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Art Director / Listen 代表 Based in Hiroshima…

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Art Director / Listen 代表 Based in Hiroshima https://instagram.com/listen_kentaro_ooi

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最近の記事

風邪で体調を崩したまま迎えた43回目の誕生日。2歳の娘が寝付く直前、小さな声で「とーちゃんのことだーいしゅき」と呟いた。幸せってシンプル。

    • カメラ難民の私が最終的に出した答え。

      最近、カメラを買った。 Nikonの一眼レフを約10年前から所有しているのだけど、いかんせん大きくて、いつしか触るのに気合が必要な存在になっていた。 日毎に成長する2歳の娘との何気ない時間を記録したくて、新しいカメラの購入を検討すること数ヶ月。 今回のカメラ選びで私が重視したいポイントは以下の5点。 気軽に持ち運べるコンパクトなサイズ感 子供や家族の普段の様子を撮りたい 風景や物なども気になった時にさっと撮りたい なるべく雰囲気のある写真が撮りたい カメラ自体

      • おじいさんとおじいさんのジャンケンを見かけた。

        • 遊ぶ。

          昨年、2022年のテーマは、「耕す」だった。 デザイン事務所Listenには昨年秋に新たにデザイナーが加入し、新しい土を混ぜることができた。 個人的には10代・20代の若者への講演を2度させていただいた。あらためて自分の仕事や考えについて客観視でき、若者からもエネルギーをもらえて大変意義深かった。 一方で、年始に一念発起して始めたnoteの記事が2022年の5月(いや、ちゃんと書いたのは3月まで)でピタリと止まっているのを見れば一目瞭然、早々に仕事と1歳の娘の育児が暮ら

        風邪で体調を崩したまま迎えた43回目の誕生日。2歳の娘が寝付く直前、小さな声で「とーちゃんのことだーいしゅき」と呟いた。幸せってシンプル。

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        • 今日のひとこと
          2本

        記事

          「全部のせ」は一番贅沢な感じがするけれど、その店の一番の味ではないと思う。

          「全部のせ」は一番贅沢な感じがするけれど、その店の一番の味ではないと思う。

          手前味噌。

          恒例のひなた農園さんの味噌づくりへの参加は、今年で3度目。 東広島市志和町のひなた農園さんは、完全無農薬・無化学肥料で丁寧に野菜を生産している農家だ。 2017年に企画からアートディレクション、デザイン、取材執筆と総合的に制作させていただいた「HIROHIMA GOOD TINGS」という広島県内の豊かな暮らしのための良いものをキュレーションする企画で参加をお願いしたのをきっかけに、今もご縁が続いている。 ひなた農園さんがどんな農家かというのは、ぜひその記事を読んでほし

          手前味噌。

          もやしをすすらない人生を。

          娘、一歳の記念に、一生食べ物に困らないようにと願いを込めて、一升餅を背負う。 一升の重さには耐えきれず、訳もわからず混乱してしまったけれど、半分の重さにしたら誇らしげに立ってくれましたよ☺︎ 事務所にいつも出入りしてくれる乳母ーズのみなさんや、コロナ禍であまり顔を見せられない義父もこの日は見守ってくれて、思い出深い成長の節目。 酒好きな義父と久々にゆっくり呑むこともできて良かった。 振り返れば楽しんだのは大人ばかり、、かな笑 はて、ところで一生食べ物に困らないという願

          もやしをすすらない人生を。

          「まつがい」の質について。

          ほぼ日の「言いまつがい」のコーナーをちょくちょく覗いて15〜6年になるだろうか。 いつもクスッとなるのだが、普段の生活で質の良い「まつがい」に遭遇することはなかなかない。 そう、「まつがい」には質というものがあって、良いまつがいにはえも云われぬ「とほほ感」や「しょんぼり感」といった哀愁のあるおかしみを孕んでいる。 ある時、私が妻に「コンビニ行くけど何かいる?」と尋ねると、妻が何か甘いものを食べたいということで「アフォガード買って来て」と言う。アフォガードとは、バニラアイ

          「まつがい」の質について。

          【AWARD】APAアワード2022経済産業大臣賞を受賞しました。

          日本広告写真家協会 APAアワード2022 広告作品部門 経済産業大臣賞 —- 広島PARCO 「こころまでステイしてたまるか。」 —- アートディレクション、デザイン、コピーライティングを担当させていただいた、広島PARCO「こころまでステイしてたまるか。」の一連のビジュアルが、この度、日本広告写真家協会APAアワード 広告部門の最高賞にあたる経済産業大臣賞を受賞しました。 ローカルから発信したメッセージを1961年から続く歴史あるアワードで高く評価していただけたことは

          【AWARD】APAアワード2022経済産業大臣賞を受賞しました。

          ど田舎の高校生と、イームズと。

          先月、ビンテージイームズのアームシェルとワイヤーチェアを購入した。 今から20数年前、90年代後半に、「ミッドセンチュリーブーム」というものが日本で巻き起こった。1940〜60年代を代表するデザイナー、チャールズ&レイ・イームズや、ジョージ・ネルソン、エーロ・サーリネンらが発表したミッドセンチュリーモダンと称されるデザインの椅子や家具の再評価だ。 当時高校生だった私は精一杯背伸びして、イームズのシェルチェアに″似た″60年代製、クリーム色のFRPの座面にコロ脚のついたアメ

          ど田舎の高校生と、イームズと。

          耕す。

          2022年が幕を開けた。 昨年から、自由気ままに文章を書き留めていきたいと思っていたのだけど、何について書けばいいかはっきりとまとまらないまま、入力画面を開いては一向に筆が進まずに閉じる、という無意味な動作を何度繰り返したことか。 ブランディングや広告のためのアートディレクション・デザインという業務を生業とする私は、クライアントの問題解決のための日々を過ごしている。「新ブランドを立ち上げたい」とか、「お店をオープンする」とかの相談に、どんな思想や特性があるのか、どんな人に