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既存事業の不調を新規事業のせいにされても悲しみしかない

私は教育系の大手企業でDX担当なる役割として働いています。 が、実際には、開発部門からは営業さんと呼ばれ、 営業部門からは開発さんと呼ばれるという板挟み、そしてDX担当は私以外には管理職のみという状態です。

本日の打ち合わせ、既存事業の課長の方から小言をいただきました。

既存の紙の教材の売り上げがよろしくない。
新しいデジタル教材に構ってたからかなぁ。

それを、DIDX担当の前で言うかね。
ソーナンデスネー
という、感情を無くした反応しか、私にはできなかったですね。

とはいえ、ちょっと考えてみた。
本当に、新規事業のせいで既存事業の売り上げが落ちたのだろうか?

課長の言い分は
普段だったら、紙の教材を営業している時間に
デジタル教材の営業をしていたから売り上げが減った
らしい。

たしかに、一理あるかもしれない。

ただし、
デジタル教材をキッカケに、
紙の教材ではアプローチできなかったお客様に会えた!
という営業さんがいるのも事実。

なので、私の中の結論としては、
新規事業をやっていなくても既存事業の売り上げは減っていた、はず。
ぶっちゃけ、営業担当の力量次第。

課長というレイヤーだと、目の前の売り上げを死守する必要があるから、このように
新規事業邪魔!既存事業だけさせて!
という発想になる。

もう一つ上のレイヤーや経営者からしたら、
紙、数年後ヤバい。デジタルやらないと。
新規事業頑張れ!
になる、と思う。

紙が売れなくなったのは、
新規事業のせいじゃなくて、いよいよ
紙、ヤバい。がきちゃったってことじゃないかな?

私にできることは、
紙の教材ではアプローチできなかったお客様に会えた!
って言ってくれた優しい営業さんの成功事例を
既存事業の皆様、課長に共有することくらいだな。

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