NOKTON classic 35mm vs. 40mm ③|逆光での作例
NOKTON classic 35mmと40mmを比較記事、第3弾です。今回は逆光での作例で簡単な比較をしてみます。
これまでのNOKTON classicに関する記事はこちら。
撮影条件
今回は室内で手持ち撮影での簡単な比較になります。35mmと40mmそれぞれでF1.4, F2.0の2パターンで撮影したものを比較してきます。
基本的にはRAW現像でパラメータをいじってはいませんが、全設定の写真に撮って出し風プロファイルの適用しているのと、40mmのF2.0だけなぜか少し明るめに撮れていたので、それ以外の3例の露光量を+0.3しています。ホワイトバランスは全て固定(色温度4850K, 色被り-14)です。
全体での比較
今回の作例は以下になります。
F1.4
35mmではゴーストが柔らかく出ていて個人的にかなり好きな写りに感じます。僅かに滲んだ雰囲気もありながら、ピント面は比較的しっかり写っている印象です。
40mmの方は滲みが強くゴーストもはっきり出ており、35mmよりも癖が強めな印象です。これはこれで良い感じですが、この作例だけで言うならどちらかといえば35mmの方が好きな写りかなと思います。
F2.0
F2.0に絞るとどちらも少ししっかりした写りになってきます。ゴーストが強く出ているのはやはり40mmです。35mmと40mmで付けている保護フィルターに差(35mm: MARUMI EXLUS, 40mm: MAPCAMERA WOR)があるので、その影響の可能性もあるかもしれません。
後はなんとなくの感覚的な話ですが35mmの方が抜けの良い描写に感じます。35mmの方が若干ですが寒色寄りの傾向があるので、その辺りの差でそう感じているだけかもしれませんが。
クロップでの比較
最後に、ピント面周辺をクロップしたものを載せてみます。順に、35mm F1.4, 40mm F1.4, 35mm F2.0, 40mm F2.0になります。40mmのF1.4の時の滲み具体などがクロップしている方が見やすいかなと思います。
まとめ
今回は簡単な作例での比較をしてみました。少しずつ35mmと40mmの描写の違いも見えてきて、歪曲のことを置いておけば35mmの方が描写面では好きなような気もしますが、まだまだわからないことも多いので、引き続き使っていきながら違いを確認していこうと思います。
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?