道路わきの絶景滝湯@4カ国目ラオス 世界八十八湯温泉めぐり

おはようございます!世界の温泉をめぐる温泉道の旅。4カ国目はラオス

■ラオスへの行き方

ラオスへはバンコク経由などのフライトが早いはず。ちなみに、僕らはベトナム、ホーチミンからバスで陸路、国境を越えカンボジアの首都プノンペンへ。APUの先輩の家で泊めていただいたあと、さらにバスで、アンコールワットで有名なシェムリアップへ。シェムリアップでは、かものはしの青木さんご夫妻と仲良くさせてもらい、かものはしのファクトリー( http://www.kamonohashi-project.net/activity/factory/cfvisit/ )をご案内いただいたり、IKTT( http://www.iktt.org )で森本喜久男先生にとても大きな学びをいただいたりしながら、さらにバスで陸路国境を越えて、タイのバンコクへ。バンコクからは鉄道でラオスのヴィエンチャンへ。ヴィエンチャンからさらにバスで北上し、ラオスの田舎町バンビエンにやってまいりました。(カンボジアには残念ながら温泉を発見出来ずでしたので、めちゃくちゃ素敵な出逢いの連続でしたが、ここではなくなく割愛します。(T_T) )

ちなみに、普通に日本からいくなら、バンコク経由とかのフライトが早いはず。^_^

■ラオス国内の移動

国内の移動には深夜バスを利用しました。都市間の移動はバスで良いかと。

■ラオスの温泉と入浴施設

さて、ラオスに温泉なんてあるのか?と半信半疑でしたが、ありました。ナムケン温泉と呼ばれているらしい。つっても、入浴施設と呼べるものではなく、トラックがバンバンとおる国道沿いの脇に、こんな感じで、ふと浴槽らしきものがさらされてる。笑

いちおう、温泉とは書いてる。とはいえ誰もいない。

とりあえず、情報収取のため、この温泉の道の向かいにあるドライブイン(みたいな店)で情報収集。

ここで働いてるらしいオバちゃんに「あれ温泉?」「入れる?」みたいなことを身振り手振りで訪ねてみる。するとオバちゃん「入れるけど、なに、わざわざこれに入りに来たの?」みたいな怪訝そうな顔。

ですよね。

というのも、ここはそこそこ田舎なバンビエンのマチから約40キロ離れたさらに田舎。外国人がわざわざ来るようなところじゃないのす。

ま、おばちゃんの怪しむ視線を回避しつつ、温泉へ。

だだっ広い浴槽は、全般的に少しぬるま湯。「あれ?これ温泉なん?ただの天然プールやね?」と、やや不安になりましたが、泉源らしい滝に向かうほど水の温度が温かくなり、流れ落ちる水に触れたとき「おぉ!これやっぱ温泉やん!」と、ホッと一息。

あとはこの天然に滝湯にうたれながら、地元の子供達が湯遊びに興じるのをぼーっとながめる。道路脇というのが多少気になりますが、空も広く抜けて、開放感いっぱいの天然滝湯露天でした!

■ラオス湯めぐりのお宿

ラオスではバックパッカーむけの安宿には困りません。値段もそこそこ、施設もそれなり。やや残念だったポイントは、音。川沿いの静かな景観がウリのはずのバンビエンの安宿がある地区は外国人バックパッカーに迎合しすぎてる観があり、当時の流行だったレディーガガとカンナムスタイルがMTVで深夜もガンガン流れてたことくらい。

■湯めぐり、この一皿!

ベトナム・カンボジアを経てきているので、ラオスだからこれ!といった食べ物は正直浮かびません。が、意外なとこでパンケーキなんてどうでしょう。バンビエンの外国人観光客むけの安宿とかレストランはどこも似たような欧米風メニューで、そのなかの目玉がでっかいパンケーキ。屋台とかもあります。アジア感はないけど、ボリュームはあるので、これはこれで、ぜひ。

■ラオスならではの湯巡りの楽しみ方

さて、ラオスの湯巡りでおすすめしたいのが、レンタルバイクでののんびりドライブ。とくにバンビエンからナムケン温泉までの片道80キロ近い道程は、過酷ながら、絶景と、ラオスの人々の生活が垣間見れて楽しいので、ぜひ経験してもらいたい!

あたり一面にバーっと稲穂がみのる豊かな風土や

道沿いにつらなる集落の家々の作りも面白い。

そんな人々の暮らしの背景には、切り立った山とそれを覆う緑と空の青のコントラストが、どこまでも続く。こんな道をのんびりドライブすると、奥田民生さんのイージューライダーを歌いたくなるってもの。w

大声で歌いながら走っていると、とおりすがりの旅人に、全力で挨拶をしてくれる子供たちに出くわすことも。

学校帰りの少年少女たちも笑顔で挨拶してくれます。

ラオスで出会った方々、みなさん人懐っこくて、僕はとても好きです。ということで、ラオス湯巡りではバイクにノリながら、ブラブラしてみてください。いろんな人達と「袖触れ合う」ことができるはず!

■おなじような体験ができる(はずの)べっぷの温泉

さて、ナムケン温泉と同じく、広々とした景観のなかで緑と空の青につつまれる。そんなことが別府でも可能なんでしょうか?はい、もちろん可能です。笑

知る人ぞ知る、別府の秘湯のひとつ鶴の湯なぞはいかがでしょうか。ここは野ざらしの温泉。地元の有志の方々が、着替えのための小屋をつくったり、季節ごとの管理をしてくださってるそうです。ここにはAPU学生時代、よく愛車のカブにのって夜中風呂に入りにいっていました。墓場を乗り越えた先にある温泉のため、夜は少し怖い。が、その先には、こんなに贅沢な天然露天があるのか!?と毎回驚かされます。そして、本当にありがたいことに、ここも無料で入れるんです。

写真は、めちゃくちゃイケてる別府温泉紹介サイト 極楽地獄別府さんよりhttp://www.gokuraku-jigoku-beppu.com/entries/collaboration-with-jal-3

ここには別府に訪れた旅人も、別府で学ぶ学生も、地元民もくるので、クロスボーダーなコミュニケーションも楽しめる。どなたかわかりませんが、いつも、管理してくださっている皆様、本当にありがとうございます!

■まとめに
ラオスで学んだのは「なにもない」ってことが一周回って世界的な観光資源になるってこと。バンビエンのマチにはのどかな田園風景しかなかった、けれど、だからこそ、それを失った国々や大都市の人々は、わざわざ訪れるのです。たとえば別府にあるなにかも、古いから、何もないから、というワタシたちの常識だけで切り捨てるのではなく、世界から見たら?といった広い視野で捉え直してみると、意外な宝物に見えてきたりするかもしれません。

■ラオス、ナムケン温泉の基礎データ

・日本からのアクセス、航空機バンコク経由で首都ビエンチャンへ。その後ローカルバスでバンビエンへ、バンビエンからはレンタルバイクで80キロの工程をひた走ってください。

・湯ノ質、普通(というか、滝湯として楽しい)
・景観、極上
・設備、とくになし、脱衣所もないので水着着てからいくとよし。
・人情、良、出会った誰もが穏やかでした。
・料金、無料
・営業時間、24時間(ただ、暗くなるとほんと何もないから気をつけて)

■別府、鶴の湯の基礎データ
・別府駅からの行き方、別府駅西口からAPU行亀の井バスで20分、明礬バス停下車その後、ああだこうだ坂道をのぼりながら墓地をぬけると温泉。バス停からあるくと30分位か?レンタルバイクないので、レンタカーがおすすめです。別府の友達つくるのも良いかと。^_^
・水質 良、お湯はいいです。ただ季節によって湯量など変化のため注意。
・設備 とくになし、手製の脱衣所があります。男女混浴
・人情 普通(ダレにも出会わないことも多々)
・料金 無料(ありがたや~)
・営業時間 24時間


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