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Drop D Tuning is Good.

・エコロケ振り返り2曲目

ちわっす、ケントです。
人間の記憶って曖昧ですね、もう製作していた時期の記憶が少しずつ抜け落ちてきています。嘘やろ
もうちょっと思い出の賞味期限あってくれよ。

今回は、Orca-Lucaミニアルバム「echolocation」から
never ever trueという楽曲について、振り返り!

・むちゃくちゃ曲を作っていた5〜6月

前回のnoteにて、今年上半期はすっごく製作していたと宣っていたけど
実際一番集中的に製作が進んでいたのは実は5〜6月あたりで、
アルバムの大体の曲がその期間で出来上がっていた。
まあゼロから全てがそのタイミングで一気に出来上がったというよりも、
こんな曲作りたいなあ、というアイデアが数曲分、頭の中で徐々に長い間蓄積されていって、それが具現化していったのがたまたま6月だった、みたいな出来上がり方だった。
never ever trueもそんな最中にぽつんと完成した記憶があります。
ただ順番的には割と後半に生まれた曲で、
曲のオケ部分を作りながら、並行して歌詞と歌メロも書くという
並列同時進行で作り進めていたはず。

・みんなで歌いたかった

Orca-Lucaというバンドの魅力のひとつとして、
めちゃくちゃグッドなメロディを「みんなで歌える」という
シンガロング感というのがあるな、と常々メンバーと話していて
Superblue然り、ハートビート然り、そういった大合唱系の曲が、
おそらく今回の音源にも必要だろうと考えていました。
俺自身も、「なんかスタジオとかそういう狭いとこでお客さんも含めて
みんな揉みくちゃになって、全員で拳上げて大合唱してるemoい画」みたいな、
そういう景色が一番最初にイメージとしてあって、
その“画”にはどんな曲が当てはまるんだろうな、という
メロでも歌詞でもない「景色先行」という新たな作曲のきっかけから
この曲は作り始めました。
なので、全体的に直球ストレートな00年代emoをアレンジ案として据えつつ、言葉数を少なく、メロの文節を分けてシンプルにしていくというのを考えて歌を書いてたかなぁ。
でも今思い出しながら小難しくしてるだけで実際あんまり色々考えて作ってなかったかも。

歌詞を書きながら、どこの部分をみんなと合唱したいかな〜と考えて、
散々悩んだんだけど

「きみの感情が揺れ動いた その波の中で」

この部分をこの曲一番の大シンガロング部分にしたくて
今回レコーディングにて初の試みとして、俺たちOrca-Lucaのメンバーが
普段お世話になっているバンドマンの仲間たちに、渾身のシンガロングを録音してもらい、
それらを元気玉よろしく集約させてもらいました。

川口淳太(fallsheeps)
氏家颯士(kageori)
野崎友納(Lana)
寺谷 光(No Double Dip/Calmera)
クマガイユウヤ(THE NAAV)
同道公祐(RED ORCA/Aahun)
高浦"suzzy"充孝

みなさま本当にありがとうございました!

実際にライブでもみんなでっかい声でシンガロンしてくれるの本当に嬉しいです。

・ぼくらは 間違ってばっかだった

この曲の歌詞をうちのまえちゃんは本当に気に入ってくれていて、
俺個人としても、長年バンドをやってきて、音楽を鳴らしていく中で
ふと緊張の解けた夜中とかにうっかり考えてしまうようなことを
自分のかなり理想系なバランス感で言葉にしたためられたかなと思っています。
never ever trueって完全に造語というか
文法的にも100パーおかしくて、こんな英語絶対ネイティブの人らには伝わらないんだけど
なんか妙にサビのメロディとむっちゃハマっているという気持ち良さだけで
力技していく感じがこの曲のサビのいいところですね。

正解なんてどこにもないよ
抱えた傷だけがすべて

いやーパンチラインですね。(ハイパー自画自賛)

・悩む曲、悩まない曲

歌を何曲も作ってると、決まって
メロなりアレンジなり、歌詞なり色んな箇所で悩みに悩んで
完成までに時間がかかる曲と、
意外とスムーズに全ての工程が進んで
一筆書きのように事が進む曲と、
この2パターンに分かれてくるのですが、
never ever trueは本当に後者で
この曲が流れてる時に見たい景色がちゃんとイメージとしてあったから
必要な要素がポンポンはまっていったという
作ってて非常にテンションが上がってくるタイプの曲でした。
全曲これからこんな感じで作れればいいのに。

次回のnoteでは、個人的にOrca-Lucaの中でも新機軸になったと思ってる
bird viewという曲について書きたいと思います。
それではおやすみなさい。


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