ポロリもあるよ@世界八十八湯温泉めぐり6カ国目、ミャンマー

おはようございます!今日は世界の温泉をめぐる温泉道の旅。

6カ国目はミャンマーの湯めぐり。わたしが訪れた時は、まだ軍事政権下でしたが、とにかく出会う人々の誠実さが本当に眩しかった。経済解放されたいま、その国の人々が、カネの猛毒に侵されていないことを願いつつ!

■ミャンマーへの行き方

ミャンマーへは、バンコクから飛行機でした。当時はまだ軍zに政権下ですので、タイからの陸路入国が禁止されていたのでした。(いまは、どうなんだろう。)

■ミャンマー国内の移動

ミャンマーの国内移動は、深夜バスでした。首都ヤンゴンから、北部のインレー湖に向かう道などは、舗装された高速道路があり道中快適なんです。ほかにも、プロペラ機でフライトするという方法もあるにはあったらしいですが、それよりは陸路をオススメしたい。なぜなら、深夜バスが立ち寄る、休憩所というかドライブインのご飯がやたら美味しいから!

下の写真は、ヤンゴンからインレー湖に向かう過程でたちよったドライブイン。このとき深夜2時くらい。豪華でしょ?ここに限らずドライブインで出てくる、豚肉のカレーがなぜか死ぬほど美味かった。ゴロゴロでかい豚の塊がスパイシーなルーの中からはみ出している。食べたい。

■ミャンマーの温泉と入浴施設

さて、ミャンマーに温泉なんてあるのか?もちろん、あるんです。

まずはインレー湖畔の Khaung Daing 温泉。ここはリゾート施設として作られてるらしく、外観も内装もシャレオツ。

下が浴室。天然露天風呂というよりは、プール。インレー湖畔の清らかな空気と、晴れ晴れとした青空のもと、のんびり過ごすことができます。

ちなみに、ここでは要注意事項が。スタッフの方に「水着を着るの?」というようなことをジェスチャーで伝えたところ「いらないよ」という仕草。「え!嬉しい!裸で入れるのか!」ということで、意気揚々とタオル一枚を携えて全裸でこのプールサイドへ。すると、一人だけいたヨーロッパからのお兄さんが、何やら怪訝そうな顔でこちらを。よく見ると、彼は赤い海パンを履いている。「ま、文化の違いかな。わかるよ、恥ずかしいもんね。」とおもって、お湯につかってると、今度はミャンマーの方らしきおじさんがプールサイドへ、彼もまた水着を履いている。「あれ?もしかして、間違ってるのはオレのほうなのか?」と心の中で焦りつつ、慌てないふりで颯爽と更衣室にもどって水着を着て、再び浴室に戻りました。

インレー湖の温泉を堪能したら、深夜バスで中部の都市マンダレーへ。そこからさらにバスを乗り継ぎ北東の温泉地、ラーショへ向かいます。ここまで来ると、中国雲南省との国境に近く、町中で見かける人々の顔つきも、インドっぽい顔から、中国っぽい顔の割合があがってきました。

まちなみも、こんなカンジに。バスを降りたところで、わっと、よってらっしゃるバイクタクシーの中から、一人ヒトの良さげなテンテン(自称)さんに温泉まで載せてってもらうことに。マチから20分位走ったところで、待ち構えていたのがこちらラーショ温泉。

でっかいプールみたいな温泉ですが、湯量も豊富で温かい!

水面からみるとこんなかんじ。

地元の方々の、生活の場でもあるらしく、みなさんのんびりと、頭洗ったり、洗濯したりと、まぁ自由です。ちなみに、ミャンマーではロンジーと呼ばれる腰巻きスカートをはじめ、布を身体に巻いただけといいうスティーブもびっくりなくらいシンプルなの服装が一般的。温泉はいっていても、おばちゃま方は、自分の頭やら、洗濯物やらに気を取られて、ポロリ、ポロリとおっぱいこぼしまくります。普通健全な男子なら多少は喜ぶところかと思いますが、残念ながら、エロさは皆無です。笑

■湯めぐり、この一皿!

ミャンマーで、食べてほしいのはカレー、とくに先程お話したした、ドライブインの豚カレーは絶品。ほかにも、ヤンゴンの町中などで屋台で食べられるマグロカレー(マグロのみがゴロゴロしている)なども美味しいです。

ちなみに下の写真は、ヤンゴンの町中で、学校帰りに串焼きを買い食いしている子どもたちの風景。あー、うまそー。

■湯めぐりの宿

ミャンマーでは当時、外国人は民泊などはできず、外国人が泊まれる宿は指定されていました。安宿といっても、一泊15ドルくらいはして、アジアを回るバックパッカー的には少し高いな、という感じでしたね。ちなみに、なぜか宿の朝ごはんは、どこもこんな感じ。外国人むけ?ということなのか?

■ミャンマーならではの湯巡りの楽しみ方

さて、ミャンマーの湯めぐりならでは楽しみ方として、僕があげたいのは、ミャンマーでは仏教を味わい尽くせ、だと思います。というのも、私が訪れた時までは、なかば鎖国状態だったためか、敬虔な仏教徒が多く、町中で出会う人出会う人、の誠実さと勤勉さに惚れ惚れしてました。

たとえば、自分が驚いたのは、このマンダレーの長距離バス乗り場での出来事。ラーショに向かった際バスのなかに靴を置き忘れてしまいました。通常、バックパッカー旅してたら、こういいった忘れ物は二度と出てこないというイメージがある。なので、「まあ、出てこないだろうけどダメ元で」という気分で、ラーショから三日後くらいにマンダレーにもどったときに、「靴を忘れたんだけど」と何事もつかない言葉で、お兄さんに伝えると、事務所の奥から靴をもって出てきてくれました。「え?とっててくれたの?ありがとう!!」と感慨もひとしお。まぁ、当たり前っちゃ、当たり前なのかもしれませんが、日本同様、落とし物が出てくるって、実は世界では、そんなに当たり前なことでも無い。だからこそ、ミャンマーの人々の誠実さみたいなものを、僕は感じたんですね。

つづいて

仏教を感じるという意味では、たくさんの建造物や寺院もあります。上の写真は1000の仏塔がそびえると言われるバガンの夕刻にとった一枚。ここは、人生でぜひ一回は訪れる価値のある場所だと思います。

特に、地平線に無数に広がる仏塔の先に、夕日が沈む姿は圧巻です。

またインレー湖では、ボートにのって湖の上の寺をめぐることができます。

湖のうえでは下のような感じで建物がたっています。

この下は全部インレー湖の水面。すごい面白い景観ですよ。

こんな感じでボートにのせていただいて水上寺院へ

湖の上に立つ寺院の内部

この島(これは島なのか?)の中には市場も開かれていて、賑やか。そこにもお坊さんが溢れてる。(面白いでしょ~)

さいごに、道路を修理しているのか、遊んでいるのかわからない小坊主のみんな。

ほかにも、ヤンゴンのゴールデンパゴダ(黄金寺院)とか、とかく、日本とは違う、だけど通底するものも感じられる仏教の風、ぜひ感じてみてください!

■おなじような体験ができる(はずの)べっぷの温泉

さて、仏様のありがたさを感じられる温泉かぁ、、、別府とはいえ、さすがにそんなのあるのか、、、、いや、あるわ。笑

それがこちら、鶴寿泉です。

写真はツーリズム大分県の観光情報サイトより
https://www.visit-oita.jp/spots/detail/5888

この鶴寿泉は、明礬温泉地区にある共同浴場。別府では決して珍しくないのですが「脱衣所・即・浴室」という、これでもかというくらいシンプルな建築様式。さすがに明礬地区なんで、泉質はもう超極上。そのうえで、有り難いことにここの入浴料はなく、代わりに入り口の仏様にお参りをして、多少なりともお賽銭を、、という粋なシステムなのです。だから、カネのない学生には正直めっちゃありがたかった。

僕にとっては学生時代実家から、APUに通う道の途中にある温泉でもあり、大学に行く前のひとっ風呂。講義の合間のひとっ風呂。帰宅途中のひとっ風呂と、まぁとにかく、もっとも多用させていただいた温泉でもあります。

ほら、もう天国でしょ、別府。まじで。ということで、みなさんも大地の恵みと、仏様のありがたさに、ぜひ触れてみて下さい!

■ミャンマー、ラーショ温泉の基礎データ

・日本からのアクセス、ANAは成田ーヤンゴンの直行便があるみたい。そこから、中部の都市マンダレーへ深夜バスでむかい、さらにバスに乗って北東に向かえば、そこはラーショなはずです。(言葉が通じないので、ノリ間違えたり、ノリそびれないように気をつけて!😃)

・湯ノ質、良
・景観、良
・設備、特段なかったので、水着着てからいくほうがいい。
・人情、極上(仏の国)
・料金、あれ、いくらだっけ?笑
・営業時間、ちゃんとした施設なので日中の適切な時間

■別府、鶴寿泉の基礎データ
・別府駅からの行き方、別府駅西口からAPU行亀の井バスで20分、明礬バス停下車その後、歩いて5分。
・水質 極上
・景観 普通
・設備 とくになし、脱衣所と洗面器のみ、シャワーもありません。
・人情 良(話しかけると、だいたい会話盛り上がりますよ。)
・料金 お賽銭(無料といえば、無料だけど。)
・営業時間 7~20時


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