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ちば食べる通信5月号〜読者さんへの手紙〜「土づくり」

毎月、冊子と一緒にお手紙を作成してお送りしています。
冊子は、印刷もあるので、発送の少し前には入稿してますが、手紙については、結構直前まで何を書こうか、その時に思ったことを書いてます。
今回は「土づくり」のことを書いてます。


読者の皆さまへ

 5月号の奈良さんのきゅうり、誌面にも書いていますが、土づくりや育て方に本当にこだわってできたきゅうりです。存分に味わって楽しんでください!
 多くの生産者さんにお話を聞くと、土づくりの話がよく出てきます。最近、皆さんが土に触れたのはいつでしょうか?ガーデニングや家庭菜園をされている方や、お子さんがまだ小さい方は砂場で遊んだり、土でお団子を作ったりされるかもしれません。ある研究によると、土に触れることは、癒し効果があるそうです。
 僕は地元の松戸でねぎ農家さんと一緒に市民活動の一環として、植え付けから収穫までの体験を通じてSDGsを学ぼうという取り組みをしているのですが、先日は、植えたじゃがいも畑の草取りや追肥をしました。大人も子供も一心不乱に草を取っていました。子供たちは幼稚園生から小学生。すぐに飽きるのかなと思いきや、夢中になって草を取っていました。大人も終わった後に感想を聞くと「土に久しぶりに触って、夢中になりました」草取りがメインのイベントに20名近くが集まり、30分ぐらいで終わっちゃうかなと思っていましたが、結果2時間近くの作業(途中にお話もしているので)をしていました。
土づくりのこだわりを、農家さんから直接聞いて、肥料についての説明も受けると、知らないことばかり。それもより面白かったようです。
 
 生産者さんから育て方のことを聞くときに、よく自分たちに置き換えて考えることがあります。土は置き換えるとどうでしょうか?根をしっかりと張ることができる家かもしれないですし、栄養を取るための料理、もしかすると寝具かもしれません。
生産者の皆さんが、自分の子供だと思って育てるからこそ、土づくりにこだわるのだと思います。そうやって、親に愛情を注がれて育った食べ物はおいしくなるんだなと思うのです。育児もそうですが、育て方は千差万別。どれが合ってる間違っているではなく、それぞれのやり方を知ることが大事であり、一番大事なのは、愛情を持って育てているかどうかを知ることができるといいのではないかと思います。この人の考え方や取り組み姿勢が好きだなという生産者さんを見つけてもらえたら嬉しいです。
来月号は、八街のとうもろこし、その後は、ホンビノス貝や梨など、様々な食材、そして生産者の取材が進んでいます。読者の皆さんもこの人を是非という方がいれば、メールでも、S N Sのメッセージでも構いませんのでご連絡ください。
 また、創刊号をお送りした時に、お友達紹介キャンペーンを実施しました。改めて今後も実施をしたいと思います。もしご興味のありそうなお友達がいらっしゃいましたら、ちば食べる通信のことをお伝えいただき、お申し込みの際のアンケートに紹介者のお名前を書くようにお伝えください。御二方にお礼をさせていただければと思います。また、紹介の多い方には、ちば食べる通信グッズなどもお送りさせていただきます。
 5月号の感想、ご意見、Facebookグループへの投稿もお待ちしております。それでは、奈良さんのきゅうりをお楽しみください!         ちば食べる通信 佐藤謙太

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