益子の雨巻山を山歩する
いまは昔、シルクロードを旅して、敦煌へご一緒した荒田秀也画伯から、絵画展「道のア・ラ・カルト」のご案内を頂戴した。なんと会場は陶器の町・益子である。西域の情緒に惹かれて、会場のワグナー・ナンドール アートギャラリーを訪ねた。おまけに真岡鉄道は初めてなので、ちょっぴり「乗り鉄」気分も味わった。
あわせて雨巻山の山歩を思い立った。雨巻山は益子町の最高峰、と言っても標高533.3mの低山である。登山口まで1時間余り歩いて、大川戸ドライブインでお昼の腹ごしらえ。三登谷山尾根コースを登って、縦走路を雨巻山へ歩いた。新緑の林間を歩くのはとても気持ちいい。
折り折りに、林間に咲くトウゴクミツバツツジやヤマツツジを目にして嬉しくなる。春から夏にかけて、シュンラン、カタクリ、ナガハシスミレ、キンラン、ギンラン、ヒメシャガなどの花々が登山者を楽しませてくれるらしい。
雨巻山山頂に着いたのが午後3時頃、猪転げ坂を下りて御嶽山へ縦走路を周回すると陽が傾きそうである。思い切って雨巻山尾根ルートを選択、一気に林道へ下って登山口をめざした。大川戸駐車場にはやはり一台のクルマも見当たらなかった。
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