この見返負債は、政府が法貨発行を預託してある中央銀行の「見返債権」（貸付金・買いオペ買上げ国庫証券）が満期到来に、いったん政府減債会計（国庫整理基金特別会計）のほうに「売現先渡し」されてることで政府減債会計上で、貸方「見返負債」を発生させて、中央銀行保有分への決済をすませたことになり、
　中央銀行　ー / (-)発行銀行券
　　　　　　　　満期到来国庫証券（売）
　政府（減債基金） 満期到来国庫証券（買）/ 見返負債

これを中央銀行が買い戻すことで、政府に「対市中決済期到来国庫証券」への決済財源（公債金）を用意させる。なお、下記 * は、日本では「借換債」と呼ばれている。
　政府（減債基金） 公債金 / 満期到来国庫証券*
　中央銀行　満期到来国庫証券* / 発行銀行券（公債金）