると思っていたことにちょっとだけ気後れしてしまう。
「おぉ。波玲か。髪型変えたんだな。似合わないというか、明るくしたのは心境の変化か? 今何している? ちょっとだけ付き合うか?」
 高鷺はほんの少しぼくの表情を見ただけで状況を察したのかエスカレーターの方ではなく、裏通りの方を指さす。詳しく話をしたいと考えているのは一体どちらなのだろうかと考えてきっとぼくの方なんだろうと気付いて迷わず頷いて返事をする。
「あぁ。はい。そうですね、なんとかやってます。こちらこそ。久しぶりに会えてとても嬉しいです。お店はいつものところですよね」
「生意気なところも相変わらずか。ならいい。なぁ、波玲。お前はもう大丈夫なんだな? 清原さんはすぐに職場に復帰したよ。ま、いいや。とりあえずNINEで少しだけ呑もう。話をしたいのは俺の方だよ、波玲」
 前の職場を辞めたのは三ヶ月前。デザイナーとして勤務していた広告代理店でぼくは上司と暴力事件を起こして退社する憂き目にあった。お互いの関係性をよく理解していた高鷺さんの尽力で事件そのものは穏便に済まされる形になったけれど、当然ながらぼくは責任をとって会社を去ることは免れなかった。過剰なストレスによる職場放棄という名目で自主退社となった訳で、受け持っていたクライアントと会社の事情から社長含む役員に対する言い訳まで高鷺はぼく自身の事情を出来る限り考慮した上で最善を尽くしてくれた。お礼を言わなくてはいけないはずがいつの間にか半年が経過していた。近況も変わっている。何も諦める必要はないのかもしれないとどうにかアルバイトだけは始めた。離職した理由とデザイナーという仕事に対する葛藤がどうしても解決しなかった。聞こえている声。見えている時間。嫌な気配と乱れた呼吸。悔しさが滲み出てしまうような気がしてたった一言だけ忘れられないんですと高鷺には出来る限り聞こえないように独り言を呟いてNINEの木製の扉を開ける高鷺の後に続く。
「いらっしゃい。洸くんとそれに、あぁ、波玲。話は聞いている。まぁ、座れ。なんというかその。災難だったな。洸はいつものハイボールでいいか。波玲はどうする?」
 NINEのマスターはどうやらぼくの名前を覚えていたらしい。八年間勤めた広告代理店を退職して以来一度も顔を出していない。もしかしたら、彼はぼくの数少ない理解者なのかもしれない。アルバイトを始める前に行きつけの美容院に出向き茶色く染めた髪型を指摘して笑顔で安心していいと合図をしてくれる。店内には二人組の女性客ととても綺麗な顔立ちの男性客。それと、よく口の回る関西弁の女性店員の蒼良。グラスの水滴をナプキンで拭き取りながらぼくの顔に気付いて注文を聞いてくる。
「あーあかん。めっちゃ暗い顔して洸君が通ってたのを知らん奴がおる。あんな、名前負けって言葉あるやろ。それ、あんたのことやん。わざとらしく気を使わんように仕向けたって無駄やで」
「いえ。そんなつもりじゃないですよ。けど、顔を出しにくかったのもあるし、渋谷自体に戻ってきたのも先月からで。とりあえずビールを。グラスでお願いします」
「君のこと、洸君は後悔しとるんよ。投げ出せない性分なんやろなぁ。ほんまに。けど、そやな。元気な顔してるんやったらそんでええ。髪型似合うとると思うわ。そや、一番辛かったのはあんたや。うちらはほんのちょっぴりお裾分けしてもうただけやからね」
 サーバーからグラスに生ビールを注ぎながら蒼良が勇気づけてくれる言葉が緊張を解きほぐしてくれる。嘘は言わなくていい。それだけが暗黙のルールだってNINEに流れるスタンダードなジャズがこっそりとぼくに伝えてくる。ベースは優しく包み込むように、ビートは出来る限り隙間を感じさせて強弱を確かめながら、メロディだけがそっと寄り添ってくれるように。二人組の女性客がハイボールを作り終えたマスターの軽口に笑い声をあげる。カウンターのコースターの上にグラスビールとカクテルグラスに入ったハイボールが置かれる。ぼくと高鷺はグラスを持ち上げて挨拶をして乾杯をする。喉が渇いている。音を立てて黄金色の液体が体内に吸収されていく。過去は清算される必要がある。ぼくはやっぱり傷が痛むことに気付いて歯軋りをする。高鷺がグラスをコースターにグラスを置いたときの表情を見て蒼良は男性客の方へと場所を移動する。
「蒼良の言っていることは気にしないでいい。久しぶりにあったんだ。何も難しい話がしたいわけじゃない。仕事は? 何か見つけたか?」
「いえ、仕事というほどじゃないです。アルバイトで、割りがいいからチャットオペレーターってやつです。いわゆるサクラですよ。女性のフリをして男性の相手をする。やり甲斐があるわけじゃないけど、何もしないよりはいいと思って」
「例の件は社内だけで解決するように社長には頼んである。能力的なことを考えても、年齢のことはともかく十分雇ってくれるだけの会社は見つかるはずだ。まだ引っかかってるのか」
「はい、社長ともよく話しました。ぼくだけが遠慮をすることでも、いつまでも負い目に感じる問題ではないってそう言ってくれました。まずは心と体を休めて、それからいつでも仕事を探せるようにはしておく。手伝ってやれることはないけれど、必ず良い方向には向かうはずだって。握手をして真っ直ぐにぼくを見て、だからちゃんと信じろと。けど、もしかしたらぼくはまだ怯えているのかもしれない」
「何にだ。デザイナーの仕事にか? クライアントの要望に応えてやるべきことを怠りなく行って締切に間に合わせて滞りなく提出する繰り返しにか? それともやっぱり人間関係の摩擦か。誰といたってどこに至って同じことだとしても遠慮は忘れるべきじゃない。それは謙遜や僻みとは違うものだからな」
「いや、もしかしたら楽しむことにですよ。やりがいを見つけて仕事を通じて見つける喜びみたいなものを感じることそのものにもしかしたら疑念があるのかもしれないです。例えば、クライアントがぼくを通じて自分のことを理解していく段階すら逃げ出したいと考えている。メールをしていて思うんですよ、この人たちとぼくは何が違うんだろうって」
「メール。課金をしてセックスをしたいという男たちと話をする。まあ、大体はわかるよ。誰も何も求めていない空っぽなんだって。嘘を言わなくちゃいけないことに疲れてくる。楽しさは忘れてしまっても手は動くからな。考えているよりは確かにずっといい」
「考えているよりはずっといい。高鷺さんの口癖でしたね。自宅で絵を描いています。伝えたいことがあって、色でしか表せない音みたいなものを捕まえて光だけを閉じ込める。ぼくは忘れたくなかったのかな」
 大きく息を吐いて一瞬だけ目を閉じてぼくの方をもう一度見てから高鷺はハイボールを口にする。炭酸の泡が細かくグラスの中で消えていく。ぼくにはもう逃げる場所がないんだってどうしても言葉にしてしまいたくなるのを必死になって堪えているのを高鷺に悟られたくなかった。キャンパスの中でぼくは恋をしている。とある少女に。どうしようもなく気が触れるほどに。会いたいという気持ちを塗り潰している時にだけ彼女はぼくに話し掛けてくる。傷口が膿んでしまわないようにぼくは縫い合わせた糸を外して見つめている。筆の動きが病んだ心を騙そうとしている。忘れないでほしい。ずっと傍にいられるのならぼくはきっと君のことを離したりはしないはずだ。
「理由を探しているわけか。心が乾いていくことを疎ましく感じられる年齢ではなくなったのかもしれないな。いつもだったら、お前に暖色と寒色のバランスから考え直してみろって言うだろうが、まあ、今日は違う。お前にはお前の相応しい仕事があるとだけ俺が考えていることを共有するのは難しい。時間が必要か?」
「どうでしょうね。必要なのは時間よりも静寂でしょうか。いずれ分かることを先延ばしにしている感覚だけは忘れてないつもりです」
「だったらいいんだ。あのな、人に自分を見てもらうのはとても重要だぞ。言いたくもないことを知らない誰かのフリをして忘れようとしているといつか見失う。まるで──」
「あの時のぼくみたいですね。清原さんは色々と割り切っている気がします。彼の胸ぐらを掴んだ時にそう思ったんですよ。そういえば、あの人とはこのお店来たことなかったですね」
 ちょうどぼくがグラスビールの最後の一口を飲み干したと同時に蒼良がぼくの前に立って首を傾げて笑顔を見せる。彼女の顔は半年ぶりだ。お互いに覚えているのだということを確認し合うためにもう一度ビールを注文する。
「あのおっちゃんはいつも若い女と一緒にきーいはるで。会社の子とはちゃうんやろうけどな。けど、最後はいつも女の子の方が傍に寄っとるんよ。ほんまに。君にはそういう抜け目ないところがないなー」
「あ。はい。お願いします。抜け目ですか。ぼくは彼と違って何が欲しいのかちゃんと分かっているつもりです。求めたりはしていない」
「そやね。ほんまに君のいう通りや。そなら慌てたらあかんね。我慢いうのも大事なんやろ」
 高鷺がハイボールを飲み終わって彼も同じようにおかわりを頼んでカウンターの椅子に座ったまま後ろに重心をかける。言いたいことがわかっているつもりなんだってぼくは誰にもわからないように頭の中で唱えている。苦しさがこみ上げてきて感情が吐き気を装う。煙草は一ヶ月前からまた始めた。失業保険を無駄に使いたくなかったからで、口元の寂しさが拭えたわけじゃない。高鷺がぼくの様子に気付く。半年前と変わらないセブンスターをぼくの前に差し出す。一本だけ引き抜いて火をつける。ニコチンが血液に入り込んできて眩暈を起こす。白い煙を吐き出すと、また二人組の女性客が声を合わせて笑っている。男性客が勘定を済ませて店を出ていく。高鷺も同じように煙草の火をつけてぼくは透明な灰皿に吸いかけの煙草を置いて二杯目のグラスビールを口にする。

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