ホイールを変えるお話 前編

ホイールを変える事にした。(突然)

…いや、MAKUHALのnoteで最後ちょこっと書いたし、いきなりでもないか。

ZIPP 303sを購入するまで

今のバイクに乗って今年の6月で2年目。
バイクより先に購入したZIPP 303sには非常に満足しております。

(なぜ半年前に購入していたのかというと値上げが予告されていたから。当時は外通で関税含めても10万円いかない位で購入。現在の価格を調べてみるとおよそ15万円ほどだそう…ひぇ…。)

ZIPP 303sを購入した理由

・価格
・フックレスリム:一度経験してみたかった。
ZIPPブランド(重要):なんとなくだけどZIPPブランドに憧れがあった。
・評判の良さ:多くのインプレ記事で高評価だった。価格の割に走りが良い等。

ちなみにもう一つ候補がありました。
LUN HYPER です。価格も(当時は)ZIPPといい勝負するくらいだったが、
どうしてもバタフライカーボン柄が好きになれなかった。
お気に入りのデザインって大事。

当時はアジリスト28C。


ZIPP 303sの印象

ディスクブレーキロード自体初めてだし比較対象がないのだが、購入当時から現在までの印象を。

・35km以上からの速度維持が楽。
・高ケイデンス走よりもぐいっとトルクをかけることでじわじわ速度が伸びる。
・乗り心地がとても良い。(リム時代にカリッカリのレーゼロコンペに乗ってた事もあったからより感じた)
・デザインが良い。(主張しすぎないZIPPのロゴ。賛否両論あるみたいですが私は好きです。)

このホイールに不満を抱えているわけではない。現在もそう。
ではなぜ突然変えることにしたのか。

ZIPP 303sに対するネガ

重量
富士スバルライン位の斜度であれば慣性が働いて(?)我慢できるくらいなのだが、
ハルヒル・乗鞍・箱ヒル位の斜度になるとどうしても重さを感じる。
引きずる感覚というかなんというか…
重量は前後ペアで1530g(公表値)。45mmハイトのフルカーボンですが、
なかなかの重さかと思います。
ここに28Cのタイヤと105のスプロケットを装着し、シーラントも入れると……

折角の山岳用フレームが泣く重量に。
なんで105のスプロケ付けてるんだろう(オイ

・ホイールの特性
前述しましたがこのホイールはトルクをかけ続けてじわじわと速度を乗せていく事で本領を発揮します。(私の感覚。)そういう特性だからか、踏んだ時の反応がワンテンポ遅れる感じがあります。なんとかこの個性を受け入れようとしたのですが未だに受け入れきれておりません。TIMEに乗る前はRIDLEY FENIX SLにアルミホイールの最高峰(?)である”フルクラムレーシングゼロコンペティツィオーネ”(名前長い)を組み合わせておりました。重量こそあるものの、反応性が素晴らしく乗っていてとにかく楽しかったです。(脚使いがちだったけど)
この位の反応をディスクブレーキホイールに求めるのは酷だとしてももう少し反応良くてもいいんじゃないの?と思っておりました。

ダンシングが楽しいバイクだった。


リムホールの問題
世の中にはリムホールをリムテープで塞ぐホイールと元々リムホールが空いていないホイールがあります。レーゼロは空いていませんでしたが、303sは空いています。

MAKUHALのnoteで書きましたが、チューブレスタイヤってエア漏れの原因を一つ一つ潰していかなきゃいけなくて、リムテープは結構トラブルの種だったりします。詳しくはこちらのnoteで。

ピタッと貼れていたとしても空気が入り込んでボコっとしてしまったり、苦労の末(結構貼るの力作業なんです)タイヤを組み付けて空気を入れてさぁビートが上がったかな?って思いきや「ぷしゅーーーーーーー」ってなった時には怒りが込み上げますね(短気)
チューブレスユーザーの皆さんはわかりますよね?

レーゼロの頃はエア漏れトラブルに悩まされた事は一度たりともありませんが、303sにタイヤを組み付ける際にはかなり気合をいれて作業してもエア漏れが止まらなかったり。。
この時点で

「「「リムホールレスホイールしか勝たん」」」

そう誓ったのです。

妥協したくなかった
ここにきてホイールではなく気持ちの問題が入りましたが、変えようと思った一番の理由かもしれません。2023年から現在にかけてMARKEN社員の皆様にWatopiaでしごかれまくってかなり成長出来ました。今年で25歳。井の中の蛙ですが、zwifterとして(?)伸び盛りの今だからこそ徹底的に戦って勝ちたい想いがひしひしと高まっております。(若気の至り)
その為にもネガ要素は一つでも消しておきたい。となると機材を変えるタイミングは今だと思いました。
機材変えるのとレースで勝てるかは別の話ですが、気分も一新したくて。

ホイール選びの軸

じゃあ、何にしようか?私のホイール選びの軸は以下の通りです。

・価格(重要度⭐️⭐️⭐️)
言わずもがな。昨今の価格高騰に合わせたら破産しかねません。
自分のお財布と相談して無理なく自転車を継続出来る価格を。趣味ですし。
・重量(重要度⭐️⭐️⭐️)
軽ければ軽い方が速い、という話ではないでしょうけど
単純にヒルクライムするなら軽いに越したことはないです。
・リムホールレス(重要度⭐️⭐️)
ホイールのメンテナンス(振れ取り・組み替え等)はショップにお任せしようと思っているのでここはいかに自分が運用しやすいかを。
・見た目(重要度⭐️)
フレームの邪魔にならなければなんでもいいです。
・リム幅(重要度⭐︎)
28Cの乗り心地に感動したので28Cが適切な幅で組み付けられればこだわりはないです。最近は28Cが主流になり、重量はあれど速い(らしい)ので25Cがつけられなくても問題なし。
・リムハイト(重要度⭐︎)
最近はリムハイト高めでも軽量なホイールは多い。かといって50mmはいらないので…バランスの取れた35mm位が理想。


候補

SNSやインプレ記事、その為読み漁って候補を絞りました。
それぞれのホイールがどんなホイールかはそれぞれお調べください。

ちくわ輪業
関西圏(おそらく)で有名なちくわさんが組むホイールは強豪ロードレーサーが使用しているイメージ。
最近ではツールド沖縄でちくわホイールを履いたEMU真鍋さんの活躍によって一気に有名になったような…。

・ARisePerformance
埼玉県さいたま市にあるショップのオリジナル手組みホイール。EMU勢の活躍によってここ数ヶ月で一気に流行りだしたイメージ。走りもかなりいいらしく、UCI認証も取得している。

LUN HYPER SE D33
中華系ブランド(実際は日本)の第一人者。303s購入時に気になっていたバタフライエフェクトデザインではなく無地。ベアリングをスチールにした事で購入しやすい金額に。ベースモデルはJプロの大分が使用していたり、2023フジヒル王者の金子さんが使用していたことからスペックは間違いないだろう。

Cog’s ability c
東京都狛江市にあるショップのオリジナル手組みホイール。ちくわ輪業・ARPと比較すると知名度はそこまでないのが正直。ロングライダーの神楽坂つむりさんが詳細なインプレ記事を掲載していたが「気持ちのいい」ホイールとのこと。相当数のホイールを乗り込まれているつむりさんのこの一言は少し気になった。


さて、どれにしたのか。

長くなったので後半に続く…。

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