学校なしで学べるカリキュラムサイトがあったら面白い。


note(ノート)の方では、できるだけproactiveなことを書きたいと思っている。
以前からあったらいいと思っているのは、学習のカリキュラムを体系的に表示するサイトで、それはビジネスとしても十分に成り立つと思う。

以前、中卒で世界的な建築家になり、結局東大教授にもなられたある意味では「学校」という制度を超越している偉大な安藤忠雄さんにお話をうかがったときに、ものすごく独学をしたんだけれども、京大の建築家の友人に教えてもらって京大生が読んでいる建築関係の本を徹底的に読んだとおっしゃっていた。

ここには重大なポイントがある。

つまり、学校は必ずしも要らないが、何を学ぶべきかというロードマップは要る。

京大は必ずしも要らないが、京大の建築学科のカリキュラムの情報は有益である。

そうでないと、自分で学んでいても、独善的になってしまう。

だから、たとえば量子力学を学ぶためにはどのようなプロセスでどのようなスキルが必要で、そのために必要なテクストはどのようなものかといったことを情報提示するサイトがあったらいいと思う。

ウィキ形式で、誰でも編集できて、お互いにコメント、修正できて、徐々に充実していくみたいな感じにすればいいと思う。

リソースはテクストだけでなく、論文のpdfとか、動画とか、音声とか、いろいろあるし、そこに課題とか問題とか解答とかもはっつけていけばいいかと思う。

課題なのは、そもそもカリキュラムと言っても「教科」とか、「専門分野」の区切りはどうなるのか、ということで、そうなると人間の知の体系性はどうとらえるべきかという壮大な話になってくる。

また、アクティヴラーニングや探求学習といった現代的な学習観との関係性をどうとらえるかも面白いチャレンジである。

教科書があってそれを習得してテストで確認するといったアプローチではなくて、プロジェクトを立ててそれに取り組む中で学習するという方法論では、そもそも「カリキュラム」といった概念が異なる可能性もあり、そのあたりも面白い。

そういうことをもろもろ含めて、動的、現代的なカリキュラムを提示するサイトがあったら面白いとずっと思っている。

とりあえずこうやってメモしておきます。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?