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【信用調査の概要✨】貿易に伴う信用リスクと資金負担リスクを回避せよ:貿易実務検定C級対策 No.14

今回は、貿易取引が行われる際に欠かせない「信用調査」について整理していきたいと思います👍

異なる国の企業とミス無く貿易取引を完了するためには、相手の信用ポイントをより正確に把握する必要があります👀

そこで、信用調査を実施する際に
どのような方法があるのか?という点から
どのような観点を重視するのか?という点まで
整理していきたいと思います👍

貿易実務のエキスパートを目指したい🔥

貿易実務検定®は、貿易に関連する自分の実務能力・知識がどの程度のレベルにあるのかを客観的に測り証明することができる検定、であると認識しています。

実際に、商社・メーカー等においては勤務年数ごとに貿易実務検定の各級合格が必須となっている企業もあるそうですね👀

貿易に携わる企業への勤務・転職・就職等をお考えの方、インターネットによる個人輸入を行う方や国際舞台で活躍を目指す方などにとっても「貿易実務検定®」は幅広く活用でき、活躍のチャンスが広がるのではないでしょうか?

きっと私たちの生活に密接な「貿易」実務に対する知識を身につけることで、これからの人生における選択肢も増え、もっと有意義なものになることでしょう

私も(2024年4月から商社への就職を予定していますので)貿易実務への理解を深めることで、将来の理想像である「世界と日本を繋ぐ架け橋のような人財」を体現できるように努力していきたいと思います🌏

まずは、初級レベルの該当するC級の取得を目標に、コツコツと勉強して参ります🔥
最終的には、B級、そしてA級の取得を目標に
英語学習も含めて取り組んでいきます!

※なお、本稿はあくまで試験対策の内容です。
したがって、実際のケースとは異なる場合や簡略化した点が若干ありますが、その点に関しましてはご了承ください🙏

これからnoteでアウトプットするなかで、皆さまに「貿易実務」の魅力をお伝えできたら幸いです!
ぜひ、最後までご愛読ください📚

前回のお復習い💖

信用調査の重要性🌈

国家間をまたぐ貿易取引は、国内取引と比べて相対的に多くのリスクが伴うことはご理解頂けていると思います。

異なる国の企業同士だからこそ、より大きな信用リスク(取引相手についての情報が乏しく、信用状態への不安)があることは事実です。
加えて、資金負担リスク(契約から船積みおよび決済までに相当の期間を要することによるリスク)と対峙しなければなりません💦

このようなリスクがあるからこそ、取引交渉において、具体的な引合い(Inquiry)や申込み(Offer)があったタイミングで、取引先候補として正式な契約をして良いかどうかを判断するために「信用調査」が実施されるのです。

重要な信用調査項目(4C)

①Capital:資産、財政状態
②Capability:営業能力、経験、取引量
③Character:品格、誠実性
④Conditions:政治・経済的事情

貿易実務において、①~③が3C
さらに④を含めて、4Cと呼ばれています。

※以下で、詳しく解説します👍
これは、取引相手の信用調査項目として
確認しておくことが極めて重要と言えますね💖

このような観点から、信用調査を行うことで
信用度に応じた取引条件を設定し
無理のない(適切な)取引が実現できる
確率を高めることに繋がるです。

つまり、信用リスクや資金負担リスクを
なるべく低減させつつ、相手との取引を
長期的かつ安定的なものへと
昇華させることができるでしょう🌟

信用調査における3つのアプローチ

それでは、以下に、どのようなアプローチを用いて
「信用調査」を行っていくのか
ということを簡単にまとめていきます👍

①Bank Referrence:銀行照会

財務状態の調査(Capital)に重点を置くのであれば
自社の取引銀行に依頼することがより効率的な方法です!

調査対象となる企業の名前、住所、取引銀行などを
記載した書面を自社の取引銀行に送付します📨

すると、取引銀行は、コルレス銀行のネットワーク
を通じて、情報を入手してくれるのです。

②Credit Agency:商業興信所への依頼

2つめのアプローチは、Credit Agency
すなわち、商業興信所への依頼となります。

主に、以下の2つが有力な商業興信所となりますので
活用できるデータソースとして、覚えておきましょう👍

(a) Dun & Bradstreet Corp.(ダン社)
信用調査機関の最大手です。
ダン・レポート(ダン社の報告所)
とても有名ですので、一度はみてみてください💖

(b) JETRO(日本貿易振興機構)
信用調査会社コファス・サービス・ジャパン(株)を
紹介してくれるサービスを提供しています📝

1. 企業信用調査
2. 企業信用格付け紹介の情報提供

というサービスをコファス社は
提供してくれますので、有益ですね👍

※JETROメンバーは、割引料金の適用を
 受けることができるそうです📝

③Trade Reference:先方(同業者)等の照会

これは、取引を行おうとする
相手方の主要取引先や同業者に対して
ダイレクトで手紙などを用いて
照会する方法となります👍

調査内容と重要観点👍

上記でも述べましたが、信用調査において
重要となる「4Cの観点」を考えていきましょう💴

①Capital:資本力

取引見込先の財政状態(Financial Conditions)から
資本能力、支払能力を調査します。

財政状態が悪化している企業は
倒産のリスクも伴いますから
安易に、膨大な契約をすることはできませんね💦

信用状(L/C)が発行できるかどうか、という点にも
関与すると思いますので、資本力(Capital)を
調査することはエッセンシャルと言えますね👍

②Capability:営業能力、経験、取引量

取引見込先の経営力を調査することも
信用調査において大切なことですね👍

③Character:品格、誠実性

取引見込先の品格(Character)も大切です。
要するに、公正な取引が可能かどうか
判断するためにも、履行への責任感
そして、評判などを調査することが重要です!

④Conditions:政治・経済的事情

最後に、取引見込先の業種の成長性や
経済状況などの客観的条件
も信用調査で
確認しておくことも重要です👍

これらのうち、①Capital、②Capacity、
③Character
「3C of Credit」と呼ばれています。

そして、企業環境(Conditions)も含めて
「4C of Credit」と呼ぶことがあるので
検定対策としても確実に覚えておきましょう💖

信用調査の具体的な内容🔖

信用調査の重要項目である
「4C of Credit」のうち具体的には
以下のような事項を確認しておくことが大切です。

・設立年月日
・業種
・役員名
・取引銀行及び取引年月日
・取引量、決算状況
・資本金
・従業員数
・業界におけるポジション
・経営者とプロフィール
・収益力
・財務内容
・経営方針
・将来性
・評判

これらの事項を総合的に調査した結果
「総合信用度」という判断基準を得ることができます👍

ここまで、信用調査を実施した上で
貿易取引を行っていくのです🚢

本日の解説は、ここまでとします!
私も一人間として「信頼に足る」
ように引き続き頑張っていきます。

なお、本投稿シリーズ作成における
参考資料は、以下の通りです。

英語の学習にもなりますので、勉強するモチベーションがとても高まりますね✨            

おすすめマガジンのご紹介🔔

今後、さらにコンテンツを拡充できるように努めて参りますので、何卒よろしくお願い申し上げます📚

最後までご愛読いただき誠に有難うございました!

あくまで、私の見解や思ったことを
まとめさせていただいてますが
その点に関しまして、ご了承ください🙏

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