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ベネルクス旅行記1/4~海外旅行初心者が選んだツアー

2019年6月、オランダ、ベルギー、ルクセンブルク、ドイツの4カ国を巡った6泊8日の旅行について記録しておきます。

海外旅行初心者が選んだ目的地とツアー

普段の生活は割と行き当たりばったりで、数カ月先の旅行の予定はあまり立てない方なのだけれど、このとき海外旅行に行くと決めたのは、勤続5年のリフレッシュ休暇で2週間の休暇が取れるから。海外旅行の予定は今後の人生でそうそう立てられないと思ったし、2週間まとめて休める機会も、よほど前もって計画していなければ難しいだろうと思われたので、このタイミングは逃すまいと前の年から決めていた。

旅慣れていないので、利用したのはH.I.S.主催の添乗員同行かつほとんど食事付きのツアー。H.I.S.は格安ツアーの印象があるけれど、僕らが利用したインプレッソと呼ばれるブランドは、品質重視の添乗員付き定番ツアーと言われていて、観光地、宿泊先、食事のいずれも「外さない」ことを重視した選択。
旅行に求めることは人によって千差万別で、できるだけ格安で何度もいろんな場所に行きたい派であったり、食事だけは外せない派であったり、ショッピングや自由行動ができるだけ多い方がよい派など、流儀や考え方は本当に様々だと思う。僕らは、限られた時間を有意義に使うため、旅行会社がセッティングしてくれて、世界遺産など旅の初心者がまず押さえるべきところを押さえたツアーを利用することにした。
結論としては、大満足の旅行となったので、この選択は正解だった。

決まらない旅行先

旅行のタイミングは、仕事が落ち着いていると思われる6月と定め(実際は全く落ち着いていなかったw)、その数カ月前から行き先の検討を開始。
新婚旅行でイタリアに行ったのが初めての海外旅行で、それ以来2度目の海外とあって、そもそも自分がどこに行くべきかが分からない。
多分この思い込み自体がよくないのかも知れないけれど、そうそう行けないので、絶対に外してはならないという思いが強い。それで、行き先を決めるためにまずやったことは、「SNSで、お勧めの旅行先を聞く」。
話を聞けば聞くほどどれも魅力的で迷いに迷った。
しかし、このやり方は、旅行先の選定という意味ではどうにも決め手がない。お勧めの行き先は、それこそ世界中にある。スペイン、イタリア、フランスといったヨーロッパを挙げる声もあれば、台湾、香港、韓国といったアジア圏、ベトナム、ミャンマーといった東南アジアを勧める声もある。ハワイがよいというコメントはいくつも寄せられた。ゆっくりしたいならリゾート、バブリーな世界を見たいならドバイ、長期休みがないと難しいエジプトという意見も。
誰もが自分の経験をもとにお勧めの旅先を挙げ、もしくはこれから行ってみたいと考えている土地の名前を挙げる。
自分は一体どこに行けばよいのか?w

自分の行きたいところは自分で探すしかない

その上で気が付いたのは、結局、「自分が目指す目的地は、自分で探して見付け、自分で決めないといけない」という当たり前のこと。勧めて頂いたところはどこもきっとよいに違いない。とは言え、すべての箇所には行けないわけで。
改めて色々調べたり、行き先としてふさわしい旅先がどこかを考えたりした結果、オランダ・ベルギー・ルクセンブルク・ドイツの4カ国を巡るツアーという結論に至った。
まず、以前行ったイタリア旅行の経験から、歴史ある街並みや文化に触れてみたい気持ちが強かった。また、移動時間を考慮して、ある程度の期間がないと難しいヨーロッパ方面を目指すことにした。その中で、いくつかの候補地、予算、旅行代理店、航空会社などから、特に自分が行ってみたいと思えるツアーを比較して決定。
次点でスペイン。ハワイはよいとの声が多かったものの、今回の長期休暇でなくとも行けるのではないかということで見送り。リフレッシュ休暇なので、最初はモルディブあたりのリゾートでのんびり過ごすことも考えたが、夫婦とも健康で元気だし、体力のあるうちに行けるところに行こうという話でまとまった。

6泊8日で4カ国、8つの世界遺産を巡る市中引き回しの刑みたいな過密日程のツアーであるものの、土地勘も前知識もほとんどない僕らは、こういうパックでないと結局どこにも行けずに終わりそうだし、食事付きなので迷わずご飯も食べられる。そうして始まった4カ国旅行。

初日はアペルドールンで宿泊

成田を飛び立ち、ドイツのデュッセルドルフ空港へ。飛行機はANAの直行便。機内食がおいしくて、食後のデザートにハーゲンダッツのアイスクリームまで出てきた。機内のスタッフはきびきびと動いていて、まるでアート作品のようだ。飛び立ってベルト着用のサインが消えると、おしぼりの提供があり、ドリンクの提供があり、食事、デザート。そして食後の飲み物と続く。これだけの大人数を相手に、最低限の人数で隙なく動き回るスタッフ。美しい。

空港からはバスでオランダのアペルドールンに移動。宿泊先は、ビルダーバーグ ホテル デ カイザースクローン(Bilderberg Hotel De Keizerskroon)。重厚で落ち着いた雰囲気の素敵なホテル。

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緯度が高いので、6月は夜7時を過ぎても昼間のように明るい。そのまま室内で過ごすのがもったいないので近所を散策。
周辺は静かで落ち着いた住宅街。その辺に並んでいるすべての住宅は、建物はもちろん、庭のちょっとしたオブジェにまで気が利き行き届いていて素敵過ぎる。

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自転車のオブジェがおしゃれ。

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特に何の看板も出ていないが、やたら立派なお屋敷。個人の家なのか、それとも貴族の城なのかどっちだ。

地元の人たちはフレンドリー。近所の家はなぜかカーテンも引かれていないところも多くて、チラッと見た室内にいた人と目が合ったら手を振ってくれたりして。(覗き見のつもりじゃなかったんです、すみません!)

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上の写真も夜7時過ぎに撮ったものです。青空。

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ホテルの部屋は広くて清潔。

さて、2日目は今回のツアーを選ぶ決め手になった、おとぎの世界のように美しい水路の街、ヒートホールン。

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長くなったので次回に続きます。

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