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私の2024年の初動スケジュール(Week 1~Week 7まで)

はじめに

去年の11月ごろから投稿を始めて、思ったよりも多くの人に記事を読んでいただいた。
今年は3年生になるので、就活年を除くと学生生活最後の努力機会になる。
弱点を補完し、目指す自分へと向かうために「明確で、柔軟で、達成可能な目標」が必要になる。
そこで、読んでいた本から着想を得て、「一人スクラム」的なことをしてみようと思いついた。
実際にやっている方も何人かNoteでいらっしゃったので、その方たちも参考にしている。
本記事では週数(Week Nと表記)単位で起こすべきアクションを設定している。Week 1のアクションも書いているが、この記事を投稿している現在で既にWeek 1が終了している。この点は見逃していただきたい。

前提|タスクの呼称

タスクの解像度を考えるにあたり、私は本の階層を参考にした。
なので、各分類に本階層との対応を書いている。
(解像度:低) 本 < 章 < 節< 項 (解像度:高)
解像度で言うと上のようになる。

タスク分類の階層の図

Ultimate (アルティメット)

最大単位であり、達成すべき最終目標。
本の階層との対応:本そのもの
解像度:低
(形にしたい具体的な成果物、その方向性の2つは明確)
実行性:低 (巨大すぎて実行に移すには難しい)

Epic (エピック)

Epicを読めばUltimateの全体像を掴める。それくらいの単位。
本の階層との対応:章
解像度:中 (概要把握ができる)
実行性:低 (何をやればいいのか具体的には分からない)

Component (コンポーネント)

これらを見ることでEpicにどのような作業が存在しているかをすぐ理解できる。
本の階層との対応:節
解像度:高 (やるべきことが分かる)
実行性:中 (何をやればいいのかわかるが、どうやればいいかは分からない)

Element (エレメント)

Componentを構成する要素であり、最小単位。
「One Element , One Task」を原則とする。
本の階層との対応:項
正確にはもっと細かいかもしれないし、もっと大きいかもしれない。
解像度:高 (具体的なアクションプランが組める)
実行性:高 (何をどうやればいいのかわかっている)

スケジュール

まず、Week 1 で目先で片づける必要のあるタスクを何とかする。
ここで実施するのはこの後検討する計画とは切り離された単発系タスクたちだ。

  • コーヒー豆のピッキングの残り

  • 数学の課題の処理

  • 革靴2足のシューメンテ

  • コーヒーミルの清掃

  • Zoom fly 3のクリーン

Week 2|Week 1の残り + Ultimateを設定する

2023年からの引継ぎや現在抱えている問題を列挙し、Ultimateとして設定する。
設定基準は「達成したい事(目標、成果物など)が解釈の余地なく明確である事」、「その達成したい事の達成の成否を評価する基準」の2つを盛り込んでいる事。
この設定基準さえ順守すれば、以降の作業において迷うことはないはずだと判断した。

Week 3|Ultimateに優先度をつける

考えたUltimateの中で特に実行したいモノを決める。
順位の設定基準は「そのUltimateが達成されていない状態で2025年を迎えて自分が困るだろうか?」という点を特に意識して決める。
つまり、来年の私が「去年やっておけばよかった」と思うであろうタスクを優先的に実行するということだ。

Week 4 ~ Week 7|優先度付けしたUltimateをブレークダウンする

スクラムにおけるプロダクトバックログの作成がこのステップに当たる。
今までは詳細な全体計画を作ろうとし、多くの時間を費やしていた。
そこから切り替えて、レベルオブディティール的に目の前のタスクは高解像度、それ以降は低解像度に設定するように変更する。
アジャイルの不確実性に対応する計画手法としての強さをここで取り入れる。
具体的な手順は以下だ。

  1. UltimateをEpicへと分解する。
    →Ultimateを要素ごとに分解するイメージ。

  2. Epicに優先度をつける
    →「Ultimateの持つ要素の内、そのEpicが占める割合はどれくらいか?」という視点で設定する。

  3. 最優先のEpicをComponentに分解する。

  4. 発生したComponentを全てElementに分解する。

  5. Elementの依存関係を整理する。
    「エレメントAの実行にエレメントB、Cの実行が必要」のような関係性を見つける。この場合はAを高優先度にする。

  6. Elementの実行に予備準備が必要だと判断したら、その準備をスパイクとして新たにElementとして登録する。
    ある機能を開発したい場合に、その機能の前提となる知識を事前学習するなどがこれに該当。

  7. Elementの優先度を設定する。
    5、6で追加したり整理した内容を使って計画時点での最終的な優先度設定を行う。

  8. 各Elementについて、過去の類似タスクの実績からどれくらいの時間がかかるかの概算を出して設定する。

Week 8~

スプリントを計画し、実行する。
1日3時間を14日という想定の下、リスト化したElementのどこまでを実行できるかを検討する。
コンフォートゾーンの少し外くらいの水準で設定し、その目標を達成する事にコミットできると判断したら、それがスプリントゴールとなる。

終わりに

Planには意味はないが、Planningは全てに勝る。

このアイゼンハワー大統領の名言は私の中で重要な考えになっている。
つまり、この計画も、これから立てる目標やその計画もどうせ崩れるし、意味はない。
でも、計画があれば計画を軸とした修正がしやすい。
この計画を立てたことを2025年1月の私が「素晴らしい判断だった」といえるようにしたい。そう思う。


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