チャンピオンの共通項②

こんにちは。拳心會館の館長をしている横山です。noteでは、通っていただいている生徒さんに向けてのお便りという意味も込めて、空手をはじめとしたノウハウもですが、僕が道場をしている思いなどを書いています。

前回に続いて、チャンピオンに共通する特徴を書いていきます。

■諦めてしまうものたちの共通項


逆に目標が達成できずに、諦めてしまう子たちの多くは
「何のために練習しているのか?」ここがフワフワしている。

これはチャンピオンになりたい、だけではなく、

黒帯になりたい、痩せたい、筋肉をつけたい、どんなことでも共通しているのではないでしょうか。

どの大会で勝ちたいのか?誰に勝ちたいのか?いつの大会で入賞したいのか?

少しでも具体的にすれば、目標が近づいてきます。
最初からできる子もいるし、ずっとふわふわした子もいる。それは仕方ない。目標を自分で設定してみて先生や友達に話してみる。

友達は笑うかもしれない目標でも、僕は受け止めて、「どうしたらそれを達成できるのか」を一緒に考えます。それが拳心會館のモットーです。

空手だけではなく、社会に出て仕事についたときや新しい分野に挑戦していくときにも土台になるスキルだとも思っているので、武道家を育てるのと同時に社会人としての強い人に育て上げるのも地域の道場の使命だと思って稽古をしています。

■目標を達成するために

では目標設定ができるようになってきたら、あとはどう達成するか である。
それは以下のように考えてみる。

①長期的な目標(大きな理想でいい)
例:2022年12月が終わるまでにチャンピオンになる

②短期的な目標(現実での自分の限界を理解し、それをクリアしていく)
例:チャンピオンになるためには、
・まず今のスパーリングの量をただ増やすのではなく、自分より強い相手とのスパーを意識して増やす。
・すぐにバテるので、ダッシュ系のメニューをプラスする。

大事なのは、大きな目標から分解して考えてみること。

長期の目標は日付くらいが決まっていればよい、なるべくどんな状態なのかわかりやすいことが大事。


そして、いまの自分の練習量や質を考えながら、短期目標を組み立てる。
そうすることで、今、自分が何のために練習しているか?

が常に明確になる。

さらにおすすめは、練習後、ノートに立てた目標をクリアできたか?
またクリアできなかった場合は何が原因だったのか?
自分なりに考えてノートを仕上げる。スマホのメモでもOKです!

重要なのは自分で考えて、書くということ。
先生に先輩に言われることもあると思うけど
それも含めて、自分で考えることが何より大事。

■まとめ

・理想と現実をしっかり分けて考える

・理想は長期的目標

・現実的にクリアできそうなものは短期的目標

この3つを把握して、練習にのぞむ。

これがチャンピオンへの道のりの第一歩です。


空手の練習はもちろん、学校の宿題やバイトでも使える考え方です。
大人になったら本当にここで差がついてくるので、できれば自分が好きなことでぜひ実践してみてほしい!と思っています。

チャンピオンになるのはもちろんすごいことだけど、
自分の目標を達成するのは自分との約束を守ることです
チャンピオンよりもそういう子が育ってくれるのが何より嬉しい館長なので、これからも精進していきます。

拳心會館では、これまで3000人以上の方と関わらせて頂いた経験と学んできたことを元に『武道・格闘技の楽しさ』を発信しています。お子様から一流の経営者まで自分に打ち克つことをテーマに日々練習、指導をさせていただいております。気になった方はこちらから

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