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『Simplify マーケットを支配する最強ビジネス戦略』を読んでみた。

どうも!まつです!

今回は、ビジネス本の要約です!

今回、読んだビジネス本は『Simplify マーケットを支配する最強ビジネス戦略』です。

序章『シンプル化こそ鍵である』というタイトルとともに本書ははじまるんだけど、ホントにその通りで人って自分が思っている以上に理解してくれない。
これは理解力がないとか私が頭いいとかではなくて、意識していないことに対しては思っている以上に理解度がさがるってことね!

だからこそタイトルにあるようにいかに伝えたいことをどれだけシンプルにできるかがポイントになってくる。

本書で書かれているシンプルは私が冒頭でお伝えしたことと少し違くてサービスや商品、サクセスやストーリーなど大前提をシンプルにすることからはじめることが大切だとはじまっている。
様々な店舗を例にあげどうシンプルにしていったかを説明している。

『運搬とスペースのシンプル化』
「価格のシンプル化」を成功させるためにコストのかかるサービスをやめること。その代わり低コストのサービスをふんだんに提供することが必要になる。
『安売りしつつも「低コスト」あるいは「無料」のサービスを提供し、さらなる集客につなげる。このサービスのキーワードは「利便性」「有益性」「芸術性」の向上』

現状のサービスは本当に必要なモノなのか、それとも過去のルールや概念に囚われているのかを客観的にみて判断する必要がある。
その判断ができることが価格のシンプル化につながると感じた。

『シンプルさと効率性』
流れ作業型レストランを題する店では、メニューの種類を極端に減らし、安くいち早く提供できるような仕組みを確立させた。

このお店を「スピード・サービス・システム」と名付けた「流れ作業方式」に変えること。
そのためにメニュー、ウエイトレスなど様々な部分で引き算のビジネスを行いその価値を高めた。

メニュー数を減らした効果は想像以上で仕入先が限定されることで大量仕入れとなり、仕入れコストが下り利益率があがることになった。
ここで注意しなければならないことは価格を下げることが大切なのではなくてシンプル化することによって結果的に価格を下げることができると認識してほしい。

『無駄のないのシンプルさ』
専門家ではなくても簡単に使えるコンピューターにするために無駄のないシンプルなものをつくること。これがこの会社の思い。

今では当たり前となったアイコン表示、みたものがそのまま印刷されるWYSIWYG(ウィジウィグ)など使いやすさをシンプル化することに注力し、価格のシンプル化には主眼をおいていない。

『商品は「めちゃくちゃすごい」ものでなくてはならない。使って楽しいものであり、誰に対しても「感動の要素」であるべき』という信念を貫いた。だからこそ今の地位を確立することができたといえる。
商品やサービスを桁違いに向上させることが重要となる。

第6章の冒頭にとてもお目白い文章が書かれているので紹介。
『世界最大のタクシー会社ウーバーは、車を保有していない。世界で最も利用者の多いメディア会社フェイスブックは、コンテンツをつくらない。世界最大の資産価値を持つ小売業アリババは、在庫ゼロだ。そして世界最大の宿泊施設提供会社エアビーアンドビーは、、不動産を一切所有していない。』

全てに共通して言えることは集客力なのではないだろうか。集客力があるからこそ在庫ゼロ・不動産所有ゼロという各業界で類をみない戦略がうてる。
とはいえ、集客力が先なのか、ゼロモデルが先なのかは分からない。

次に面白いと思った内容が『無料サービスはどちらの戦略か』
「タダ」は錯覚に過ぎない。無料に見える一種の取引なのだ。

①消費者にゼロ価格でサービスを提供して広告スペースの販売というビジネスモデル
②基本サービスは無料でプレミアムサービスで課金

無料にすることで人が集まり、人が集まっているというところに価値が生まれビジネスとして成り立っていく。
これってメチャクチャ深い。昨今、人が集まっていないものには価値が少ないと思われている。逆に人が集まれば集まるほど価値は高くなる。
それだけコンテンツやコミュニティ、サービスや商品が多様化した現代において人を集めるということが難しい世の中になっているのかもしれない。

本書でも書かれているが、シンプル化には大きく分けて2種類あり「価格のシンプル化」「プロポジションのシンプル化」がある。上記で説明したものは全てこの2つに分類できる。
この2つのシンプル化について注意しなければならないことが本書にまとめられており、価格のシンプル化で注意しなければならないことは、同じクオリティで安い物が出てきてしまうと顧客は他に移ってしまう。また同価格でもクオリティが高いものが出てきても同じことが言える。

次にプロポジションのシンプル化についての注意点として、同じように破壊的イノベーションにおいてこれまでと全く違う角度から想定してつくられたモノが出てきてしまうことだと言える。

お互いに商品やサービス自体に顧客がついていて初期段階ではいいと思うが、徐々にファン化させることが重要になるような気がする。
しかしながら大手企業になればなるほど、ファン化されることが難しくなるようにも感じる。
私自身、商品やサービスをブランディングしてはじめてファン化されると考えていて商品やサービスにファンをつけることは容易ではないような気がする。

その反面、中小企業やスタートアップ系の会社は社長や社員、商品やサービスにファンをつけやすいとも考えられる。

本書では大企業の弱点として「間接費の落とし穴」「共食い現象の落とし穴」「顧客の落とし穴」「複雑性の落とし穴」「スキルの落とし穴」この五つの項目にまとめられている。そしてそれに対しての対応方法も同時に解説されているのでぜひ手にとってほしい。

どの業界においもシンプル化はとても重要な課題であり、シンプル化ができると市場の中でかなり優位に立てることが分かる。
ここ最近の企業でもよりシンプルにした企業が業績を伸ばしているように感じる。
それは逆にシンプル化がどれたけ難しいかということにもつながると思う。
今いる業界や市場において当たり前と思っていることをどれだけ疑えるか、どれだけ違和感を持つことができるか、この思考がシンプル化の鍵だと思う。

結果としてシンプルにしたことが成功の要因だという解釈や説明はできるかもしれないが、固定概念や先入観を疑い、その疑った自分の感性をどれだけ信じることができるか、これが成果を残すポイントなのかもしれない。

改めて世の中が成功だと認知している企業はシンプル化をしているということの気付きと同時にシンプル化する難しさについて考えさせられる時間になった。
目の前の事業に対したシンプルという切り口で見れるよう意識していきたい。


最後まで読んでいただいてありがとーござい「まつ」。

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でわでわ!まつでした。またね。

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