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314番 梔子柏皮湯(ししはくひとう)

ボーナスステージっぽいコタローの300番台の第2段。梔子柏皮湯です。これ読めませんよね〜 「ししはくひとう」と読みます。梔子は山梔子のこと、柏皮は黄柏のこと。
黄疸と皮膚の痒みの薬との位置づけ。とはいえ、黄疸があれば西洋医学的アプローチに軍配が上がると思うので、痒みの方にフォーカスしてみます。
アプリ「プロ漢方」で、皮膚瘙痒症・痒みを引くと、黄連解毒湯(15)、牛車腎気丸(107)、消風散(22)、当帰飲子(86)、六味丸(87)が出てきます。おっ、5つくらいかと思い、他にもないかを探してみると…大峰堂薬品工業株式会社のホームページにありました。(参照;処方辞典 皮膚の症状
茵蔯蒿湯、茵蔯五苓散、温経湯、温清飲、升麻葛根湯、桂麻各半湯、排膿湯、排膿散、柴胡清肝湯、防風通聖散、麻子仁丸、調胃承気湯、大黄甘草湯、牛車腎気丸、黄連解毒湯、三物黄芩湯、黄連阿膠湯、帰耆建中湯、黄耆建中湯、八味地黄丸、桂枝茯苓丸料加薏苡仁、桂枝茯苓丸、加味逍遥散加川芎地黄、六味丸、麻杏薏甘湯、清上防風湯、消風散、十味敗毒湯、蛇床子湯、白虎加人参湯、白虎加桂枝湯、当帰飲子、中黄膏、紫雲膏、五物解毒散、桂枝加黄耆湯、苦参湯、秦芁羗活湯、越婢加朮湯、越婢加朮附湯、黄耆桂枝五物湯、紫根牡蛎湯、治頭瘡一方、治頭瘡一方去大黄、真武湯、神仙太乙膏、千金内托散、排膿散及湯、味麦地黄丸、梔子柏皮湯、薏苡附子敗醤散…
いや〜、51個もありました。こんだけ並ぶとお経みたい。まあ、エキス剤がないものもありますし、そもそも軟膏も混ざってる…
単純に「プロ漢方」に掲載されているものが少ないわけではなく、単に私の引き方の問題です。

組成

山梔子(さんしし);熱を取る
甘草(かんぞう);脾胃を補う
黄柏(おうばく);熱を取る

勝手にポイント

黄疸を発熱を薬。蕁麻疹や皮膚の痒みにも適応。

参考文献
「つまずきから学ぶ漢方薬 構造主義と番号順の漢方学習」 岩田健太郎 著 / 西本隆 監修