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4年生から病院見学に行くべき?!

当院は絶えず見学生がやってきます。

病院・臨床けんしゅの説明を数百回と繰り返ししてきましたが
最近ではなんと医学部3年生で見学にくる方もいます。


就職活動として捉え、早めのアクションを意識しているのだと思いますが

正直に言えば、「まだ早い」と思います。


ポリクリ前で病院内の御作法も知らない中での見学もリスキーです。

外科系の場合、手術室に連れて行かれてOR Nsに小言を言われる可能性も高いです。。

指導医目線でも
医療者としての共通言語が通じない中で、下手すると医師としてのビジョンもなく見学に来られてしまうと、こちらも話題を作って話を聞いて、と
一方的なサービス提供になり、つらいことになってしまいます。

先日は消化器内科の部長が見学生(3年生)対応を辞退していましたw

診療科や状況によっては、診療の妨げになり、悪い印象点をつけられる可能性もあります。。

別ノートにも書きましたが、見学生は評価されていると思ってくださいね!
当院は見学時のスコアも採用試験に加算されます。


ある程度医局人事の入る首都圏の一般的な基幹病院では
若手〜中堅の出入りが激しく、年度で3割ほどの医師が交代します。

医学部3年生が入職した時にどれだけの医師がいるでしょうか。

メンターやロールモデルとなるような比較的若手の医師は
総勢入れ替わっている可能性すらありますよね。

見学生はあまり意識していないかも知れませんが
マッチングに意欲的な人気病院ほど見学生対応にリソースを割いていることが多いので、負担感があります、、

お互いのためにぜひ5年生の夏休み以降に見学にお越しください!

第一志望なら6年生になってからダメ押しの2回目見学で
一緒に働く顔ぶれ(1学年上の1年目研修医)を見ておくのが良いです。


余談ですが、3回、4回と見学を重ねてもあまり良い印象を持ちません。
2回が妥当ですし、受験者の8割くらいが見学2回です。

変なところで目立たないように気をつけましょう!


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