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弱みを価値に

このnoteでは、医師や管理栄養士などさまざまな職種の人がそれぞれの視点から「健康経営」について情報発信をしています。

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こんにちは。キャリアコンサルタントの國定若菜です。
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前回は「強みをいかしたチームをつくろう」という記事を書きました。強みをみつけるワークや本を紹介しています。

今回は弱みについてです。誰しもが強みも弱みも抱えています。強みにフォーカスされがちですが、実は弱みに着目することも大事です。

弱みから強みをみつける方法、弱みを活かすチームづくりについて紹介したいと思います。是非、ご自身で、職場でやってみてくださいね。

弱みは強みでもある

たとえば就職活動(転職活動)では必ずと言っていいほど、自己PRを聞かれます。つまり、「あなたは何が強みで、どんなスキルや経験があるの?」というアピールが求められます。

それ以外の場面。起業する時、事業計画をつくる時、自己紹介...いろんな場面で強みにふれることは多いです。

でも、「強みなんてないよ...」という悩みもまたよく聞きます。強みアピールを求められるからこその悩みなのでしょう。

そんな時、私は「弱みはなんですか?」と質問をしています。強みがないという人は、弱みだと出てくるからです。

「慎重で石橋を叩くタイプ」「行動するまでに時間がかかる」これらが弱みとして出てくることも多いのですが、そんな時は「リスクを検討して情報収集や計画立てを着実に行える、とも言いかえられますよね?」とお伝えしたりします。

そうすると、「たしかに!!!」と表情がパッと変わるのですが、そうです。弱みは強みとも言えるのです。(これを、リフレーミングと言います)

特に最近は、行動力や挑戦する姿勢を良しとする企業も多いので、それを察して上記のようなタイプの人は特性を強みと捉えづらいのだろうなと思います。
ですが、慎重にリスク検討をする姿勢もまた重要です。

弱みに着目すると強みがみつかる。だから、弱みも大事にしましょう。

弱みがあるからチームが強くなる

タスクが漏れがち、納期ギリギリになりがち、落ち込みやすい...
人それぞれいろんな弱みがあるかと思いますが、それを隠したりするのではなく、チームメンバーで開示し補完し合いませんか?という提案です。

弱み、できないこと、苦手なことをできるように頑張ることも確かに大事です。
だけども、先ほどもお伝えしたように誰しもが弱みがあります。

それを自分もチームメンバーも認めた上で、弱みの部分をフォローできる人がしたほうが、結果チームとしての生産性も創造性も高まります。

「なんでこんなこともできないの!?」というやりとりと、辛い雰囲気がなくなり、安心できる人間関係にもつながるでしょう。

弱みを開示するワーク

弱みを開示するワークは2〜3名でします。他の人からの質問に答えることによって新たな気付きが生まれますし、他の人の意見を聞くことで視点が広がるためです。

弱みを開示するワークは以下のようにすすめます。
※注意:話を聞く人は、話をする人を否定・批判せずに聴きましょう

①個々で、これまでの人生を振り返って「辛かったこと」を時系列で思い出します。
②出来事の何が辛かったのかを書き出します。
③2〜3人一組になり、発表の順番を決め、発表者は書き出した内容を発表します。
⑤聞く役割の人は、ただただ聞きます。そして感想を発表者に伝えます。

弱みについて話すことって、あまりないですよね。もしかすると躊躇する気持ちも出てくるかもしれません。

でも同時に、「弱みについて話しても、聞いてくれた」という体験は信頼関係にもつながります。

最後に:私たちができること

今回、弱みをテーマにしました。弱みは強みとも言えること、弱みを活かしたチームづくりについてお伝えしました。

健康経営について取り組みたいけど、やることが多くて大変そう...

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また、私たち多職種専門家チームなら、具体的な実践のポイントをお伝えできますし、制度や仕組みの構築、研修の実施まで行えます。

私たちは、”組織と個人が共に幸せをデザインする”ことをビジョンとし、組織ごとの異なるニーズにカスタマイズした対応を行っています。

健康経営について相談したいという方は是非、ご相談ください。

▶︎ メール kenko.keiei.kyoto@gmail.com


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