University of Texas Law School - 履修科目選択(2/2)
今回も、University of Texas Law Schoolでの履修科目の選択について書きます。前回は、従うべきルールについて書きましたが、今回は、その上でどのようなストラテジーを採用し、どのようなプロセスで最終的な時間割にたどり着いたかを書いていきます。
なお、前回の記事は以下をご参照下さい。
(冒頭の写真は、UTのシンボルであるUT Towerです。手前の像はGeorge Washingtonです。アメリカでは至るところでWashingtonの像を見るような気がしますが、かつてTexasには全く存在しなかったらしく、こちらのUTのWashington像が州全体で最初のもののようです。しかも、完成したのは1955年のことであり、比較的最近です。以下の記事が興味深いです。)
科目選択に臨む際のストラテジー
どのようなストラテジー(あるいは評価基準)で履修科目を選択したか、について書きます。
ストラテジーの検討に当たっては、①そもそもなんでTexasのLaw Schoolまで来ることになったのか、という「初心」と、②LL.M.の直前に参加したYale Summer Sessionを踏まえて「今感じていること」の2つが大きく影響しました。なお、Yale Summer Sessionについては別途書いておりますので、下記をご参照下さい。
また、具体的にストラテジーを文章化するに当たっては、内容面・授業スタイル面の2つの軸で整理しました。
文章化した結果は、以下のとおりです。
各評価基準について、少し補足します。
1-i. 実務家としての自らの業務(主にエネルギー関係)に関連しているかどうか
あくまで実務家として来ているので、なるべく仕事に役立ちそうなものを学びたいですし、そっちの方が気持ちも入ると思いました。
なお、一口にエネルギー関係と言っても、Project Developmentの観点からは、ファイナンスや、Constructionなど、色々なものが含まれてきますので、上記評価基準は意外と間口が広いです。他方で、エネルギー関係となると、当然regulationも関係してくるのですが、regulationは法域ごとに固有であり、アメリカのregulationを学んでも汎用性に乏しく、また、個人的な軸足はtransactional lawyerにあると思っていますので、本評価軸の下では、ポイントは低いです。
また、自分は、エネルギー関係以外にも、FinTechや、金融規制もちょっとやっているので、それらに関連する科目も本評価基準の中では高く評価されることになります。ただ、次の1-iiとの関係では点が低くなるので、結果的にはあまり残らなかもしれません。
1-ii. Texasだからこそ、という要素があるかどうか
Texasは、あまり日本の弁護士が来ないエリアではあるので、そのアドバンテージを是非ともレバレッジしたいところです。
具体例としては、上記1-iの軸も踏まえると、Oil & Gasという科目が典型的と思います。Texasの一大産業なので。なお、自分の専門はむしろ再エネであり、O&Gを扱ったことはないのですが、O&Gの方が歴史的に先行しているので、法理論・法技術は参考になる面が多いと考えています。
なお、上記1-iの軸(業務との関連性)を踏まえずに例を挙げると、Capital Punishmentとか、Immigrationとかも、Texasっぽいと思います。
2-i. ペーパーを書くなど、アウトプットの機会があるかどうか
漫然とインプットしているだけより、具体的なアウトプットをする機会があった方が、気持ちが入りやすいと思いました。
なお、留学に旅立つ前の事務所の食事会で、よく一緒に仕事をしていたパートナー弁護士から、「せっかくなので何か書いてきた方がいい」という示唆をもらったのも影響しています。この点については、こうやって記録をつけて公開しているのもその一環と言えます。
2-ii. 少人数であったり、インタラクティブであったりするなど、積極的に参加しやすい環境かどうか
Yale Summer Sessionでの経験上、このように思いました。
2-iii. グループワークがあるなど、学生同士の横の繋がりを期待できるかどうか
この点も、Yale Summer Sessionに参加して、必要性を感じたところです。
2-iv. J.D.が多数参加するなど、英語力の強化を望めるかどうか
英語力の強化も留学の目標の一つです。J.D.は基本的にみな英語ネイティブなので、その参加率は英語のレベルの高さにつながると思いました。
ただ、UTの場合、LL.M.のサイズが小さいので、ほぼすべての授業がJ.D.と一緒になります。なので、あまり考えなくても、この評価軸は満たされることになります。また、JD以外の学生が英語できないかと言うと別にそういうわけでもないので(特に自分の英語レベルだと)、結論としては、そもそもあんまり考えなくてもよかったと思います。
履修登録のプロセス
以上のストラテジーを踏まえ、具体的にどのようなプロセスを経て履修登録に至ったかを書きます。
全体的なタイムライン
全体的なタイムラインは以下のとおりでした。
重要なマイルストーン
上記のうち、重要なマイルストーンについて、以下補足します。
Submit Course Registration
8月15日の時点で一旦履修科目の希望を出す必要があります。この希望に基づいて、席を押さえられるかどうか、押さえられない場合にはWaitlistの順位も決まってきますので、ここが履修登録の最初のマイルストーンと言えます。事後的にAdd/dropもできるのですが、この希望提出の重要性に変わりはありません。
ところが、14日に説明を受けて、翌日15日には希望を出す必要があるので、そのままでは一日しか考える時間がありません。
他方で、上述した「従うべきルール」は、ウェブサイト等の公表情報から分かっており、かつ、上記タイムラインについても、大学から事前に知らされてはいたので、事前に準備することはできました。私も、Orientationのちょうど1週間前には、現地入りしていたので、その期間に戦略を練りました。実際、Orientationが始まってしまうと、履修科目選択以外の諸々のチェックイン作業で時間をとられるので、早めに動いておいてよかったと思います。
Registration Results Released
希望を出した翌日には、結果が出ます。
各授業定員がありますので、漏れた場合、Waitlistに入ることになります。以下のとおりです。
私の場合、Secured Credit WorkshopというクラスがWaitlistでした。最初は、3位から始まったのですが、その後数日以内に、既存の枠を押さえていた生徒がDropしたと思われ、結果的には席を確保することができました。このように結構流動的なので、Waitlistからの繰り上げはよくあることだと思います。
Tuition & Fee payment deadline
8月24日までに授業料を支払う必要があります。授業料は、履修科目の数によって変わってきますので(詳細は後述)、この時点で履修科目の全体像が決まることになります。
Add/Drop
上記の授業料の支払いの後も、9月6日まではAdd/Dropすることができます。
参考になったアドバイス
上述のとおり、それなりにルールも複雑であり、かつ、短時間で判断をしないといけないので、何人かアドバイスをもらいました。
以下では、その中でも、①同じLL.M.(かつ、同じConcentration)の卒業生からのアドバイス、②LL.M.生全体の世話役的な先生(Professor Toepke)からのアドバイス、③LL.M.担当のAssistant Dean (Dean Fielder)からのアドバイスについて書きます。
①LL.M. 卒業生の話
この方は、LinkedInで繋がりました。昨年の卒業生であり、メキシコのエネルギー関係の実務家です。私とかなりバックグラウンドが似ています。それもあり、全体的に大変参考になる話が多かったです。
具体的に参考にしたアドバイスは以下のとおりです。
16 creditsがMaximumであるものの、これは無謀なので辞めたほうがいい。14 creditsが現実的。
気になる科目があるのであれば、Professorに直接コンタクトして昨年のSyllabusをもらうのがいい。
→なお、このアドバイスは早速実践しました。結局Syllabusをもらっても、ウェブサイトに書いてある以上のことは分からないことが多いのですが、それでも一回Professorとやり取りをすると、その人の雰囲気も分かるので、おすすめできます。Administrative Lawは大学からはStrongly Encouragedと言われているが、transactionに関心があるのであれば、マストではない。
Oil & Gasも、関心の対象がRenewable energyなのであれば、マストではない。
プロファイをやっているなら、Secured Creditはよいのではないか。特に、Latin AmericaではUS law準拠のトランザクションも多く、得た知識は実務に直結する。
その他おすすめの授業・Professorなど
②Professor Toepkeの話
Professor Toepkeからは、まず、全体向けのOrientationで上記のルール等について説明がありました。その際、履修科目数については、JDであっても14 creditsが一般的なので、無理はしないようにと釘を刺されました。
また、その後の個別相談セッションで、1 semesterに2つゼミをとるのもやめたほうがいいと強く言われました。確かに序盤はなんとか凌げるとしても、結局、学期末にペーパーを2つ書かないといけないので、負担がかなり重いと思います。
③Dean Fielderの話
Dean Fielderとのセッションは、相談というより、むしろ交渉です。すなわち、後述のとおりSecured Creditという科目を履修しようと思っていたのですが、この科目は、Energy Concentrationの認証要件のカウント対象にはなっていませんでした。これについての私の考えとしては、実務上、Energy関連の大きなProjectはDebt financingなしでは成立し得ず、したがって、Secured Creditの知識は不可避である、というものです。この点を踏まえ、以下のようなargumentを文書にて作成し、決定権限者であるDeanに、カウントするように求めたところ、認めてもらえることになりました。
なお、以上のように交渉したものの、別にEnergy関連の科目の履修が不足しそうというわけではなく、むしろ次学期はほとんどEnergy関係で埋める予定ではあります。なので、あえて交渉する必要性もそこまでなかったのですが、将来、何か考えが変わる可能性もなくはないので、今のうちに勝ち取れるものは勝ち取っておきたい、という程度の趣旨でした。
最終的な時間割
以上に述べた、ルール・ストラテジー・プロセスを踏まえ、かつ、もらったアドバイスを参考にしつつ、最終的には以下のような時間割になりました(合計14 credits)。
以下、各科目を選択した理由について、ルールやストラテジー等との関連性に触れながら書いていきます。
Secured Credit (3 credits)
Uniform Commercial Code (UCC)のArticle 9と、Bankruptcy Codeを中心に、担保取引について学ぶ科目です。
日本では、Financeの実務に関与していますので、面白そうと思いました。ちょうど日本国内でも、担保法改正が議論されており、その中でUCCが参照されることも多いと理解していますので、実務との関連性があるように思いました。
また、事前にProfessorに直接連絡して昨年のSyllabusをシェアしてもらったのですが、Syllabusの書き方がだいぶaggressiveであり、Professorのやる気を感じたので、その点も好印象でした。
加えて、後述の関連科目(Secured Credit Workshop, 1 credit)では、ペーパーを書くことになっており、これと合わせることでアウトプットの機会も得られるのも、評価が高かったです。
ルールとの関係では、まずBar受験資格にカウントされます。また、前述のとおり、Dean Fielderと話した結果、本科目をConcentrationの認証要件にカウントすることも勝ち取りました。
Secured Credit Workshop (1 credit)
上述のSecured Creditと対になる科目です。Secured Creditで学んだ内容を実践する場という位置づけであり、具体的には、学期末までにペーパー(15 pages程度ですが)を書くことになります。
ペーパーを書くことが想定されていることから、上述のSecured Creditと組み合わせることでシナジーを得られるように思ったので、履修選択しました。
また、本科目が設置されているもう一つの趣旨として、Secured Credit本体の評価は、Final Examが大きな比重を占めることになるが、Workshopも併せて履修することにより、ペーパーの評価分を補うことができ、相対的にFinal Examの割合を薄めることができる、という点もあるようです。つまり、Final Examの場合、時間の制約の中で答案を書かないといけないので、そういうのとは別の観点で評価してもらいたい人を、Workshopに誘導するということです。
この点を履修選択に当たって重視したわけではないですが、確かに言語的なハンディキャップがあるので(と言っても、特別Final Examに不安があったわけでもないですが)、助け舟に乗っかっておくのも悪くはないように思います。
Negotiation (3 credits)
文字通り、Negotiationの授業です。アメリカのロースクールではよく開講されているようです。
交渉は、トランザクションローヤーの業務と切っても切り離せない関係にありますが、体系的に学んだことがないので、いい機会と思いました。
また、授業中にグループワークを行うなど、実践面を重視しているようでしたし、JDの学生も多いので、英語を使ったコミュニケーションを磨く機会にもなるように思いました。
なお、Negotiationは人気があるらしく、一つの学期の中でも複数の科目が開講されます。その中でも、上記科目にしたのは、講師のプロフィールを見るに、調停員等を務めた実績が豊富であり、交渉実務に精通していそうに思われたためです。
Seminar: Energy Policy and Law (3 credits)
業務との関連が強そうだったのと、ゼミ形式であり、学期末までにペーパーを書く機会が得られそうだったため、選択しました。
また、講師はUTのJ.D.卒であり、Texasで長く実務をしているベテランの弁護士です。Texasのエネルギー業界にどっぷりつかっているようだったので、Texasらしさも期待しました。
なお、履修選択のルールとの関係では、年間通じて最低一つはゼミ科目を履修する必要があるので(正確には、directed researchでも足りますが)、上記科目でそれを充足できることになります。ただ、アウトプットを重視するという現時点でのストラテジーに変更がないのであれば、来学期も何かゼミを履修するかもしれません。
U.S. law, an introduction (2 credits)
文字どおり、米国法の基礎について学ぶものです。主に、憲法です。
こちらはLL.M.卒業のための必修科目であり、また、Bar受験資格獲得のためにも必要になるので、選択の余地はありません。
なお、米国法の基礎については、Yale Summer Sessionで5週間かけて既にだいぶ学んだと思います。私のようにサマーとLL.M.を別の大学にする場合、一部重複感が出てしまうので、注意が必要です。もし、LL.M.の大学でサマーも受講する場合、サマーの段階からLL.M.の単位を取得することができる例もあると聞いています。この場合、LL.M.での履修対象の幅が広がるというメリットがあるように思います。
Legal Research and Writing for Foreign Lawyers (2 credits)
Citationのルール等について学びます。
Bar受験資格を満たす上で必修科目となります。したがって、選択の余地はありません。
Bar Prep (no credit)
正式な授業ではないので、冒頭の表には出てこないですが、毎週金曜1時から4時にBar Prepの授業があります。具体的には、予備校の教材を使いつつ、UTの教授陣が無料でBarの受験準備のための授業をしてくれるというものです。結構珍しいのではないでしょうか? UTいわく、これのお陰でBar合格率が高い、とのことです。Barについては別途書くことになりますので、その際併せて詳細を書くかもしれません。
ただし、そもそもこのBar Prepだけで受験準備が完結するという想定には全くなっておらず、結局Barの前にしっかり自習することが前提になっています。したがって、各回の授業はだいぶ薄口であり、準備もそこまで必要なく、負担感は小さいかと思います。どちらかと言うと、ペースメーカー的な位置づけだと思います。
落選した科目
上記の最終的な時間割の影で、残念ながら落選した科目についても、落選理由と併せて書いていきます。
Administrative Law (4 credits)
連邦行政法について学ぶ授業です。
Energy Concentrationの学生は、履修することがstrongly encourageであると言われていましたが、自分自身の関心は、energyの中でもむしろtransaction面にあったので、上述のLL.M.卒業生のアドバイスも踏まえ、今回は回避しました。
また、4 creditsというのがかなり嵩張っていて、他の科目を選択する幅がだいぶ狭まってしまうのも回避した理由です。
New Venture Creation (3 credits)
Business Schoolの学生と共同受講する科目です。
視野を広げるという意味で、このようなinter-disciplinaryな科目も大変興味がありました。
ただ、必修要件等に全くカウントされないこともあり、どうしても優先順位が下がってしまい、見送ることになりました。
Oil & Gas (3 credits)
いかにもTexasという感じの科目です。講師もExxon Mobileの元General Counselという興味深い経歴です。
ただ、時間帯がちょうどSecured Creditと被ってしまったのと、来学期も同内容の科目が開講されるので、今学期は回避しました。
Contracts for Foreign Lawyers (3 credits)
LL.M.限定の科目です。Bar受験に役立つというようにも言われており、LL.M.のほとんどの学生が履修選択したようです。
ただ、今回のストラテジーではなるべくJ.D.に混ざって受講できる授業を優先したのと、同科目が来学期にも開講される見込みだったので、今回は見送りました。
U.S. Environmental Law (3 credits)
Energyそれ自体ではないですが、環境法は、Energyと密接に関連しており、日本のエネルギー実務でも、環境法が登場する場面はよくあります(環境アセスなど)。
ただ、どちらかというとregulationの側面が強く、個人的な関心とは異なるので、やめました。
Seminar: Credit Cards in Transition (3 credits)
クレジットカード取引のTransaction/Regulationを幅広く扱うSeminarです。
日本での業務でクレジットカードもたまに取り扱うので、興味がありました。
ただ、Seminarとなると、ペーパーを1つ書き上げないといけず、かなり持ち時間を圧迫することになります。既に、EnergyのSeminarを受講予定であり、2つのペーパーを同時に進行させるのは現実的でなさそうだったので、いずれかを選ぶ必要があります。そうなってくると、Texasっぽさを重視して、Energyを選ぶことになり、その反面、こちらの科目は断念することになりました。
Construction Litigation (2 credits)
日本での業務で建築紛争(特にプラントの建設に関するもの)を扱っていましたので、興味を引かれました。
ただ、授業の内容的には、むしろ住宅建築が主眼のようです。仮にそうだとしても、米国における建築紛争の実態を学ぶ価値はあるだろうと思っていましたが、他の授業には優先度で劣るので、断念しました。
Wall Street Regulation (3 credits)
日本での実務の経験というより、学問的な関心によるものですが、私は、かつて金融機関のインハウスとして勤務していた頃に米国金融規制を扱っていたので、かねてから本分野に興味を持っておりました。また、授業のスタイルもintractiveぽかったので、その点も魅力的でした。
ただ、EnergyのSeminarと時間が被ってしまっていたので、どちらか選ぶ必要があったところ、Texasらしさを重視して、こちらの科目は断念しました。
Legal English (1 credit)
LL.M.生用の英語のOral Communicationの授業です。
1 creditだけであり、かつ、他に何も受講する予定がなかった木曜日に開講されるので、スケジュール的にはとても魅力的でした。
とはいえ、2時間弱拘束されて、手持ち時間のflexibilityが失われるのは間違いないですし、Legal EnglishはYale Summer Sessionでちゃんと訓練した(はず)という建前もありました。また、この科目を追加的に履修することで、約$1,300のTuitionが加算されるという関係にあるのですが(後述)、そこまでの価値はないだろう、と思いました(もっとも、事務所のサポートもあるので、自分で全部授業料出すわけではないのですが…)。
その他
Tuition
日本の大学を卒業した者としては、やや違和感がありますが、UTでは、履修科目数によってTuitionが変わります。なお、別の大学に留学中の友人に聞いたら違うと言っていたので、アメリカの大学が全てそうというわけでもないようです。
ご参考までに、Credit数に応じて、Tuitionがどのように変わるかを示したTableを貼っておきます。
次学期の履修予定
上述の「ルール」に記載のとおり、多くの適用ルールが通年ベースである以上、具体的な履修計画も通年で考える必要があります。
今学期の最終的な時間割を踏まえると、以下が次学期で達成すべき「積み残し」ということになります。
1. Professional Responsibility for LL.Ms (2 credits)
Bar受験資格を満たすために必要です。
2. その他Bar受験資格との関係で必要になる科目
今学期で、4 credits (Secured Credit + 同Workshop)を獲得したので、残り2 creditsを取る必要があります。現時点でのストラテジー等も踏まえ、おそらく以下のいずれかから選ぶことになると思います。
3. Concentrationの認証要件
今学期で、7 credits (Secured Credit + Workshop + Seminar)獲得したので、残り5 creditsを取る必要があります。現時点でのストラテジー等も踏まえ、おそらく以下のいずれかから選ぶことになると思います。
ただ、上記1.及び2.では、せいぜい5 or 6 creditsしか埋まらず、残りは、自由に選ぶことができるので、実際には上記3.のリストの中から7 credits以上選んでいくことになるのではないかと思います。
まとめ
以上に書いた履修科目選択は、私自身の固有の事情に基づく部分が非常に大きいですが、冒頭記載のとおり、枠組みや思考過程については、今後同様のプロセスを経ることになる方の参考にもなるのではないかと思います。
ご参考になりましたら、幸いです。
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