実例（リンク有り）

インスタを見ていたら次のような動画が。

めっちゃ面白い（笑）
個人的に音声で気になったポイントは2つ。

① What did you make?の核音節の違い

お母さんは2回What did you make?と言っていますが、それぞれ核音節が違います。例の如く行間表記を使用して音声を視覚的に認識しましょう。1回目は

2回目は

と言った具合ですね。1回目は普通の疑問文(核はmake)であるのに対し、2回目は人に焦点が当たっている疑問文(核はyou)であることがわかります。How ARE you? ーI'm good. How are YOU?と似たものですね。核の位置（Tonicity）はlisteningやspeakingでも非常に重要になりますし、意識を向けると面白いことがたくさんあります。今後も投稿していきます。

② Th-frontingの好例

動画のオチ（？）でもあるI didn’t make anything.の部分、よく口元をみてくださし。ものすごくはっきりと/f/の音を出しているのがわかります。th→/f/や/v/みたいになるのをth-frontingと言います。イギリス英語では多いようですが、SNSも普及していることですし、どこまで広がるか気になります。

＜TuneEditorについて＞
TuneEditor（行間表記作成ウェブプログラム　村上雅章さん作成）：
まえがき→https://mmurak.github.io/tuneEditor/index.html

実際のプログラム→https://mmurak.github.io/tuneEditor/tuneEditor41.html?FullBaseline=0