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echo in the canyon

映画『echo in the canyon』
試写会に行ってきました!

ジェイコブ・ディランが、ウエストコーストのレジェンド達に話を聞きながら、聖地ローレル・キャニオンの60〜70年代当時の隆盛と、ウエストコースト・ロックの成り立ちを紐解いていく。
そしてウエストコースト・サウンドを、現代のミュージシャンと共に現代に響かせる。

という、僕の大好きが詰まったような映画。

本やライナーノーツ等を読んで知ってはいたローレル・キャニオンの隆盛。それを当事者たちの口から聞くことで、様々な伝説がリアルとして伝わってくる。
フォークロックの誕生秘話。
ビートルズの影響力の凄まじさ。
バッファロー・スプリングフィールド、ザ・バーズ、そしてビーチ・ボーイズの偉大さ。

ローレル・キャニオンが、"ウエストコーストの聖地"に留まらず、世界のポピュラーミュージックを牽引していた時代。
そこは自由で、溢れる才能同士が、互いを刺激し合い、混ざり合うことで、様々な発明的音楽が生まれ、次々と歴史的な作品が生まれていった。
まさに僕にとって憧れのユートピア。それは確かに実在したのだ。

当事者たちの口からフランクに語られる様々な逸話に、いちいち感動しっぱなし、時折挿し込まれる貴重映像にも釘付けの83分でした。

ジェイコブと現代のトップミュージシャン達とのコラボレーションによるウエストコースト・サウンドの再現がまた素晴らしかった。

そして印象的だったのは、ジェイコブの「ウエストコースト・ロックは何もアレンジせずそのまま演奏しても今に通用する」という言葉。

現代の音楽のそこかしこにウエストコーストの血が脈々と流れているのを日々感じながら、僕自身、自分の表現にももっとその流れを表現すべく、その方法を模索しつづけている僕は、ジェイコブのその言葉に大きく大きく頷いてしまった。

音楽の聖地は数あれど、僕にとってウッドストックとローレルキャニオンは音楽のニ大聖地。
この映画は、僕の、ミュージシャンとしての、さらにそれ以前の、一音楽ファンとしての乾きを潤してくれた。好きなものを、より好きにさせてくれた。

また、とても丁寧な作りで、ウエストコーストやローレルキャニオンといったものに詳しくない人でも、その良き入り口になると思う。

5/27から新宿、渋谷を皮切りに全国順次公開とのこと。
たくさんの人に観て、知ってほしい。おすすめです。

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