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Day1の思い出

前回は、「2回目のDay1も学びが多かった話」を記載したのですが、今回はそこに続き「Day1の思い出」をまとめました。

特に初期は、
「売上は上下するが、コストは無意識に積み重なっていく」
「時間が掛かってもまずは自身でハンドリングし、産みの苦しみを味わう」
という点を意識しながらも、楽しみながら準備を進めました。

その上で今回は、「思い出編」ということで、以下についてまとめます。


シンプルでミニマムなオフィス

まずはオフィスについてですが、初期は1円の大事さを噛みしめたく、シンプル且つミニマムでいくことを心掛けていたので、オフィスも質素に必要最低限しか揃えていません。
とはいえ、人材紹介の免許獲得のためには「個室・鍵付きロッカー・面談部屋」が必要です。

上記条件を満たす物件情報をひたすら集め、最終的に敷金礼金なしの5万円/月のオフィスを借りました。立地は良く、個室(執務室)からは東京タワーも見ることができます。東京タワービュー且つ、角部屋。
響きは良いですし夜景は綺麗なのですが、日中はブラインドも付いていないので日差しが強く、エアコンの風は共有部から発せられているので殆ど届かずで、とにかく暑かったです。

また、仲の良い知人に鍵付きロッカーをもらったのですが、その家では猫が飼われていたようで、ガッジガジにかじられた跡もありましたがこれも良い思い出です(笑)

今後も地代は基本的には抑えていきたいと考えていますが、その時その時の組織に最適な場所を選んでいければいいなと思います。

厳密にはガッジガジにかじられたのが鍵の黒い部分なので、アップにしても分からないですが笑


コーポレートは初期からしっかり、専門家に相談しながら

私は仕事柄、コーポレート職の転職希望者の方とお会いすることが多く、これまで色んな組織の課題を聞いてきました。その際に共通しているのが、
「入社した際にコーポレート周りの情報がしっかりと管理されておらず、整理するのが結構タフだった、、、。」という台詞です。

具体的には、”この数字に該当する請求書が無い”と言って探したり、”数字が合わない”、”労務の規定を締結していない”など、過去に遡って、知らない過去を見に行く作業が発生してしまうというものです。

確かに事業に集中していると、その点に関しては後回しにしたくなる気持ちも十分に理解できます。これに対し、私は将来の自分と入社してくれる管理部門の方が不幸になることは避けるべく、苦手な作業ではあるもののグッと堪えて細かくコツコツとやっています。

ただし、私の専門性はコーポレートではないので、知人のコーポレート職を担っている方に会社設立の初期タイミングで何が必須なのかをひたすらヒアリングし、会計士や社労士の方ともコミュニケーション頻度を高め、分からないことや課題を言語化しアジェンダ立て→議事録作成も徹底しました。
今現在はある程度のオペレーションが組め、モニタリングのシートや売上管理が整っており、非常に見ていて安心感があります。

今後引継ぎのタイミングが来てもすぐにお願いできる体制が整いますし、課題感も瞬時に把握できるようになっています。私自身でコーポレートをつくり込んでいくことで、管理部門の楽しさも大変さも改めて知る機会に繋がり、私自身の仕事にも活きている感覚があります。(やっぱりCOOLでSEXYでした)
日々、より生産性が高く、スマートなコーポレートにしていきたいと考えています。

無知からの失敗談

とはいえ失敗もチラホラあります。

例えば融資が決まった際に、振込先の指定依頼をされたのですが、ネットバンキングは不可という話であり、最終的には信用金庫にお願いしました。

しかし、そちらのネットバンキングは「Windowsのみ対応」とのことで、Macを使っておりコストカッターマインドの私は、Windows PCをレンタルで賄おう!と判断しました。
結果、(今考えると当たり前なのですが)そこは銀行のセキュリティがしっかりとしており、レンタルPCでは全くアクセスができませんでした。結局、秋葉原に行って中古のWindowsのPCを購入するという、時間も含めたコストが余計にかかりました。
こういった失敗は今後もあるかと思いますが、反省をしながら素直に学びに変えて進んでいきたいと思います。

何よりレンタルしたのにも関わらず、全く活用してあげられなかったドデカWindows PCには本当に申し訳ないことをしました。
ただ、とにかくデカかったです。

キーボード一つ一つが深く押せました

シンプルだけど生産性の高い仕組み作り

また、初期からNotionで情報をストックしていくのは徹底していました。「組織のルール」「MTG議事録」「ノウハウ」等を全て初期からまとめて日々更新し、意識的に整理しています。

更に、顧客管理に関しては初期からセールスフォースを導入しています。
人材紹介事業の立ち上げ時に多い、最初はスプレッドシートとドライブで管理し、後にツールを入れるという流れがありますが、そうなるとデータ管理や移行の壁が多々あり、時間もコストもかかってしまいます。
そのため、知人に相談しながら要件定義をしてセールスフォースの項目も議論しながら、初期から導入し、情報を適宜入力しながらデータ管理の最適化をしていくことに力を入れています。

ここには情報入力という手間が発生しますが、その点だけ見ると確かにそうではあるものの「将来的な時間短縮・顧客体験の向上」はこの積み重ねで生まれると考えているので日々黙々とメモ→入力を繰り返しています。
この様に色んな方と話し合うのは非常に有意義な時間ですし、結果としてStockされているのはS hireの資産としています。


(組織のルール)
(MTG議事録)
(日々議論をしている内容_ノウハウ)

この短期間で他にも色んな事がありましたが、いずれも良い思い出です。
今後も様々な思い出を自分だけではなく、仲間やお客様と作っていければ最高だなと思います。
そして今後もこのDay1の気持ちとスタンスを忘れずにいたいです。


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