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長淵丘陵をめぐり赤ぼっこに立つ

奥多摩方面は久しぶりである。「赤ぼっこ」という名称の珍しさに惹かれて、長淵山ハイキングコースを山歩した。

宮ノ平駅から多摩川をこえ、ハイキングコース入口から山道に入るのだが、要害山の山頂までの上りはキツかった。立ち止まっては深呼吸して、わが身をひたすら励ますほかない。要害山の山頂を越えると少しラクになった。天狗岩は急階段を下った先と分かって、躊躇なく回れ右した。

要害山山頂
天狗岩への下り階段

赤ぼっこからの眺めは素晴らしい。説明板には、「関東大震災の際、この付近の表土が崩れ落ち、赤土の露出した山となったそうです。そのころから地元ではこの付近を『赤ぼっこ』と呼ぶようになりました。」と記されている。そういえば、渋沢丘陵の震生湖も、関東大震災の時、丘陵の一部が崩壊して出来た堰止湖だった。

赤ぼっこ

赤ぼっこの北西方面の眺望図には高水山、惣岳山、川苔(乗)山、高峰、奥の院、大岳山が列記されている。川苔山は5、6年前に登ったが、標高差1000mはシンドかった。山頂に着くや否や足がつって動けなかったのも、今となれば懐かしい思い出である。北東方向は東京スカイツリーや西武ドームに加えて、筑波山まで見えるらしい。

赤ぼっこからの眺望

青梅駅に辿り着いたのは16時まえ。およそ5時間近く、我ながらよく歩いたものだ。

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