目に見えない多様性を認知し、採掘すること。


note(ノート)の方では、できるだけproactiveなことを書きたいと思っている。

 最近は多様性と包摂(diversity and inclusion)ということをどこの会社でも言うようになってきて、それだけ意識が上がってきていることは良いことだと思うけれども、一方で「多様性」とは何かということについてはまだまだ理解が進んでいないように思う。

 ジェンダーやエスニシティの多様性を進めるのは良いことだけれども、例えば「年齢」の多様性については、未だに新卒一括採用をしていたり、あるいは同じ年齢の子が集まる学校での集団生活を「社会性」だと言ったり、誤解や混乱があるような気がする。

 さらに大切なのは内面の多様性で、これはなかなか分類ができないし認知もできない。

 外面的にも一見似ていて、均質に見える集団でも、その中の個性や趣味嗜好はみんな違う。
 
 たとえば、セクシャリティがみんなストレートで、典型的に見える日本人のグループがあっても、それで多様性が少ないということではなくて、実際には、内面的多様性はいろいろあるだろうし、それを認知するためには、採掘(マイニング)のようなことが必要になる。

 自分の中にだって、さまざまな傾向や可能性がある。自分自身の中の多様性を認識し、採掘できない人は、他人の多様性を認めることはできない。

 世間で言われている多様性が、あまりにもわかりやすいものに限られていることは問題である。それは最初の一歩かもしれないが、決してゴールではない。

 むしろ、目に見えない内面の多様性に耳を傾けることが大切なのだと思う。

とりあえずこうやってメモしておきます。

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