見出し画像

お遍路20番鶴林寺21番大龍寺22番平等寺23番薬王寺

この道を弘法大師そしてお遍路のみなさんが歩く
お遍路って祈りの道
心が洗われる
これも縁なんだろうなあ

標高470メートルの鷲が尾の頂に当寺があります。境内からは紀州や淡路の山峰、はるかに太平洋を眺望できます。樹齢千年を超すような老杉、檜や松の巨木が参道を覆っており、寺門は静謐ながら隆盛の面影をしのばせます。寺伝によると798年、桓武天皇(在位781-806)の勅願により、弘法大師によって開創されました。弘法大師がこの山で修行していたとき、2羽の白鶴がかわるがわる翼をひろげて老杉に舞い降り、小さな黄金のお地蔵さんを守護していました。この情景に歓喜した弘法大師は、近くにあった霊木で高さ90センチほどの地蔵菩薩像を彫造。胎内にそのお地蔵さんを納めて本尊とし、寺名を鶴林寺にしたといわれます。

21番大龍寺
ロープウェー

全長2,775メートルで西日本最長。101人乗り、所要時間約10分です

「西の高野」とも称されます。四国山脈の東南端、標高618メートルの太龍寺山の頂近くにあります。樹齢数百年余の杉が天空にそびえ、境内には古刹の霊気が漂います。弘法大師が19歳のころ、境内からさらに南西約600メートルにある「舎心嶽」という岩上で、100日間の虚空蔵求聞持法を修行しました。この言い伝えは、大師が24歳のときの著作『三教指帰』に記されており、よく知られています。

虚空蔵求聞持法は、真言を百万遍となえる最も難行とされる修法です。弘法大師青年期の思想形成に大きな影響を及ぼしているとされます。

22番平等寺「あらゆる人々の心と身体の病を平等に癒し去る」という誓いを立てて、弘法大師が作った本尊薬師如来です。常時拝観可能ですので、仏さまのお姿をみながらゆっくりとお参りください。

23番薬王寺
発心の道場といわれる阿波最後の霊場です。高野山真言宗の別格本山でもあります。厄除けの寺院としては全国的に有名です。やくよけばしを渡って本堂に向かう最初の石段は、女厄坂といわれる33段、男厄坂といわれる急勾配の42段、さらに男女の還暦厄坂と呼ばれる本堂から瑜祇塔までの61段からなっています。各石段の下には薬師本願経の経文が書かれた小石が埋め込まれており、参拝者が1段ごとにお賽銭をあげながら登る光景が見られます。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?