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烏場山の花嫁街道を歩く

先の嵯峨山はあっけなくギプアップしたので、捲土重来というのは大袈裟だが、今回の烏場山はなんとか山頂に立ちたいと、老躯を励ましてスタートした。烏場山は標高267mの低山、花嫁街道を登って、花婿コースを下ると、ひと回り13.5km、「歩行時間4時間40分」の長丁場である。

山頂からの眺望

花嫁街道の入り口まで、和田浦駅からおよそ50分。いよいよ山道に入る。要所に道標があって、道に迷う心配はない。第二展望台から眺める房総の海は輝いていた。マテバシイ林を歩いて、〈経文石〉に着いたのが11時半。変哲もない岩があるだけだが、半世紀ほど前には微かに梵字が読み取れたらしい。〈じかい水〉〈駒返し〉も何のことだかサッパリ分からない。12時過ぎにようやく〈見晴台(カヤ場)〉。12時40分、無事に山頂制覇、バンザイ!房総の山々の眺めは素晴らしい。富士山は惜しくも霞んで見えなかった。

第二展望台から房総の海を望む
経文石

くだりはやはり花婿コースにした。〈旧烏場展望台〉から〈見晴台〉〈金比羅山〉を経て急坂を下り、駅に帰り着くまでおよそ5時間。予定の電車に間に合うため、はなその広場や黒滝をパスしたのは残念だった。

花婿コースの見晴台


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