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SDGsのラーメンを出店します。万博公園へお越しください

 学生たちのやる気がとまりません。大和大学社会学部の中で4月、環境問題を考える「SDG研究推進室」をつくり、その成果を社会に還元するために、大学ベンチャー「株式会社ヴェリダス」を立ち上げたところ、学生からさまざまなアイデアが寄せられました。

 そのうち、捨てられてしまうような食材を使ったラーメンの出店が実現しそうです。大学の地元にある万博記念公園(大阪府吹田市)で、5月27日(金)~29日(日)にお魚をテーマにしたフェスティバルが開かれます。

 その中に、私たちの開発したラーメンが名乗りを上げました。その名も「すいたぶるラーメン」。他の魚が混じっているため市場には出回らない舞鶴の煮干しを使い、規格外のため捨てられてしまう淡路島の玉ねぎを使ったラーメンです。学生が研究に研究を尽くしてつくりあげました。商品説明は以下の通り。
「舞鶴の煮干しを丁寧に湯がくことで臭みのない芳醇なだしを取り、鶏ガラをたっぷり使ったコクのあるだしを混ぜた傑作のスープ。淡路島産の玉ねぎ、奈良の地鶏『大和肉鶏』をトッピングし、京都の『麺屋棣鄂(ていがく)』の唯一無二の麺を使ったこだわり尽くしのラーメンです。最後に魚粉を振りかけることで旨味がさらに増します」

 見るからにおいしそうですね。試食させてもらいましたが、とてつもない旨味が広がりました。開発した学生は「毎日でも食べられるラーメンを」ということなので、安心できる素材とヘルシーな出来具合になっています。

 魚フェスティバルでは、プロフェッショナルな力のあるお店が集合します。大学から出店するのは私たちだけで、手ごわいライバルに囲まれています。その中で、私たちの大学や学生ができることはなにか。社会に貢献し、社会に還元するためにこうしたラーメンを作り上げたという、私たちの意図が訪れた人たちに伝わればいいと思っています。

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