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自分の物語を変えにいこう

よりどころにしてきた「物語」との決別

だんだんと苦しくなってきている、理由を沢山並べないとエネルギーが出なくなっている、「やりがいはなんですか?」って聞かれて詰まってしまう。自分のメインの活動より課外活動の方が忙しくなってきている。

それが自分がよりどころにしてきた「物語」を意識して変える、ということのサインかもしれない。自分が信じて頑張ってきた物語からエネルギーがもらえなくなっているのだ。大体の場合、個人の成長が止まるとか、事業の収支の問題とかよりも先に、エネルギーの収支が問題になるものだ。

今まで共に働いた人からすると、個人では30歳少し手前に大きな転換点があるように思う。例えば「小さな頃から目指してきた国際協力で活躍する自分」という夢に折り合いを付けるとか、「親の呪い」に打ち勝つとかね。

物語を変えるというのは、組織でもおきることである。例えばうちの団体でいうと2015年からの「独立して何とか生き残るために家族のように一丸となって頑張る」という物語から「社会へインパクトを出すためにプロスポーツチームのように切磋琢磨してリスクをとりにいく」という新しい物語を描こうとしている転換点にいる。

一緒に暗闇におりていく

しかしいざ「物語」を変えたいといったってそんなに生やさしいことではない。なんせこれまでのよりどころだったのだ。

その旅路は個人にしたって、組織にしたって、恐る恐る真っ暗闇の中でそろりそろりと足を伸ばして新しい場所を探るようなそんなイメージかもしれない。そして、足場が見つかったわけでなくても、最後には今まで立っていた場所をえいやっと蹴って飛び出すような怖さがある。

もしあなたが1人で勇気が出せないなら、信頼できる人と手をつないで一緒に自分の中の深いところに降りていけばいい。僕の場合もかものはしの仲間や師匠に助けてもらいながら自分の中におりていったのを鮮明に覚えている。

その勇気さえ持てれば、たいていの場合は、すぐにすごく大きな地面に包まれて、「あれ、大丈夫じゃん」ってなるんじゃないかな。それくらい真摯に向き合ったんだから。

祝福のメッセージを受け取りにいこう

そうして暗闇の中で必死にもがいた人、その自分に光をあててどうにか勇気を出して次へ飛び出した人にはギフトが待っている。それは祝福のメッセージ。

「国際協力を目指さなくたってあなたはあなたで素晴らしい」ってことだったり、
「親に認められなくたって別にあなたはあなたで素晴らしい」ってことだったり、
「XXという団体の代表じゃなくたってあなたは大事なひとだよ」ってことだったり、
「うちの組織はちゃんと変化していける組織だって信じてたよ」っていうスタッフからのメッセージだったり。

そして自分のこれまでの道のりを祝福を

そうしたら、自分でも、例え目指すものが変わっても、例え一緒に働く人が変わっても「その時間、一緒に頑張れて良かった」って自分のこれまでの道のりを祝福できるから。

自分が意地になって目指した道、そのまぶしい光のおかげでどれだけのエネルギーと学びと友を得てきたことか。それは目指す光が変わってもあなたと共にいるものだから。

参考 
20代の親の呪いを乗り越えるために大事な3つの原則

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