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越生梅林から大高取山ぶらさんぽ

この季節であればと、まずは越生梅林へ足を運んだ。梅まつりのさなかである。園内に立つ佐佐木信綱の歌碑に刻まれた歌に得心した。

佐佐木信綱歌碑

  入間川高麗川こえて都より

   来しかひありき梅園のさと

大高取山の登山口はすぐ近くにあった。山道に入ると、樹木に囲まれて気分爽快である。緩やかな坂道の落ち葉を踏みしめて歩くのも気持ちいい。だんだん気温も上がって汗だくだが、へたばることなく山頂へたどり着けた。バンザイ!である。

落ち葉を踏みしめて
大高取山山頂
山頂から生越アルプスを望む

くだりは桂木山を経由して越生駅に向かうルートを進んだ。山から里に下りると、ところどころに梅畑を見かけ、えも言えぬ風趣がある。広々とした原っぱに牡丹色に霞む一本の梅を見つけて心ときめいた。

原っぱに立つ梅の木

バスもタクシーもないから、ただひたすら歩くのも心地よい。越生駅に帰り着くまで、越生梅林を出てからおよそ4時間。なお、駅から越辺川まで足をのばした。太田道灌ゆかりの山吹の里歴史公園を散策し、丘の上から越生の山々を遠望した。

山吹の里

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