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ビートルズ「栄光の陰に隠れがちな名曲」10選(その1)

何とはなしに、いつかは上記のテーマで自分の頭の中を整理してみたかったのです。そこへ来て、あるクリエイターさんの投稿https://note.com/tatsumi1996/n/n5f1ab11cbe59?sub_rt=share_pw)にインスパイアされ、自宅に張り付いていなければならない本日、時間のあるうちに「はじめの3つだけ」書いてみます。

以下、発表時期の順に曲名と作曲者名義、収録アルバム、愛している理由を端的に記します。好きな順ではありません。

なお、「隠れてねえよ!誰でも知ってるわ!」というツッコミもあるかもしれませんが、一切受け付けませんwww

1. "You Won't See Me" (1965) - McCartney

  『ラバー・ソウル』(Rubber Soul)収録。



ポール・マッカトニーらしいポップで美しく、ピアノとコーラスが印象的な名曲だが、曲名ともあいまってどこか淡々としていて「やさぐれ感」があり、そのせいなのか、「アルバムの中の一曲」感が拭えない奥ゆかしさが好き。

2.”Rain" (1966) - Lennon 

  コンピレーションアルバム『Past Masters』収録。


シングル盤「ペイパーバック・ライター」 (Paperback Writer)のB面扱いで、メジャーアルバムには収録されなかったのが信じられないほどの名曲・名演である点が好き。淡々とした同じフレーズの繰り返しで構成されていながら、聴いていてなぜか心を震わされてしまう麻薬的な魅力がある。この種の「同じフレーズの繰り返し麻薬的ソング」をジョン・レノンはたまに作り、後に言及するDear Prudenceや解散後のMind Gamesでも同じ魅力を感じる。


また、この曲のリンゴのドラムとポールのベース・フレーズは奇跡的名演であり(一介のアマチュア・ミュージシャンに過ぎない僕が言うのも不遜ではあるが)、彼らの頭の中を覗きたくなるほどに、信じられないほどの独創性を発揮していると感じる。

3.”And Your Bird Can Sing" (1966) - Lennon

 『リボルバー』(Revolver)収録。

印象的なギターフレーズと、わりあいにストレートなメロディ、しかし簡単そうに見えて「えー、そう着地するの?!」と驚かされるジョン・レノンらしいコード進行が好き。


一方で、書いた本人はまったくこの曲を気に入っていないらしい、というのだから、表現物とは得てしてそういうことがあるよなあ、と思わされる。

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