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自社株買い その意味するところ

こんにちは!
社会人18年生、経営企画部1年生の南です。
勉強した内容をブログに残す事で、自身の学びの定着と、後々振り返る事のできるアーカイブ化を目指しています。

今日は「自社株買い」について書いてみたいと思います。

上場企業が市場に流通している自社の株を買うことを「自社株買い」と言います。
これまで言葉として耳にした事はありますが、何がどうなってどんなメリットがあるのか、詳しいところは何もわかりませんでした。
そこで、これまでの学びを総動員して考えてみたいと思います。思うがままに順不同で書きだしてみます。
買った分の自社株をそのまま持ち続けるか(金庫株)、その分の株を消去するかどうか(株式消去)でも変わってきますが、その辺は今の私にはまだちょっと難しいので、今回もざっくりと都合よく考えて行きたいと思います。

自社の株を買うと、、、

・自社株を買った分の現金がへる(BSの左の上の方)。
・自社株を消去する事で資本金がへる(BSの右の下の方)。
・BSの右と左がバランスする。

・流通する株が減る分、いま株を持っている人の「持ち分」が相対的に増えることになる。
・株主に対して支払うべき配当が少なくなる。

・売上や利益が変わらないとすると、総資産や純資産がへるのでROAやROEが大きくなる(ROA兄弟)。

・ROAやROEが高まるので、投資家からの期待が高まり、株価が上がる。

・発行株式数は減るけど、株価は高まる。時価総額はどうなるか。→一般的には高まると言われている。

・純資産は減るが発行株式数もへる。一株あたり純資産はどうなるか。→これはちょっとよくわからない。分からないから、一旦変わらないことにしておこう。

さぁ、PBRはどうなるか⁉️

色々と書いてきましたが、これらが行き着く先はどこになるか、勘の良い方はピンときたかもしれません。
おそらく前回のテーマPBRに行き着くんだと思います。

1株あたり純資産よりも株価の方が高い状態
→PBRが1よりも高い状態
→現在の資産価値よりも将来の期待値の方が高い状態

と言えます。
上の方で箇条書きした最後のところはまだクエスチョンではありますが、暫定でそのまま進めさせていただくと、

自社株買い
→株価アップ+1株あたり純資産ダウン
→PBRアップ

という事になります。
なんだか狐につままれたような気持ちになりますが(もちろん実際に狐につままれた事はない)、
自社株買いはPBRアップのための施策、という事ができそうです。

だったら自社株買いまくれば良いじゃん!

と思いますよね。
この辺は難しいところで、自社株を買うという事はそのための現金が必要と言うことになるので、好き放題買えると言うわけではありません。

内部留保がたまってくると(お金が余ってくると)投資家から経営の効率化を指摘されることになります。

ある程度成長した企業が、次の段階として、積極的に設備投資を行う一方で、自社株買い、という選択肢が出てくるのかなと思います。

そして、この辺りの采配が経営者の判断ということなのかなと思います。


いろいろな学びがつながってきて、楽しくなってきました。

今日はアッサリこの辺で。

お読みいただきありがとうございました!


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