スキルマトリクス、初めて聞いたぜ!
こんにちは!
「経営企画」について勉強中の南です。
自身の勉強内容の定着・アーカイブ化を目的として本ブログをはじめました。
過去2回ファイナンス関連の記事を書いてみましたが、今日はファイナンスから少し離れて、企業の取締役の「スキルマトリクス」について書いてみたいと思います。
マトリクスと聞いて
さて、私がマトリクスと聞いて最初に思い浮かぶのは、監督:ウォシャウスキー兄弟、キアヌリーブス主演のハリウッド映画『マトリックス』です。改めて調べてみると公開が1999年。現実世界とバーチャル世界の狭間をディストピア的に描いたマトリックスは当時高校生の私がみてもリアリティのある世界観でしたが、20年以上たった今でもおそらく同じだけのリアリティを持っているように感じます。メタバースとARとビットコインとあと物理的な(生理的な)設備をちょいちょい揃えたら生殖機能以外はもう成立してしまいそうです。私は基本的に「シンギュラリティは来ない派」ではあるのですが、この手の妄想は大好物であります。マトリックスをビジュアルに思い出す時、キアヌリーブスが後ろにのけぞりながら弾丸をかわすシーンが有名ですが、個人的にはエージェント・スミスがワラワラ出てくるシーンが特に印象的でした。あと、もう10年以上昔になりますが表参道駅の半蔵門線のホームが真っ白に改装された時にマトリックスの「アーキテクト」のいる部屋みたいでカッコイイ!と1人で盛り上がった事があったのですが、いま検索してみたらアーキテクトのいた部屋は壁全面に小さいディスプレイがビッシリ埋まっている部屋で表参道の半蔵門線ホームとは全然違っていました。人間の記憶なんて本当に当てにならないですね。
・・・・・さて、本題に入ります。
マトリクスとは、上記の映画ではおそらくラテン後の元々の意味「母」、そこから派生して「母体・基板」などの概念をあらわしていると思われますが、
今回のテーマ「スキルマトリクス」のマトリクスは、さらに派生してた意味としての、数学の「行列」を意味しています。
そして、各企業が取締役(経営者)に期待するスキルを定め、各取締役が持つスキルを一覧の表にまとめたものが、今回のテーマである取締役(経営者)の「スキルマトリクス」です。
企業における取締役とはいったい何なのか。このテーマは是非一度掘り下げてみたいのですが今日は一旦置いておくとして、
上場企業が開示しているスキルマトリクスを見てみると、結構面白いです。
求めるスキルってどんなもの?
企業が、取締役(経営者)に求めるスキルには、「企業経営」「財務・会計」「営業・マーケティング」「グローバル」「ガバナンス」と言ったような項目が並び、企業によって大体5〜8項目のスキルを設定しているところが多いのですが、たまに特徴的な項目を設定している企業もあり、その社風を垣間見ることができます。
企業のスキルマトリクスを実際に見てみる
前回の記事では、ユニクロ(ファーストリテイリング)のバランスシートを見てみましたが、今回も身近な企業でいろいろなジャンルの会社から、パナソニック、メルカリ、無印良品(良品計画)のスキルマトリクスを見てみたいと思います。
(スキルマトリクスは株主総会の招集通知に掲載されている事が多く、こちらもネット上でアクセスできます。)
https://holdings.panasonic/jp/corporate/investors/pdf/st115_00.pdf
https://pdf.irpocket.com/C4385/vlQV/hwYI/U85H.pdf
https://ssl4.eir-parts.net/doc/7453/ir_material_for_fiscal_ym3/124896/00.pdf
私が所属している会社も昨年からスキルマトリクスを定めて開示しているのですが、そんなものがある事を今回はじめて知りました。
ご興味を持たれた方いらっしゃいましたら、是非ご自身の会社がスキルマトリクスを設定しているかどうか調べてみて、そのスキルと自分の強みとを照らし合わせてみたりして頂ければと思います。
また、スキルマトリクスなどが載っている「株主総会招集通知」、こちらには各企業の情報が分かりやすくコンパクトにまとまっていて、パラパラとめくるだけでも結構な発見がありとても有意義でした。
気になる企業があったら、その企業の招集通知を覗いてみると面白い発見があるかもしれません。
経営企画のお勉強、WACC、バランスシート、スキルマトリクスときました。
次回は再びファイナンスについてか、もしくは社内企業(社内ベンチャー)にまつわる何かについて少し書いてみたいと思います。
それでは今日はこの辺で。
お読みいただきありがとうございました!
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